天 候: | 晴 |
交通費: | 2500円(浦和駅起点) |
参加者: | 16名(うち1名お試し参加) |
行 程: | 浦和駅(7:49)-北鎌倉駅(9:19)-建長寺ー半僧坊ー十王岩ー百八やぐらー太平山(昼食) -獅子舞の谷ー鎌倉宮ー鶴岡八幡宮ー鎌倉駅(15:08)-浦和駅(16:40) |
「鐘突けば銀杏散るなり建長寺」、荘厳な山門を潜り境内を横切って烏天狗十二体が待ち構える石段を登りきると、そこは富士見台。好天の日ならばここから富士山が見えるはずであるが春真っ只中の鎌倉は花霞に覆われ、期待の展望は無かった。ここが鎌倉アルプス縦走コースの基点である。 広葉樹に囲まれた山路は緩やかなくねりの中にも時々小岩峰が現われ緊張感が漂う。木々の間から見える鎌倉の町並。歴史が語る八百年は源頼朝が三方を山に囲まれたこの地に幕府を構えた理由が理解出来るものであった。その一方の北側に立ち並ぶ新興住宅は興ざめな感もあったがこのアンバランスさが古都鎌倉の歴史を興味深く色鮮やかに引き立てているとすれば、それはそれなりに美しく見えたから不思議である。 鎌倉アルプスの最高峰という太平山の山頂直下で昼食を採った。ここは広場になっていて老若男女、若い夫婦が幼い子供を連れたりしていて賑わっていた。その楽しい憩いの広場の上空を鳶が悠々と滑空していた。天気は崩れることも無く絶好のハイキング日和は当に幸運の一日である。 下山してからは頼朝の墓に立ち寄り往時を偲び最後に参拝したのが鶴岡八幡宮である。参拝客が多くそれはまるで新年初詣の様相であって歩くのにも苦労したが、これだけの人集めを出来る歴史の重さは流石というしかない。全員無事鎌倉駅に着き列車を待っているとホームから、あの名曲が流れる。独特の哀愁感漂う「鎌倉」の歌である。 今回はテーマは無論ハイキングであったが、五時間近く歩いたので案外疲労も大きく、全員が列車の席に着いた時は安堵感と充実感があった。鎌倉は春夏秋冬一年中楽しめる町の様である。 O.記 |
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