2101 東北:出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山) 
  
期   日:2024年8月23日(金)~24日(土)
天  候:一日目 晴れ 二日目 曇り時々雨
参 加 者;12人
費  用:約32,000円
コース  :8/23(金) 大宮6:33=(とき301号)=新潟8:10/8:22⑤=(いなほ1号)=鶴岡10:12/10:43=(バス)
             =桜小路11:16‥宿(大進坊)へ荷物を置いて‥髄神門12:00‥五重塔
             ‥(2446 段の階段往復)‥羽黒山山頂(414m)・三神(月山・羽黒山・湯殿山)
             合祭殿14:00‥髄神門‥大進坊15:45 宿泊       
      8/24(土) 6:00祈祷 6:30朝食 桜小路バス停7:36=(バス)=月山八合目9:00‥弥陀ヶ原
             ‥仏正池小屋11:15‥月山(1984m)12:25昼食13:05‥牛首14:05‥金姥14:30
             ‥湯殿山神社16:55‥湯殿山仙人沢17:20=鶴岡駅にて解散
      
  8/23(金)羽黒山随神門を通ると、出羽三山の神域に入る。神域は月山を越え、渓谷の湯殿山まで広がる。 老樹が鬱蒼と茂った杉並木、2446段もの長い石段を登って行く。日本屈指の霊場ゆえに、建造物はひっそりとした佇まい、また、豪壮な建物あり、文化財も多い。 江戸時代から続く出羽三山詣での参拝者同様、物見遊山気分もちょっとあって、名勝史跡で写真撮影。「涼しさやほの三か月の羽黒山」とかつて芭蕉は詠んだ。 都会の猛暑を逃れて涼を求めてきたものの、あまりの暑さに驚く。坂の茶屋で雄大な庄内平野を眺めながら食べたかき氷の美味しかったこと。
 山麓の宿坊に泊まる。江戸時代には336の宿坊が軒を連ねたそうだ。精進料理に舌鼓。綿々と受け継がれてきた山の幸の伝統的な味。宿坊泊り体験、俗世とは切り離されたような趣き。  
 8/24(土)朝、祈祷で各人名前を読んでいただくと不思議と厳かな雰囲気になる。羽黒山は現世の山。今日は前世の山である月山、来世の山である湯殿山に登る。  雨が降ったり止んだりの繰り返し、悩ましい天候。八合目到着時は雨も止み、いざ出発。弥陀ヶ原湿原と池塘群は高山植物の宝庫。 花々が咲き競っている清々しい景色の中、軽快に歩く。が、また雨が降り、高く秀麗な姿から古より信仰の対象であったその山容を、残念ながら眺めることはできない。 仏生池小屋を通過した時は山頂まであと少しと思いきや、なかなか着かない。やっとたどり着くと吹きつける風は強く、昼食もそこそこに、湯殿山に向けて尾根づたいに下りる。 岩や石は滑りやすく、健脚の山ガール達も、つるんつるんと悪戦苦闘。芭蕉も月山を経て湯殿山に参拝した。健脚なんですね。 疲労困憊の極みと思った時、リーダーの「鉄梯子だ!」の声に身を引き締める。最大の難所、急登直下の鉄梯子の連続。しかも長い。 集中して慎重に下りる。下りきった先も片側崖の道は続く。まさしく修行! 羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、最後に湯殿山に行き着き再生する。 神聖な場所ゆえに「語る無かれ、聞く無かれ」との戒律が守られ、霊地を見た人は絶対に他人に言ってはいけない、見たことのない人は聞いてはいけないとのこと。 だから私達も他人に多くを語ることができない。 様々な貴重な体験をし、生まれ変わったような気持ちになりました。出羽三山の信者の方々の温かさに感動を覚えました。 二日間で三山全てを登る企画をして導いてくださったリーダーに感謝です。天気予報ではずっと雨だったので、てるてる坊主に「曇りにしてください」と願いを込めてくださったリーダーのおかげで晴れ間もありました。 サブリーダー、同行の皆さん、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。

(S  記)




1  神門をくぐり出発


2 神橋と須賀の滝

3 この階段を見上げ一段と気合が入る

4 頂上に有る重要文化財のの三神合祭殿

5 南谷史跡の木陰でひと休み

6 猛暑の中下り二ノ坂茶屋でかき氷を食べ生き返る!


7 宿坊「大進坊」の精進料理を前にカンパーイ(乾杯)


8 月山〜湯殿山に向け大進坊を出発


9 小雨の中 月山に咲き誇る花々

10 月山山頂にて


11  湯殿山に向かう最大の難所の鉄梯子

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