参加者: | 35名 |
費 用: | 4300円 |
コース: | 大宮7:30=児玉町根岸9:30―吹越山11:00―大阪嶺11:40~12:00―榎峠12:10―百対観音堂13:00~14:00=大宮16・00 |
吹越山は「武蔵国郡村誌」にその名を記されているものの、地元民からも忘れ去られている山。古老に聞き、ようやくその山を特定できた。
今回は、当初予定の逆コースで、吹越山を含む児玉地方の山稜を周回した。 起終点となる児玉町の根岸集落は「高窓の里」と言われる美しい山麓の集落で、古墳時代から連綿として続く史跡が多く残っている。その根岸集落の晋明寺の裏手から、吹越尾根の末端にとりついた。この尾根には踏み跡もないが、藪も少なく、おおむね歩きやすい。ただし、この尾根を下りに使う場合、地形が複雑で迷いやすいので注意。もっとも、迷ったとしても、強引に下れば大きな危険を犯さずとも里に出られそう。 吹越山までは良好な雑木林がつづく。この季節は明るく雰囲気がいい。低山ながら起伏が多く、急坂や岩っぽいところもあり、けっこう楽しめる。 山頂は山林に囲まれ、山名表示もない。ただし、近くに送電線の鉄塔があり、せっかくの雰囲気に水を差している。 山頂から、さらに吹越尾根を郡界山稜(上武山稜)までたどるが、巨大な鉄塔のところで間瀬湖から登ってくる「北武蔵ハイキングコース」に合流する。ほどなくして林道を横切り、上武山稜に達する。大阪嶺で昼食後、榎峠まで北武蔵ハイキングコースをたどる。 榎峠道は、馬で物資を運んでいた時代、秩父と児玉を結ぶ幹線道路だった道で、歩く人が絶えて久しいものの、道形ははっきりしている。ただ、児玉側への下り口は笹で覆われ、不法投棄の土砂が散乱している状況で、突っ込みたくない雰囲気。意を決して突っ込むが、笹藪は100mくらいでなくなり、先に行くにしたがい、道もはっきりしてくる。 やがて、出発地点の根岸集落に到着。蝋梅の甘い香りに満ちた道を抜け、布袋堂や百体観音堂を見学し、帰路についた。 T.記 |
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