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980 四阿山スノーシュー

2014年1月18日(土) 本部合同

斜光線に浮かぶ根子岳、右奥にうっすら見えるのは黒姫山。


 素晴らしい快晴に恵まれた。
 あずまや高原ホテル駐車場から、スノーシューを装着して登り始める。菅平牧場に入れば、真っ白な雪原に一筋のトレールが伸びている。このあたりからの北アルプス大展望を期待していたのだが、今日は裾野のほうがぼんやり見えるくらいで、山座同定は困難だ。やがて疎林の中に入ると、徐々に傾斜が急になり高度を上げていく。雪が少ないためか、八合目付近では地面が少々露出している。
 頂稜近くなると、周囲にはモンスターになりかかった木々が並び、ひときわ高く四阿山の頂上が望まれる。素晴らしい青空の中に、これから登る雪面が吸い込まれていくようで、先行する仲間たちは紺碧の空の高みへと登っていくかのようだ。そして待望の頂上にたどり着く。ここでは360度の大展望のはずだったが、遠方の山々は見えず残念。だが、この季節に素晴らしい青空と微風の頂上に立てたことに感謝したい。また、ほとんど夏時間でこの雪山を登り切った17名の大部隊の頑張りにも心から拍手を送りたいものだ。
 しばし憩いのひとときを過ごした後、下山にかかる。帰りはグングンと下る。午後の斜光線に輝らされて、立体感を増す山々を眺めながら、先程登ってきた道を降りていく。日没と競争するかのように、スノーシューを軽快に滑らせていく。そしてまだまだ夕暮れには余裕がある時刻に、駐車場へと戻ることができた。

by O.

 
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