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1101 鳳来寺山と飯田線の旅

2015.3.19(木)~20(金)

天 候:雨・雨
交通費:17000円
参加者:12名

 
1日目  「青春18きっぷ」で、飯田線全線踏破と鳳来寺山も登ろうという魅力の企画につられ、にわか乗り鉄となった12名、早朝の南浦和を意気高く出発する。
 岡谷で飯田線に乗ったのは、12時半近く。ここからの200KMを路線バス並みに2,3分間隔で停車しながら行く2両編成の可愛い電車は、天竜川と並走するように山峡に入る。一両分をほぼ貸切の状態の我々は、特徴ある駅に停車するたびに、車内をウロウロして写真を撮り、秘境駅では車掌さんにおねがいして、ホームに降りてスナップを撮らせてもらったり。(もう、怖いもの知らずの歳の甲...。車掌さん、ごめんなさいね)
 荒々しい流れの天竜川の川霧、盛りの梅、早咲きの桜を堪能しながら、長時間をアキもせず過ごせたのは、参加のみなさんの豊富な話題と回る回るおいしいお菓子のおかげ、であろうか。長旅の夜は、おいしい温泉と愉しい宴で更けていった。

2日目  早朝5時半に朝食をだしていただき、6時にはバスで鳳来寺入口まで送っていただく。雨は降っていたがそれも想定内なので、期待の?長階段へと歩き始める。
 参道は歴史を感じさせる家々の佇まいが奥ゆかしく、芭蕉や山頭火のゆかりの句碑も建つ。かって、ここで声の仏法僧といわれるコノハズクの鳴き声がNHKで実況放送され、その後も初夏の風物詩になったのが懐かしく思い出される。石の階段はとても歩きやすく、古人の思いがわれわれの足にもやさしい。
 本堂、奥の院、鳳来寺山山頂と歩をすすめるも、雨雲はますます濃く立ち込める。2千万年もの昔の火山活動で噴出されたという岩岩の登山道は、雨と苔と木の根で滑りやすく神経を使う。鳳来寺東照宮に寄るころには時間も押していて、宮司さんに近道を聞いたりしたが、やはり予定通り行者越え、湯谷峠のルートが確実なので皆、歩を速める。ちょうど、湯谷峠で車道と交差したので、リーダーの判断で宿にバスのお迎えを依頼する。おかげで、ひとつ先の「ほんながしの」駅から、予定の時刻の飯田線に乗ることができた。
 「豊橋」で名古屋方面に足をのばす元気な4人とわかれて、「青春18きっぷ」有効利用の旅は事終了となった。

T.記

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