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期 日:2025年10月12日(日)~13日(月) 1泊2日 参 加 者;15名 費 用:26.800円(JR交通費は含まず、宿泊費16000円及び現地交通費等) 旅 程:往路: 大宮7:01発〜(たにがわ401号)〜上毛高原7:50着 上毛高原~(チャーターバス)〜鳩待峠9:30着 復路: 御池15:20発〜(路線バス)〜尾瀬口船着き場16:05着〜 (奥只見湖遊覧船)〜奥只見ダム17:10発 〜(路線バス)〜 浦佐18:30着/浦佐18:53発〜(とき338号)〜大宮19:47着 歩 程:1日目:鳩待峠9:45・・・横田代11:25・・・中原山11:50・・・アヤメ平12:05・・・ 土場13:30・・・竜宮十字路15:10 ・・・尾瀬小屋15:40(泊) 2日目:尾瀬小屋7:20・・・温泉小屋8:00・・・天神田代11:15・・・上田代12:20 ・・・御池13:10 1日目(晴): 出発の数日前から2つの台風の動きに一喜一憂していましたが、車窓から見える空は上毛高原へ向かうにつれて徐々に明るくなり、チャーターバスに揺られて到着した鳩待峠では青い空と白い雲が待っていてくれました。同行の晴れ男大明神のおかげ!想定外のいいお天気!(まず、ひとつめのまさか!)に心ウキウキ歩き出します。 ブナやダケカンバの黄葉とオオシラビソやササの緑が美しい林の中、緩やかな登り坂を進んでいくと、突然視界が開け、草紅葉が輝く横田代の湿原に出ます。振り返ると、たおやかな山容の至仏山が微笑んでいました。中原山を過ぎ、ここも草紅葉が広がるアヤメ平では前に雄大な燧ヶ岳、後ろに至仏山、右手に日光白根山を望むことができ、富士見峠の手前では遠くの山肌が黄や赤のグラデーションに染まっていました。 富士見峠(富士見田代)で道を左に折れ、燧ヶ岳と山頂だけが「逆さ」に映る池塘とを写真に収め、長沢新道を尾瀬ヶ原へと向かいます。とここまでルンルンの山歩きのようですが、足元に目を向けると、前日の雨で道はぬかるみ、濡れた木道は濡れ落ち葉が積もってさらに滑りやすく、木の根っこが所々に張り出し、一歩一歩緊張の連続でした。富士見峠から2時間余り、慎重に長沢新道を下ってようやく尾瀬ヶ原(龍宮)に出ます。 そして、「こっちだよ」と呼んでいる燧ヶ岳を真正面に見ながら、宿泊先の尾瀬小屋に到着。 1日目は約11km、休憩を含めて6時間弱の歩程でした。お風呂で汗を流した後、いただいた夕食はなんとカジュアルフレンチ(豚肉のコンフィ、芝エビのエスカベシュ、オニオンスープとブラウニー)でした!(ふたつめのまさか!) 2日目(小雨): 二日目は霧の中から出発。まず、平滑ノ滝展望台を目指しましたが、下りの階段で安全が確保できないとのリーダーの英断により、木の間から水の流れが垣間見えるところから先に進むのを断念。霧雨が小雨に変わり、前日よりも足元に気をつけながら進みます。ブナやトチノキなどの黄葉にオオカメノキやナナカマド、ヤマウルシの紅葉が彩を添え、雨に煙る林と湿原が続く裏燧林道を辿り、御池に着きました。2日目は約10km、休憩を含めて6時間弱の歩程でした。 1日目は柔らかな秋の日差しの下、輝く草紅葉や木々の紅葉を、2日目は雨に包まれ、やさしい秋の色に満ちた尾瀬の風景を満喫しました。 御池では、奥只見尾瀬口へ向かうバスの時刻まで2時間の待ち時間があり、大きな怪我もなく無事に歩程を終えたことを互いにねぎらいながら、ビールと飲まない人はアップルパイでひと息つきました。 定刻通りのバスに乗って奥只見尾瀬口に着き、遊覧船に乗船。約40分の船旅で色づく前の奥只見湖の閑静な風景を楽しみました。 奥只見ダムからはバスでJR浦佐駅まで、そして上越新幹線で帰路の途につきましたが、JR浦佐駅までの道のりで通る奥只見シルバーラインは、19のトンネルが連続し、全長22kmのうち18kmがトンネル(みっつめのまさか!)という国内でもまれな道で、SFに登場するような「地底道路」でした。 参加者が十二分に楽しめるように配慮に満ちた山旅を企画、手配して下さったリーダー、それを支え、係を担当して下さった方々、熊鈴より有効な(!)おしゃべりで和気あいあいと同行して下さった皆さんに心よりお礼申し上げます。 (調べました) *尾瀬の標高1,400m前後はシラカバとダケカンバの分布境界で、尾瀬ヶ原では両方が見られ、尾瀬ヶ原より標高の高い鳩待峠、富士見峠、至仏山や燧ヶ岳の中腹などで見られるのは概ねダケカンバとのことです。 *登山道で見かけた大きな、大きな落ち葉はホオノキかトチノキのようです。どちらも数枚の葉っぱが集った形でついていますが、トチノキの葉っぱは一枚の大きな葉が深く切れ込んで何枚もの葉に見えている(複葉)そうです。またホオノキの葉はギザギザなし、トチノキの葉っぱはギザギザありです。朴葉味噌も栃の実せんべいも美味しい! (H 記) |
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1 新幹線とバスを乗り継いで来た鳩待峠(標高1591m)から出発
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2 黄色に紅葉したブナとササのコントラストが美しい鳩待通りを登る。
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3 道端の朽ちた巨木には食べごろの“なめこ?”が無数に。
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4 黄金色に輝く草紅葉の横田代から眺める至仏山は絶景です。
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5 中原山(標高1968m)の森林帯を越え現れた絶景地はアヤメ平です。
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6 富士見峠の池塘に映る“逆さ富士(燧ヶ岳)”に見入る面々。
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7 長沢新道の急坂は木の根や岩が多く注意して下る。
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8 尾瀬ヶ原の木道からの“赤く紅葉した木々と草紅葉”は流石だ。
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9 燧ヶ岳を正面に見つつ尾瀬小屋に向かいます。
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10 尾瀬小屋での夕食。食事とビールは最高で、明日も頑張るぞと。
2日目 2025年10月13日(月)
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11 昨日の晴天は何処に。出発前の尾瀬小屋前での1コマ。
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12 雨天下、木道に落ちた“ほおば”を掻き分け進む。
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13 裏燧林道の何か所もの沢を滑らぬ様注意し渡る。
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14 裏燧橋に到着。雨の中の笑顔は紅葉にもまして美しい。
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15 ダケカンバの巨木。その姿は芸術品だ。
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16 雨上がりの上田代。“山の家 御池”まであとひと踏ん張りだ。
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17 会津バスにて奥只見尾瀬口に到着。奥只見湖遊覧船に向かいます。
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18 遊覧船のガイドを聞きつつ奥只見の景勝を堪能。
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19 浦佐駅へのバス停に移動中“奥只見ダム”での最後の1コマ。
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