天 候: | 晴 |
参加者: | 18名 |
費 用: | 1840円 |
行 程: | 南浦和=武蔵五日市―大悲願寺―天竺山―南沢あじさい山―金毘羅山―武蔵五日市=南浦和 |
暑い陽射しの下、山里の家々の佇まいを眺めながらそぞろ歩く。人家が途絶えると、活きの良いホタルブクロの花が目に飛び込む。梅雨のさなか、久しぶりの自然との触れ合い。すぐに長い白壁の塀に囲まれた大悲願時。1600年代の建立といわれる重厚な楼門、一面の立派な彫刻に目を奪われる。その先には、またまた目を惹く観音堂。色彩を施された彫刻が軒下をぐるりと囲む。地獄と極楽を現しているという。都指定の有形文化財の本堂からは、読経の音が朗々と流れくる。さらにその先で現れた都の里山保全地域。山裾に入り込む田圃を、都と地域住民が大切に保全。子供たちに田植え体験や、ザリガニ・オタマジャクシなどとの出合いの場を提供。幼かりし頃に駆け巡った田舎の光景を懐かしく思い出させる。 いよいよ里山へ。オカトラノオや合歓の木の花が、初夏の趣を演出。よく手入れされた檜の林の中、標高は低いが涼しい風が心地よく吹き抜ける。登りきった天竺山の頂には、山内神社がぽつねんと。しかしその向こう側には、関東平野の大展望。スカイツリーや新宿のビル群、大宮界隈のビル群もくっきりと。早々の昼食を摂りながら一休み。あじさいの咲く山道を一気に下り、五日市駅近くを通り越して、一路あじさい山を目指す。一時間ほどの長~い山里の道を延々と。所々に植えられたあじさいの花を楽しみながら辿り着いたあじさい山は、40年近くにわたって個人があじさいを育ててきた個人所有の山だという。維持管理のための300円の協力金を献金箱に投入し、期待しながら入山。路の両側にも、向かいの山の斜面にも、何種類ものあじさいの花が最盛期。堪能しつくして、金毘羅山を目指す。結構きつい登りの果てに辿り着いた頂は、木々に囲まれた藪の中。木の幹に張り付けられた表示板に、「金毘羅山 470m」の表記。ほとんど素通り状態で、大岩の巻道をすぎると琴平神社。ここにも木の幹に表示板があり 「金毘羅山 468m」 と。先ほどより2m低いが、こちらの方が山頂としては納得。いよいよ下山。路傍にはウツボグサの紫色が点々と。6月も末、緑濃い山々を眺めながら、緑に覆われた山道をひたすら下って五日市駅に無事到着。近くにありながら未知の里山、そんな世界へ導いてくれたリーダーに感謝。 I.記 |
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