期 日:2025年4月12日(土) 天 候:曇 参 加 者;20人 実 歩 行;5時間20分 費 用:約2,500円 コース :芦ヶ久保駅 8:45 大野峠 10:38/10:50 丸山 11:18/11:32 県民の森 11:50/12:20(昼食) 日向山 13:23/13:40 横瀬駅15:13 芦ヶ久保駅から登山口までは、国道299号に沿い春爛漫の里山を歩き出す。里山は、桜や花桃、ボケやレンギョウと咲き揃い、菜の花やスミレ、水仙やショカツサイも咲いて百花繚蘭の趣である。鶯の囀りも聞かれる登山口からは、大野峠に出るまで美しい杉の植林地をジグを切って一気に高度をあげる。時々吹き上げてくる風は熱った身体に心地よい。 大野峠を過ぎると勾配は緩やかになり、樹相は落葉広葉樹林へと変わる。僅かに萌木々の中にダンコウバイやキブシの花が見られる登山道は、風の匂いや温度、陽光の強さを感じる。そんな中を快適に歩き丸山山頂に到着する。展望台に登ると木々の間に見え隠れしていた武甲山の全貌がみられた。削られていく山容を眺めるのは、山を愛する者にとって残念な気持ちになるが、一方で採掘された石灰岩はセメントを生み、日本の発展に貢献したのは言うまでもない。そして、この武甲山に氷河時代から取り残された山野草を想う。 丸山からは、標高960mの県民の森まで歩き昼食となる。気温14.8度、風がありアウターを着込み陽だまりを見つけて昼食をとる。タムシバが咲いているが、標高差600mで、これほど植物の成長に差があるかと思える程に冬枯れて植物の成長が違う。県民の森とは言え車道は無く頑張って歩くことで精神のリフレッシュを生むのかも知れない。そんな事を想いながら日向山に向かい出発。 再び杉の植林地に入る。途中、鬱蒼とした杉木立の中に苔生した木の鳥居があり驚くが、山里に積み重ねられた人の営みと祈りに人の暮らしの原初を想う。植林地を抜けると遠くの山腹には、多くのヤマザクラが点在し美しい。横瀬キャンプガレージ辺りは素晴らしく満開の桜が咲き誇る中の歩きで、花色も緑に近いもの、うすピンク色や濃いピンク色と様々で、当にお花見満喫登山である。 少しづつ標高を下げるに連れ、カタクリや一人静も見られ、ミツバツツジのアマランスに見惚れる。到着した日向山頂上からの眺めは、横瀬二子山や武川岳がドッシリと有る。ここから下山開始で、途中の琴平神社まで一気に高度を下げ、落ち葉で足元が見え辛い小さな流れを何度か渡渉もし横瀬駅へ到着する。天気に恵まれ素晴らしいお花見山行であった。リーダーをはじめ、SL、参加された皆様、素敵な登山を有難うございました。 (H 記) |
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1 芦ヶ久保駅を出発し大野峠に到着
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2 大野峠から丸山へ出発
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3 丸山へ向かいます
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4 丸山到着
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5 丸山の展望台から武甲山と両神山
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6 次に向かうのは県民の森
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7 県民の森で昼ごはん
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8 桜が咲き誇る横瀬のキャンプ場で
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9 山の花道を通って日向山へ
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10 武甲山と桜
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11 日向山にて
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12 山に春がきた!
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