期 日:2024年10月3日(木)~4日(金) 天 候:1日目(晴れ)、2日目(小雨⇒晴) 参 加 者;15人 費 用:約26,000円(交通費13,100円 東電小屋12,750円) コース 1日目 (10月3日) 浦和6:02=高崎7:29/45=沼田8:34/45=(中型貸切バス)=鳩待峠10:05/10:30出発 ―山の鼻11:30/昼食12:00―牛首分岐―竜宮13:30/40―ヨッピ吊橋14:20 ―東電小屋15:00(宿泊) 2日目 (10月4日) 宿スタート7:00―温泉小屋7:40―平滑ノ滝(途 中で折り返す)8:00―御池分岐8:20 ―裏燧橋10:20/10:30―西田代―横田代―上田代11:40―御池12:20 御池15:20 =(路線バス)=会津田島17:20 /17:48=(特急リバテー会津) 春日部20:29/20:30 =大宮20:52/20:58=浦和21:04 1日目 (10月3日) 我々15人を乗せた中型の貸切バスは沼田駅から高度をぐんぐん上げ標高1591mの鳩待峠に到着。外気温は19℃。 肌寒さを感じ1枚羽織る。小屋からたなびく、うどんの香りにすきっ腹を感じもぐもぐタイムが始まる。係から本日宿泊する東電小屋までのコース説明等の挨拶 後、標高1400mの山の鼻へ向けて山行開始。なだらかな下りの遊歩道は石畳から角材を敷設した木道に変わり、古い角材の交換作業現場に遭遇した。 角材にはTEPCOの捺印が。東電と尾瀬の関係は?と疑問を抱く。 (東電の前会社が群馬県側の民有地を購入したが、大規模な水資源開発には至らず、東電は木道を敷設する等の自然保護活動に取り組んでいるとの事で納得。) 山の鼻の至仏山荘前のベンチで昼食タイム。集合写真撮影後平坦な尾瀬ヶ原に敷設された木道を東電小屋に向けて歩む。 一面に広がる草もみじの中に茶色に変色したシダ類、振り返ると至仏山がくっきり青空に浮かび、暫く歩くと前方に燧ヶ岳の全容が見え、 荷を下ろした何人かのぽっかさんとすれ違い、池塘には紅葉したヒツジクサが浮かび、湿地には春を待つ水芭蕉、遠方には真っ白な幹のダケカンバ、 ・・・この景色全体がまさに秋の尾瀬ヶ原なのだ。所々に熊避けの鐘があり、手元で打つと耳が痛いほどの音量だ。 東電小屋前で出会ったぽっかさんとの会話から、70~80kgの荷を担ぎ一日に1~2回山小屋に届けるとの事。 本当の縁の下の力持ちだ。 東電小屋にチエックイン後屋外のベンチにて係、奏でるハーモニカの演奏に全員で“夏の思い出”等数曲を合唱し尾瀬の夕暮れ時を楽しんだ。 屋内談話室での懇親会、夕食を楽しみ山行1日目は静かに終わった。 2日目 (10月4日) 夜中に降っていた雨は一旦上がり、東電小屋近くの木道に1頭の鹿も現れ幸先が良い出だしだ。 2日目は平滑ノ滝に立ち寄り燧裏林道経由し御池に至る約10km、高低差ある山行だ。 朝食後予定より早く宿を出発した。小雨の中雑木林を暫く歩き田代(湿原)に出ると右手前方に雄大な燧ヶ岳が現れた。 途中の温泉小屋の軒下にて身支度を整え、昨日とは異なる山歩きが始まった。 木の幹には黄銅色のツキヨタケ、白いニガクリタケ等のキノコが、たわわに美味しそうに実っていたが全て毒キノコなのだ。 うっすらと紅葉が始まっている中で、ウルシの真っ赤な葉やオオカメノキの赤い実等が鮮やかだ。 当初予定した三条ノ滝展望台が工事中の為立ち寄れず、手前の平滑ノ滝に予定を変更して有志がすすむが、小雨の中傾斜の強い大きな岩を越えるのは危険と係が判断し御池まで7.4kmの分岐点に引き返し皆と合流した。 段吉新道~燧裏林道を歩く人はまばらで、敷設された木道の角材も朽ちかけ足元を確認しつつ歩いた。 30~40分歩く毎の給水タイムと皆の差し入れで元気を取り戻した。木々の間からはこもれびが、裏燧橋経過時にはすっかり晴天になっていた。 燧裏林道の田代(湿地)通過時の見晴らしは良く、さわやかな風も吹き最高だ。上田代のベンチで小休止し、バスの時刻に遅れぬ様歩を進め御池駐車場に到着した。 我々が乗車予定のバス路線は10月から運航停止となった事をしり、 山の駅御池で3時間待ち次のバスで帰宅した。時間限定のこの3時間は思い思いの飲み物を購入し楽しい下山講となった。 1日目の尾瀬ヶ原、2日目の燧裏林道いずれも楽しい尾瀬山行でした。企画実行された係のAさん、ご参加の皆さんに感謝です。 (O 記) |
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1 鳩待峠にて係のご挨拶後山の鼻へ向けて出発
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2 昼食後山の鼻の至仏山荘前にて
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3 尾瀬ヶ原の木道で振り返ると至仏山がくっきりと
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4 尾瀬ヶ原の進行方向には燧ヶ岳の雄姿が
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5 東電小屋手前で荷を下ろしたぼっかさんと交流
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6 東電小屋屋外のベンチにて係のハーモニカ演奏で合唱
2日目 10月4日(金)
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7 東電小屋前にて。2日目の山行開始です。
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8 小雨の田代(湿原)を歩くと前方には燧ヶ岳が
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9 ツキヨタケ等旨そうなキノコが。殆ど毒キノコです。
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10 平滑ノ滝に至る道は危険と係の判断で引き返す
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11 多くの沢に架かる角材の橋を慎重に通過する。
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12 燧裏林道の上田代で休憩。御池まであと一頑張りです。
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