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993 安達太良山スノーシュー

2014年3月1日(土)〜2日(日)

青空がのぞく中、勢至平を行く。


1日目 霧雨の熊谷を出発する、宇都宮あたりから明るくなり、那須高原SAでは薄日がさしてきた。
 登山口のあるあだたら高原スキー場まで殆ど雪のない道路が続き、スキー場の駐車場では多くの車が駐車していたがゲレンデの客は少ない。ゲレンデ脇でスノーシューを装着して登山口道標からなだらかな林道を進み、橋を渡ると登りが始まりすぐに汗だくになる。寒くなく薄日の雪山はまぶしくサングラスが必要。
 1時間程登ると勢至平に出る、平坦な雪原にアイゼンやスノーシューのトレイルが続き、稜線はガスで見えず。右へカーブする巻き道を越え左に折れるとくろがね小屋が見えてきた。途中に岳温泉の源泉があり、小屋の前に水くみ場がある。
 小屋では大勢の登山客で特に若い人達で賑わっていた。源泉の温泉が熱くて私は湯あがりに軽い貧血を起こしてしまった。小屋では水が凍るため食事提供ができず、コンビニ弁当や持参品ではあるが楽しい夕餉となった。消灯の8時半迄若い女性客の大声がやまなかった。

2日目 前夜沸かしておいたお湯で簡単な朝飯を済ませ粉雪の降る中、小屋の前の斜面を登ると山頂を目指す真っ直ぐのトレイルが続き、まもなく峰の辻の道標を右に登ると頂上直下に着く。スノーシューからアイゼンに履き替え狭いルートをたどると安達太良山頂である。
 ガスで視界ゼロではあるが気温は-4℃でさほど寒くはない。再びスノーシューに履き替えて峰の辻に戻り薬師岳に向かう、緩やかな雪道を下り石の祠と鐘のある薬師岳で小休止の後、急坂を五葉松平へ下る。途中で谷を挟んだ向こうの斜面に牛のような大きなカモシカ1頭と後ろの茂みに中くらいのもう1頭のカモシカが踏みとどまっている。スキー場近くで見たのは初めてだ。
 いくつもの踏み抜いた深い穴を避けながら斜面を進むとゲレンデの上に出る。ここからゲレンデの端をスキーヤーの邪魔にならぬよう直線に下るが新雪の粉雪は快適に歩行出来る。リフト乗り場までの長いコースを下ると、車道には昨夜から今朝に降った雪が積もっていた。
 帰路、岳温泉の瀟洒なホテルでの入浴と値段の割にはうまい昼食を堪能する。当格安ホテルで一泊し日帰り登山やロープウエイ(あだたらエクスプレス)利用の紅葉見巡りも支部山行計画に出来るとみんなも納得した。
 東北道は帰路も渋滞なく快適に走行し明るいうちに熊谷駅に到着、長時間ドライバーもされたリーダーの労をねぎらい感謝します。

I.記

 
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