期 日:2024年8月5日(月)~7日(水) 天 候:晴 参 加 者;6人 費 用:約47,000円 コース :8/5大宮発6:41かがやき501長野着7:36/バス8:15扇沢着10:00 扇沢登山口ーケルン ー種池山荘(泊) 8/6種池山荘ー爺が岳ー冷池小屋ー布引山ー鹿島槍南陵ー冷池小屋(泊) 8/7冷池小屋ー爺が岳ー種池山荘ー扇沢登山口 大町温泉郷バス停14:55長野着16:25/17:10新幹線あさま628大宮着18:27 1日目(8/5) 立山黒部アルペンルートの長野県側の入口である扇沢駅を10時過ぎに出発。柏原新道を通り、種池山荘を目指す。 柏原新道は、種池山荘の2代目オーナーが自らツルハシやスコップを使い、独力で開けた登山道である。開削から50年以上、今では代表的な北アルプス入門コースとなっている。 登山道はよく整備されており、一歩ずつ着実に登っていくと八ツ見ベンチやケルン、駅見岬など足を止めて休憩する箇所も多い。じっとりとかいた汗に涼やかな風が通り過ぎるのを待ち、また登る。淡々と5時間近く登り、霧の中に種池山荘の赤い屋根を見つけ、思わず「着いた!」と安堵。山荘では、談話室で語らい、明日に備えて就寝。 2日目(8/6) 朝から天気上々、昨日は霧の中で見られなかった展望にびっくり。稜線上に針ノ木岳、立山連峰、遠くは槍ヶ岳、これから登る爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が目に飛び込んできた。記念写真を撮り、朝5時50分出発。この日は爺ヶ岳に登頂し、冷池山荘を超えて鹿島槍ヶ岳を目指す。 足元には様々な草花、顔を上げれば絶景の稜線歩き。北アルプスの圧巻の景色にみな感嘆の息を漏らす。途中、ホシガラスの姿を見つけ、猿の軍団と交差し、爺ヶ岳南峰、中峰へ。頂上からの景色を楽しみ、冷池山荘へ下っていく。 その後、山荘に荷物を置き、いざ鹿島槍ヶ岳へ。布引山への急登を励ましあい、それぞれのペースを守りつつ登る。このあたりから、雲の中へ突入。 11時40分にアタック隊が鹿島槍ヶ岳登頂成功。展望はないが、みなでハイタッチ!登頂を喜び合った。昼食をとり、様子をみるも山頂は雲の中。こうなってくると、雷鳥にあいたくなる。「出てこないかなあ。」「日頃の行いがよくないとね…」と話しながら山荘へ戻る。全員でそろって下山していると…登山道に雷鳥の親子が!雛を6羽も連れている!人を警戒することもなく、しばらく目を楽しませてくれた。14時に山荘着。 3日目(8/7) 夜明け前は満天の星。その後、夜から朝に変わるマジックアワーの空を楽しんでから、5時50分出発、扇沢登山口まで来た道を戻る。 歩き始めると、前方に男性4名のグループ。この方々とは昨日から抜きつ抜かれつつしながら歩いてきた。「また会いましたね」と笑顔であいさつを交わす。名残惜しく何度も振り返り、鹿島槍ヶ岳と山荘を目に焼き付ける。 爺ヶ岳の登りに差し掛かったところで「南峰で熊」との情報あり。こうなってくると、熊にあいたくなってくる?!幸いにも出あうことはなく南峰を通り過ぎた。 種池山荘で一休みし、疲れた体に鞭打って、みなで励ましあいながら12時37分無事下山。その後立ち寄った薬師の湯でも、朝の男性グループに遭遇、下山後も抜きつ抜かれつつであった…。 帰りの新幹線内では「天候に恵まれた」「雨具は使わなくてよかった」と3日間を振り返り、話に花が咲く。がしかし、どうも雲行きが怪しい。大宮につく頃には豪雨に。最寄り駅から自宅まで、使わずに済んだはずの雨具を使った方がいたとかいないとか…。 3日間で様々な山、景色、草花、生き物、人の想いとの出あいがありました。貴重な体験をさせてくださったリーダーと同行の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。 (S 記) |
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1 柏原新道登山口
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2 種池山荘テラスから
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3 種池山荘から爺ヶ岳をバックに
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4 登山道から種池山荘と剱岳、立山
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5 種池山荘付近のチングルマの花畑(風車になっていた)
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6 爺ヶ岳山頂
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7 爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳を目指して
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8 鹿島槍ヶ岳山頂
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9 雷鳥 鹿島槍ヶ岳から布引山の間で
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10 冷池山荘前で鹿島槍ヶ岳をバックに
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11 下山途中の遠くに見える種池山荘
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