2069 長野 千国街道・塩の道
  
期   日:2024年5月17日(金)~18日(土)
天  候:晴
参 加 者;8人
費  用:25,000円
コ ー ス:1日目 大宮6:53はくたか551号 =長野8:03/8:20高速バス=白馬五竜9:25/神城駅9:35
          -飯森神社10:20-八方口薬師堂石仏群11:25-大出公園12:30/13:00昼食
          -新田・森上交差点ー観音原石仏群ー落合自然園15:10ー宿泊地16:00  
      2日目 宿出発8:00ー越度峯石仏群ー前山百体観音ー牛方ー千国番所跡ー千国諏訪神社11:00
          ー三夜坂ー小谷村郷土館12:40(昼食)/14:00ー南小谷駅14:23
          =糸魚川15:43/16:58はくたか570号=大宮18:55
      
  今回の山行が、私が浦和ハイキングクラブに入って2年2か月の中で一番良かったと思います。 それは、コースと日時。2日間、共に天気がよく、田舎道には花ばなが咲き誇り、軽い登り下りの山道。宿は安いのに掃除が行き届き、食事も山菜を多く取り入れ、大変美味しく、宿の奥さんはセンスがよく、庭の手入れも行き届き、御主人も、親切で色々、ガイドしてくださいました。 田舎に住んで、こんな美しい日々、きれいな生活(?)が過ごせるんだと羨ましく感じました。
 今回、平均年齢75才で、参加の皆さんも満足されたのではないでしょうか。 松本市と糸魚川市を結ぶ千国街道を塩の道と言って糸魚川からは『上り荷』として塩や鰤などの海産物、信州からは『下り荷』として麻やタバコ、大豆、生薬類、綿などが運ばれたそうです。生活物資運搬のための経済路線で、庶民の道として明治の時代まで続いたそうです。雪が降りはじめて約6ヶ月間はボッカたちの出番で、通常一人塩一俵背負い、数人で雪の山越えをし、雪のない季節は牛方は牛1頭の背に2俵ずつ積み、一人前になると6頭の牛を追って峠越えをしたそうです。私たちが泊まった宿は牛を使って荷を運ぶ、牛方宿の子孫の人がやっているところでした。宿の名前は、千国街道の千国(ちくに)からとったと思ってましたが、宿の御主人の名字はちくにさんでした。
 1日目も2日目も安曇野の方で、よく見る道祖神の数の多さに驚きました。また、地元の人が、春を迎え、今一番忙しいけど雪解けの時期で庭に花の苗を植え、田植えの準備をしながらウキウキした感じが私たちにも感じられました。 残雪の白馬山系を見ながら 山の名前をあれだ、これだと言いながら、川は水量が多く、道中ずっと沢の流れの音を聴きながら歩いた楽しい山歩きでした。ゆっくり歩いたので最初の計画より帰るのが遅くなりましたが、小谷村郷土館の隣で、美味しい蕎麦を食べましたし、糸魚川でも時間があったので日本海を見に行ったり、塩の道の起点も見ることができました。
 楽しい山行を計画してくださったリーダー、参加の皆さんありがとうございました。 参考まで一日目、19キロ32,000歩、二日目、11キロ18,000歩でした

(O  記)



1 つつじの花が満開の中、白馬村を出発


2 塩の道千国街道

3 ルピナスの花が美しい

4 代田では田植えの準備

5 街道筋の石仏。遠くに北アルプス

6 大きな花のオオデマリ


7 大出吊橋。白馬を代表する撮影スポット


8 北アルプスへ続く長閑な道


9 小谷村栂池パノラマ橋からの絶景


10 宿泊先「オーべルジュちくに」での夕食。乾杯


11 2日目朝の出発前。料理がとても美味しくアットホームな良き宿でした


12 美しい北アルプスの山並と田植えの終わったばかりの田んぼ


13 前山百体観音群

14 塩を運んだ昔の写真

15 昼食は南小谷駅近くのおそば屋さんで美味しい信州そばに舌鼓

16 糸魚川で途中下車。塩の道起点の日本海まで来ました

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