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1140 東北・飯豊本山

2015年8月21日(金)〜23日(日)

飯豊連峰の最高峰、大日岳に向かう稜線。次回必ず歩きましょう。

 
 雨模様の中、熊谷駅に集合。予定変更も頭の中に入れ、とりあえず出発。宿泊先は快適なリゾートホテルで温泉付き。明日の天気を気にしながら、まずは乾杯。
 1日目の目覚めから天気予報に食い入る。曇り模様ながら午後からの雨予報に一同ガックリ、対応策を協議し、飯豊連峰を大きく迂回し、一泊で飯豊山を望める中津川口ルートを選択し、大日杉小屋に向かう。造りの立派な小屋は快適空間で宿泊費も格安。管理人さんや同宿登山客も含めて、途中、道の駅で買い求めたスイカでパーテイを開催し、親睦を深めた。
 2日目、朝4時起床も小雨混じりの天候に、しばし出発時刻を遅らせる。雨が小ぶりになり、6:00出発。途中、「土砂降りとなれば、地蔵岳で撤退」も覚悟の出立であった。高度をあげるに従い、雨は小止みに、おもわずきつい登高中でも笑顔となる。ただ展望はガスのため開けず、帰りの楽しみとなった。地蔵岳を過ぎるとルートは上り、下りを繰り返し、笹薮や残雪の沢すじを迂回したりと歩きにくいコースではあったが、良質の水場と心誘われるお花畑の風景が前進できる力となった。切合小屋に順調に予定時刻に着くことができたことにより、明日の行程短縮の為、本山小屋まで足を伸ばすことにした。このあとの2時間あまりのコースは、結構ハードな登りがあり、展望の悪さも手伝って、息の上がる箇所であるが、先の見える距離でもあるため風の強さにも耐えて進むことができる。本山小屋は小ぶりの二階建て。ただ多い時には50人以上も泊めたと管理人さんは話していました。夕刻には太陽も顔を出し、ブロッケン現象を宿泊人全てが樂しむことができたとは幸運であった。初御来迎を経験できました。明日に備え、早目の就寝となる。
 3日目、4時起床。小雨も出発時には晴れ、天候は回復基調、5:30に直近に見える飯豊山に向かう。今日の展望は最高。近場の大日岳の勇姿や各尾根筋はもちろんのこと彼方に佐渡までみることができた。山波のたおやかさや緑の深さは、やはり人気の名山である。登ってよかったと実感させるひと時である。帰路、小屋横の飯豊山神社にも他の人の賽銭に乗っかりではあったが、しっかりお参り、願い事もした。
 昨日、見通せなかった周辺の景色を堪能しながらの帰りルートは、圧巻。お花畑もみのがしていた花々の数が豊富で、イイデリンドウを筆頭にざっと20種類以上はありました。帰りのルートの岩場、下り坂も結構な速さで降り、予定下山時刻を大幅に短縮して、12時少し回る時刻に駐車場に着くことができました。
 今回の山行は、山小屋では全て自炊で、全ておいしい米を食べることができました。アルファ米ではなく、普通の米を高所でおいしく食べることができるとは、リーダーの日頃の実践成果であることがお腹で実感できました。特に3日目の朝食、チーズリゾットは絶品でした。疲れ気味の3日目の下山を一糸乱れずのスピードで押し降れた原動力となりました。この能力があれば、山でのシャリバテ遭難などという事態は回避できるはずです。金持ち山行を目指す方ならどうでもいいことでしょうが、庶民の節約山行には、なくてはならない技です。ちなみに今回の山行での食費は一人全部で1000円でした。本山小屋で特別に夕食を頼んだお客は朝夕食で一人4000円でした。
 今回の山行は登る体力、技術だけでなく、花の知識、食の技、写真の撮り方、気象判断などといった山に登るための総合力を養わせていただいた印象に残る山行でした。
 感謝。

Script by K. and Photo by O.

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