S114 群馬県 神成山
  
期   日:2024年3月22日 (金)
天  候:快晴
参 加 者;9人
費  用:約5,000円
コース  :浦和6:59=高崎8:31/8:59=神農原9:48 ‥宮崎公園‥神成山城跡10:20‥神成山11:05
      ‥昼食12:05/12:30‥吾妻山12:35‥翁草保護地13:00‥古代ハス池13:35‥宇芸神社13:55
      ‥神農原14:20/14:27=高崎15:14(解散)
      
 神農原駅を降りると青空と冷んやりした空気に包まれた。風の強い上州にあって、今日はまずまずのハイキング日和だ。歩き始めて宮崎公園の急坂を登りきると、遠くに荒船山の平坦な山頂や鋸歯のような急峻な尾根の妙義山がのぞめた。今日は上州アルプス九連峰と言えども、ゆったりハイキング+翁草鑑賞が目的なので、少しお気楽気分でスタートした。しかし低山あるある、小さな一つ一つの峰は急登と急降下の連続だった。しかもかなりザレていたので、大変滑りやすく油断ならなかった。特に下りは慎重を期していても何度も滑ってしまい、気が抜けなかった。そんな峰を9回も越えたのだから、九峰踏破した時は足もそれなりに疲れてスタート時の余裕は何処へやら。
 九峰のうち二峰目を神成山、九峰目を吾妻山と呼ばれていた。神成山の山頂にはシュンランの花が春を告げていた。また四峰山頂には「ミニ自然博物館」なるケースが置いてあって、個人が石や木の造形物を飾っていた。この山が地元の人に愛され親しまれているのがよくわかった。また八峰と九峰の鞍部には見晴らし最高の休憩所が作られていて、女子6人はその恩恵を受け上州の山々を眺めながら昼食をとることができた。(譲ってくれた男性の方達に感謝しながら)
 吾妻山を下り新堀神社近くに今日のお目当てである翁草がたくさん咲いていた。7年前にリーダーがこの地を訪れた時は、翁草は線路の間や山道に咲いていたとのことなので、今は意図的にここに集められ保護されるようになったのだろう。翁草の花の色は少し黒みがかった鮮やかな赤で、下向きに花を咲かせていた。背丈は10cm前後、茎と細葉にびっしりとうぶ毛が生えている。触ってみたらとても柔らかくて、頼りない仔猫の毛のようだと思った。  
 私達は20分ほど写真を撮ったりして翁草を楽しみ、充分満足して帰路についた。こんな素敵な花を紹介してくれたリーダーに感謝である。

(N  記)




1 集合場所神農原駅構内でリーダーから  
本日のコースについて説明を受ける。


2 前方の宮崎公園に立ち寄り、展望台が設置され展望良い。

3 雑木林の中の整備された山道を歩く。

4 コース上にある神成山城址、本丸跡。

5 神成山城址案内図。

6 シュンラン(春蘭)。


7 神成山(龍王山)320m山頂で集合写真。


8 神成山からの下り、整備された岩稜尾根を慎重に下る。


9 吾妻山手前の東屋で前方山並みを観ながらランチタイム。



10 東屋山山頂(328m)で集合写真。


11 本日の山行目的の「ニホンオキナグサ(日本翁草)」。

12 その2


13 今、歩いて来た前方の岩稜。、


14 コース上にある、「宇芸(ウケ)神社」。


15 富岡市指定天然記念物「ムクロジ」。 樹高14m、樹周3.9m、樹齢300年。


16 神農原駅ホームで解散。

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