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1088 赤城山スノーシュー

2015年1月31日(土)

天 候:晴のち吹雪
参加者:22名(支部11名、本部11名)
費 用:3200円
コース:熊谷駅=赤城山旧第三スキー場で歩行練習9:48〜11:15―八丁峠11:57―地蔵岳12:25〜32
―小沼13:30ー鳥居峠14:06ー14:21駐車場=(一浴)=熊谷駅

 関東平野は昨日、雪が降った。今日は当然西高東低の冬型になるはずだったが、日本海に小さな低気圧が残ったので、これは案外群馬の山は天気がいいかもと、ちょっと期待して出発した。案の定バスからは霧氷が輝く赤城山黒檜山が見えていた。だがその小さな低気圧が東に抜ければ、急速に吹雪になるだろう、果たしてそれは何時?
 上武バイパスから赤城県道に入り、旧料金所跡を過ぎると、少し雪が出てくる。箕輪の駐車場で休憩がてら、ドライバーさんがバスのタイヤにチェーンを巻く。なかなかこれは大変な作業だ。ここからは雪の道を大洞へと急ぐ。青空が美しい、願ってもない天気だ。
 ビジターセンターの駐車場でバスを降り、すぐ前の旧第三スキー場でスノーシュー歩行のおさらいをする。スノーシューは今日が初めてという参加者が半数近くいる。平地を歩き、そこそこの傾斜の斜面を登っていく。特別な技術は必要ないとはいうものの、やはり慣れが必要だ。また上りはまぁまぁでも、下りになると極端にスピードが落ちる人もいた。スノーシューで歩くこと自体が目的ならまだしも、山登りのためのスノーシューにはもっと練習が必要では?という感じだ。
 そんなこんなで練習しているうちに、ベールのような灰色の雲がかかってまずは黒檜山が見えなくなってきた。予感していた吹雪の時間が来てしまったようだ。そこで、黒檜山の登頂は諦めて、風当たりの弱いはずの南斜面からアプローチできる地蔵岳に登り、小沼、覚満淵と周回することにした。樹林帯をかつての八丁峠から赤城山第一スキー場に抜ける林間コース目指して登っていく。ロープウェイまで整備された首都圏から一番近いスキー場というのも、今は昔のお話である。コースに出会って登って行くと八丁峠に出る。この頃にはもう完全に吹雪の中の登山になってしまった。
 峠から地蔵岳に向かって登る。夏はほとんど階段の道だが、今日は全部雪に埋まって歩きやすいことこの上ない。だが、強風に乗って顔に当たる雪粒が痛い。冬山の厳しさを実感しながら頂上へと登っていく。頂上に着けばさらに激しい風が我々を襲う。もちろん展望などない。記念写真を撮って早々に退散する。しかし写真に写る我がメンバーは、なんと脳天気なことか!・・・だが、この明るさ、気楽さが慣れない雪の中の行動で、ガチガチになっている参加者の過度な緊張をほぐしてくれる。その効果はさっそく、ここからの下山時に発揮されたように思う。今日の行程を変更した時も、共通の認識を持つメンバーたちからの声があった。ツノ付き合わせて相談しなくても、即座に同じ行動がとれる仲間は素晴らしい。何より登山の安全性を高めてくれる。ありがたいことだ。
 下りにかかると慣れもあってか、歩きやすい新雪の斜面を好んで自在に下る参加者も出てきた。せっかくスノーシューを履いているのだから、自由に自分のトレースを刻んで歩いて欲しい。人のトレースを辿るだけならツボ足で登れるのだから。皆転がるようにして、また吹雪を吹き飛ばすかのような陽気さで、八丁峠に降りてきた。
 さてここからは小沼、鳥居峠、覚満淵とたどって駐車場に戻る。小沼は完全に結氷している。さらに強風の中を歩いて、鳥居峠に向かう道に入る。概ね夏道がわかるが、小さな沢を越えるところで、かなりの急斜面を登るハメになる。登山用でないスノーシューの人はちょっと苦労したようだ。でも多くの皆さんが、スノーシューなら相当なところまでイケるという実感を得たのではないだろうか。
 かつて利平茶屋からのケーブルカーの終点だった鳥居峠は、いつものように烈風が吹き抜けて、歩くのも大変なくらいだ。だが一歩覚満淵側に降りると、急に静かになって今日の山行のフィナーレを迎える。誰もいない静かな覚満淵を抜けて駐車場に戻る。

O.記

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