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1018 奥多摩・熊倉沢遡行

2014年5月11日(日)

すっかり沢登姿が板についた。


 天候は快晴・気温は27℃夏日との予報、武蔵五日市駅は、周辺の山行に向かう登山者で溢れている。登山口までのアクセスはバス、数馬方面のバスは2台増発3台で登山者を運ぶ。我々は、南郷集落まで30分ほどで到着、その後40分ほど歩行、入渓点は落合橋の少し先である。早速身支度を調えて入渓、いざ出発。
 沢筋は、先の大雪の影響で倒木が多く荒れており、沢歩きは倒木を潜り・跨ぎして難儀する。途中数ヶ所の難所・小滝をロープの助けを借りつつクリヤしていく。稜線までほぼ半分の距離のところから沢水は伏流となり涸れ沢となるが、途中からいつの間にか水が現れてきた。沢筋末端から稜線までのやぶこぎはきつい、いつものことだが、ゼーゼーハーハー心臓の鼓動が高まる・・・。
 稜線をしばらく歩き、下りやすいところから谷へ向かって下降する。ようやく沢筋上端にたどり着いた時に、犬の吠え声、さては飼い主とはぐれた猟犬か、腹を空かして気が立っていないかと心配するが、現れた犬は意外にも胴長60-70cm程の人懐っこい子犬、GPS発信器を首に装着。このわんちゃんが下りの集落・南郷まで我々の周囲を駆け回りつつ同行することとなる。
 途中3回の懸垂下降を行い障害となる滝を通過、懸垂下降の3回目はお手の物となる。沢下りは、登りより滑りやすいため気を遣う。
 予定では、さらに右沢を登り返し、浅間峠から山道を上川乗へ下るはずであったが、荒れた沢筋と3回の懸垂下降等に時間を費やしたため、このまま下降しスタート地点の南郷へ行くこととする。元気なわんちゃんに先導を許しようやく南郷集落へ到着。わんちゃんは飼い主のところへ行ったのか、いつの間にか消えた。
 今回の山行は、荒れた沢筋といくつもの小滝に難儀したが、参加7人怪我無く下山でき、飛び入りのわんちゃんには心和む一日となった。

H.記

 
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