S143 東北:月山・鳥海山
  
期   日:2025年10月2日(木)~4日(土)
参 加 者;7名
費  用:約56,000円
コ ー ス:1日目移動
       JR新幹線大宮駅(JR新幹線とき301号)6:33~新潟駅8:10/8:23 (JR特急いなほ1号)~鶴岡駅10:13/11:00
       ~トヨタレンタカー11:15/11:45~湯殿神社~七ッ滝~鶴ヶ岡城跡15:15/15:45
       ~アポホテル山形鶴岡駅前(泊)15:55
 電車レンタカーバスを乗り継いで11:50分に湯殿山神社に到着参拝しました。湧き出る湯量に、昔の人々がここに神様がいらっしゃる・大事にしなければ、という思いを理解できました。足湯に浸かると道中の疲れと足の怠さが不思議なほど取れ、明日(来世)からの山行に向け気持ちが引き締まります。 湯殿山神社でリセットしたのち日本の滝100選の一つ七ツ滝に向かいます。湯殿山月山の参詣道として栄えた六十里越街道にある滝で、かつて湯殿山参りをする行者が滝に打たれて篭もり身を清めたそうです。私達は聴覚と視覚で心を清めました。また、麓にある多層民家の里田麦俣集落の茅葺き屋根の民家では、屋根の修繕をされている職人さんに建築物維持の大変さを伺い、貴重な時間となりました。 鶴岡市街地に戻り鶴ヶ丘城址公園に向かいます。現世の大宮で生まれ育った私は、この雪国で築城し室町時代から人が知恵を凝らして生活してきたと思うと人間って丈夫だな と思いました。 夕方にはホテルに入り各々夕食に向かいます。鶴岡の魚はとても美味しく、神道歴史食にと充実した一日でした。

(K  記)


      2日目 アパホテル 6:00 月山8合目登山口 7:00/7:34  仏生池小屋 9:32/9:36月山神社.山頂 10:58/11:33
          仏生池小屋 12:24/12:35 月山登山口 13:53/14:00 羽黒山神社 15:10/15:40
          国民宿舎大平山荘(泊) 17:00
 月山8合目登山口は快晴。眼下に広がる庄内平野は秋色の佇まいである。遠くに鳥海山、朝日連峰や飯豊連峰も臨める。近景は、たおやかな高原が幾重にも拡がり、草紅葉は黄金色に輝き波打つ。登山道は、良く整備され歩きやすい。弥陀ケ原小屋から仏生池、頂上に至る登山道は、日の光を受けたミネザクラやミネカエデは赤や黄、オレンジ色に輝き、笹の緑と空を映す池塘が点在し、紅葉の帳とはこのことかと思える豪華さの中の歩きである。頂上には月山神社がある。創建は飛鳥時代だそうで、高山帯にあるため、簡素で堅牢な造りである。月山神社にお参りし月山頂上に登頂する。その後、頂上直下の草地で昼食となる。午後の陽は、紅葉した木々の色を一層鮮やかにする現象で、感動の照葉紅葉に足を止めながらの往路下山である。弥陀ケ原小屋前で下山する月山神社の関係者か、首から下げている法螺貝を聞かせて頂く機会を得た。神聖な空気感の中に法螺貝の音は、低く、太く響く。正常な波動として邪気払う効果があるのか、紅葉に浮かれていた気持ちが一気に心引き締まる思いに十分な出会いであった。月山は、信仰の山である。  
 月山下山後、次の目的地羽黒山神社へ。 樹齢300年~500年の大杉の荘厳な参道を歩き羽黒山山頂にでる。境内には、圧巻の大きさで三神合祭殿が待っていた。入母屋造り茅葺き屋根は傾斜の強く、ガッシリとした建築物で豪雪対応の屋根と想わせる。ここは、出羽三山全ての神を一度に参拝することが出来るのだという。また、楼鐘は、切妻造り茅葺き屋根で簡素な造りであるが、三神合祭殿共に国の重文である。近世の意匠を伝える貴重な建築を目にすることもでき素晴らしい一日であった。

(H  記)


     3日目(10/4)晴
       コ ー ス:大平登山口4:20→河原宿5:50/6:00→御浜小屋6:30→御室小屋9:30/9:45→鳥海山(新山)10:07/10:25
           →御室小屋10:45/11:00→御浜小屋13:20→大平登山口14:45
 日本百名山の一つであり秋田県と山形県の県境にそびえる名峰「鳥海山」満天の星空の下、大平登山口から登り始める。 夜が明け始め、空が少しずつ明るくなる頃、振り返ると海の方角にうっすらと影鳥海が浮かび上がり、幻想的で神秘的な光景が広がっていました。 道中では、草紅葉や景色を楽しみながら歩き進め、気づけば山頂手前の山小屋に到着。そこから先は岩場が続き、気の抜けない道のりです。それでも一歩一歩登り続け、山頂に立った瞬間の達成感は言葉にならないほどの感動でした。 下山はリーダーの見事なペース配分のおかげで、予定より早く登山口に到着。 無事に下山できた安心感とともに、花の咲く頃に、また訪れたいと思うほど素敵な山でした。
 計画してくれたリーダーそして一緒に歩いてくださった皆様に心から感謝します。ありがとうございました。

(K  記)




1 一日目:まず、湯殿山神社にお参りしました。


2 七ツ滝、茅葺き家屋に立ち寄り、その後、鶴ヶ岡城跡を散策。

3 二日目:鳥海山を背に月山山頂を目指します。

4 月山山頂にて。

5 錦秋!佛生池小屋遠景、鳥海山と池塘。

6 月山の紅葉に後ろ髪を引かれながら下山します。


7 出羽三山神社をお参りして、宿泊先の大平山荘で夕食。

8 三日目:午前4時出発。日の出前、日本海を背に歩を進めます。


9 雪渓が僅かに残る千蛇谷を下り、谷の対岸へ


10 鳥海山(新山)にて。


11 鳥海山を後に下山の途につきます。


12 無事下山。休憩時間を含めて10時間の山行でした。.

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