天 候: | 晴 |
参加者: | 11名 |
費 用: | 2510円 |
コース: | 南浦和=奥多摩=奥多摩湖―サス沢山―惣岳山―御前山 ―トチノキ広場―栃寄森の家―境橋―奥多摩=南浦和 |
紺碧の水を湛えた奥多摩湖の堰提を渡りながら、周囲の山々を仰ぎ見る。山裾は新緑と桜が微笑むように穏やかな景観を造りだしている。 湖畔の登山口から御前山の頂までの標高差は870m。最初から急登の連続。ぐんぐん高度が上がり、息もあがる。たちまち湖面は遥か下の方に。木々は冬枯れ状態となり、木の間越しに遠望も楽しめる。枯れ落ち葉に覆われた山肌にカタクリの花だけが点々と現れる。その可憐さをカメラに収める姿が目立つ。急登と初夏のような暑さに、体はしきりに水分補給を要求する。 漸く頂上と思ったところは惣岳山(標高1349m)。気合を入れなおして更に進む。鹿除けのフェンスの中側はカタクリの花がさらに多い。御前山の頂に立ち、落伍者もなく標高差870mを3時間で登りきったメンバーの体力に感心した。 登ってしまえば後は下るだけ、楽勝と思いきや、これまた一苦労。下山路は今冬の大雪の被害で大荒れ状態。警告の表示はあっても、下山しないわけにはいかない。雪崩による倒木があちこちに残されている。倒木を乗り越え、残雪を慎重に下る。 舗装された林道に下り立った時には、やれやれと一安心。残雪から抜け出した直後に目にした山里の一面の桜に、ひとしきり感嘆して山行に幕を下ろした。 I.記 |
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