2132 秩父:琴平ハイキングコース~武甲山麓観音堂巡り
  
期   日:2024年11月16日(土)
天  候:曇り
参 加 者;10人
費  用:約4,800円(昼食代含む)
コース  :影森駅9:05ー26番札所円融寺9:25ー岩井堂10:35ー琴平ハイキングコースー27番札所大渕寺11:30
      ー土津園(蕎麦屋)12:00ー28番札所橋立堂13:00ー29番札所長泉院13:40ー浦山口駅14:30/15:00
      ー熊谷駅16:31(解散)
 
  秩父札所巡りシリーズの第2回目である。薄曇りの天候の中、お試しの方を含め10名で影森駅から出発した。 前回は一寺しか巡れなかった程のなかなか手強い巡礼であったが、今日は4寺も巡れるのでそれ程厳しくはないだろうと安易に考えていたが、しっかり山道を登り下り歩きごたえのある巡礼山行となった。  26番札所円融寺は駅から直ぐで住宅地の中にあり、何も苦労することなく到着した。 円融寺では御朱印はこちらの本堂でいただけるものの、本来の観音霊場は奥の院岩井堂である。 岩井堂は一旦車道に出てから会社の工場の敷地内を通り抜けて、琴平大神社の石の鳥居をくぐり山道を登った先にあった。 山上の崖の上にせり出すように建てられている舞台造りの建物は、京都の清水寺を連想させていた。  岩井堂から27番札所大渕寺までは琴平ハイキングコースの樹林帯を進んだ。暗く細い尾根は小さなアップダウンの連続で、苔むした石や枯葉が多くて大変滑りやすかった。 決して甘く見てはいられない道を3〜40分行くと、突然高さ15mの巨大な護国観音が現れた。その白くふくよかなお顔に親近感を覚えながらお参りして、階段を下るとそこが27番札所大渕寺だった。 もみじが色づき綺麗に掃き清められた気持ちの良い境内だった。  次の28番札所橋立堂へはひたすら車道を30分位歩き、着いたのが12時になっていたので、お参りの前に昼食の蕎麦をいただくことになった。 リーダーが事前に予約を入れてくれた土津園は素朴で趣のあるお店で、手打ちの田舎蕎麦は絶品だった。橋立堂は武甲山の西麓に位置し、お堂の後ろは高さ65mの岩壁が凄い迫力で迫っていた。 お堂の中には馬の絵が奉納されていて、この寺が秩父の中で唯一の馬頭観音をご本尊としているからだそうだ。  いよいよ本日最後の29番札所長泉院だ。浦山口駅を右に通り過ぎ 左に見あげると浦山ダムがあった。そうだ!ここは春に枝垂れ桜を見る山行で訪れた所だと思い出した。 長泉院の入口にも立派な枝垂れ桜があったが、一歩境内に立ち入ると庭園さながらに花木が植えられていて、いつの季節に来ても素敵だろうと思った。今はモミジの紅葉と垣根造りの黄色いイチョウが目をひいていた。 本堂の中は壁と天井一面に無数の千社札が貼られていて圧巻であった。  浦山口駅まで戻り秩父線で熊谷駅に出て解散となった。今回も無事札所4寺を巡り御朱印もいただくことができた。下調べもして計画してくれたリーダーには感謝の気持ちでいっぱいである。

(N  記)




1 第26番札所円融寺から参拝


2  300段の石段を登り岩井堂(円融寺観音堂)を目指す

3 山中に堂々と建っている舞台造りの岩井堂

4  ここから琴平ハイキングコースを目指

5 秩父市内を見下ろす護国観音の前で集合写真

6 第27番札所大渕寺にたどり着く


7 昼食は土津園(はにつえん)でタヌキやフクロウの
置物に迎えれれ名物の甚太郎そばを頂く



8 第28番札所橋立堂前で集合写真


9 石段を登り武甲山麓の岸壁に建つ橋立堂に参拝


10 第29番札所長泉院の良く手入れされた庭園


11 長泉院の軒下を借りて一休み

  €