2074 山形:月山(残雪)
  
期   日:2024年4月26日(金)~27日(土)
天  候:晴
参 加 者;6人
費  用:約43,000円
ルート 1日目:大宮駅6:37発(つばさ121号) ―山形駅8:58着/レンタカー9:20発―羽黒山駐車場11:00着
         =(昼食)=(登山3時間・階段 2446段)=駐車場15:00発―ロッジやつなみ16:10 着
     2日目:ロッジ7:50発=(リフト・登山6時間)=ロッジ着13:40/14:00発=入浴
         =山形駅16:30着/18:04発(つばさ156号)-大宮駅20:23着
コース  :1日目: 駐車場—随神門―五重塔―出羽三山神社―羽黒山(往復)                            2日目 :ロッジーリフト=リフト上駅-牛首―月山山頂―牛首分岐 ―姥沢
      
  一日目は羽黒山を登山。随神門(出羽三山を神域とする羽黒山、月山、湯殿 山の玄関口) の内にはいると直ぐに静謐な空気に包まれた。杉木立の中に立つ 国宝「五重塔」の澄んで建つ佇まいに身を置けた事を感謝して杉林の中、階段 2446段を進んだ。階段は段差が低く歩きやすい上に、山頂まで松尾芭蕉等の 句碑や多くの文化財があるので2446段は苦になる事なく進めた。
 山頂は広く 多くの施設が在るなか、出羽神社「三神合祭殿」が目についた。国の重要文化 財で藁葺の屋根は厚く、屋根の下を飾る木彫りも迫力があり素晴らしかった。 山頂からの下り、南谷のカスミザクラを探し歩いたが見つけられなかった。 開花時期が少し先の様で残念だった。桜は見られなかったが南谷の一帯はタチ ツボスミレが咲き乱れていた。登山道にはニリンソウ、キクザキイチゲな どが静かに咲いていた。登山者は少なく静かで静謐な山道を心地よく下山した。下山後宿泊地の月山スキー場近くのロッジまで車で移動。ロッジは改装 したてなのか綺麗で、食事もよくおもてなしのあふれる宿だった。
 二日目は残雪期の月山登山。ロッジの道路横は1m近く雪が積まれていて 歩いて10分程のスキー場は白一色に覆われていた。雪が多すぎるため4月 にはいつてからのスキー場開きという事で、思っていた以上に大きなスキー場だった。リフトでリフト上駅まで上がり、アイゼンをつけて登山開始。 姥ヶ岳、牛首、山頂へと進んだ。このコースをスキーやボードを背負って登る スキーヤー、ボーダーも多くいてその体力気力に羨望の念を持ってしまった。 姥ヶ岳あたりから鳥海山や朝日連峰の姿が見られるようになったが、山頂から の眺望は格別のものがあった。月山を取り巻く大きな山塊の雪景色、スキー場 へとつながり白く広がる斜面。雪山の魅力を充分に味わうことができた。雪に埋もれて中に入れなかった月山神社を後にして下山開始。下山はトラバースの道が長く続いた。雪道のトラバースは緩い斜度があり足への負担が大きかった が、リフト上駅からは普通の下り道になり、スキーヤー達を眺めながら最後の雪道を楽しんでロッジに到着。苦しかったけれど素晴らしい雪山だった。
 羽黒山、月山と趣の違う二つの山を楽しめた事、リーダーと同行の皆様に深 く感謝します。

(S  記)




1 羽黒山登山口:随神門で、2日間のスタート。


2 やがて現れる改装後の国宝五重塔、
こんなにデッカイ五重の塔は、奈良や京都にも余り見かけません。


3 いよいよ始まった苦行の2446段の石段を登る。

4 いつまでも続く石段。3の坂の手前で水分休憩。

5 羽黒山山頂には、いくつものご利益願掛け神様が 祀ってあり、
我々にも関係の深い「健脚になる祈願」の神もありましたよ。


6 羽黒山山頂からの下山ルートは、観光客が絶対に 知らないし、
通れない南谷別院跡を下って3の坂の分岐まで行った。


7 本日のお宿「ロッジ やつなみ」で夕食前の笑顔。
その1。


8 夕食前の笑顔。
その2。


9 いよいよ雪の月山登頂を目指して出発式。ロッジやつなみ前。
その1く


10 いよいよ雪の月山登頂を目指して出発式。ロッジやつなみ前。
その2


11 必死で辿り着いた最初のピーク「姥が岳」(1670m)で、
少しほっとする面面。


12 月山山頂直下から望めた眼前に浮かぶ鳥海山の 雄姿。


13 ついに到達しました「月山山頂」
その1。

14 ついに到達しました「月山山頂」
その2。

15 山頂脇で、銀世界の真ん中で味わう束の間の ランチも終え、
下山の支度をする。

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