2067 木曽:木曽路散策
  
期   日:2024年5月10日(金)~11日(土)
天  候:快晴
参 加 者;9人
費  用:35,000円 (JR浦和起点)
コース  :1日目:5月10日(金)
       馬籠宿~妻籠宿、約9km高低差約350m、緩やかな上り後下り坂、歩行約3時間
       大宮駅6:41かがやき501 号=長野駅7:36/44特急しなの4号=中津川駅9:51/55タクシー
       =馬籠館10:20―永昌寺(藤村の墓)―藤村記念館10:40/11:20(ランチ)/11:50
       ―馬籠峠(標高790m)13:10― 一栃立場茶屋―男滝・女滝―大妻籠、民宿波名屋15:00
       ―妻籠宿散策―民宿帰16:30
      2日目:5月11日(土)
       妻籠宿~南木曽駅、約3.5km、歩行約2時間、奈良井宿散策約1.5時間
       宿出発8:30―妻籠宿―妻籠峠―城山―桃介橋―南木曽駅12:19=奈良井駅13:24
       /奈良井宿13:30(ランチ散策)/15:57=塩尻駅16:21/55特急しなの17号
       =長野駅18:00(解散)/25はくたか572号=大宮駅19:35
      
 木曽路はすべて山の中。 5月10日11日、リーダーに馬籠宿、妻籠宿、奈良井宿へ連れて行っていただきました。
 1日目5月10日、大宮より長野経由、新幹線、特急、在来線、タクシーを乗り継ぎ10時過ぎに馬籠宿へ到着。快晴、気温18度。 シャクナゲ、つつじ、クリンソウ他沢山の花が咲く中、きれいに整備された趣のある中山道を妻籠宿に向け歩を進めます。途中、島崎藤村記念館を見学。藤村が本陣の裕福な家に生まれたことを知りました。 道中、すれ違う多くのハイカーは80%が外国人、それも多くが白人の数人のパーティーであった事にも驚きでした。恵那山を一望する展望台では台湾からの旅行者の皆さんと共に記念撮影をしました。 山笑う新緑が眩しい快適な道中、鶯の鳴き声を聞き春風に吹かれながら進みます。 標高790mの馬籠峠を越え、1日目の宿、歴史ある大妻籠の波名屋へ予定通り15時過ぎに到着。荷物を宿に預け、歩いて15分ほど先の妻籠宿を散策。古い街並みが往時を偲ぶ姿のままに残されており、住んでいる方々の景観保存努力に感服しました。木曽名物のおやきをいただき、熱々の美味しさを味わいました。宿に戻り18時より夕食。山菜、五平餅、そば他信州名物を堪能しました。 日も暮れ始めた19時、有志4人でタクシーをチャーターし、妻籠宿へ。灯りの灯った風情ある街並みを歩きました。その後、満天の星空を鑑賞。感動の1日でした。
 2日目5月11日、5時半起床。気温9度、快晴。朝の散歩。朝食をいただき8時30分、南木曽を目指し宿を出発。途中、前日にお願いし少し早く店を開けていただいた、おやきの店でまた、おやきを購入。道中でのお供としました。妻籠峠、城山を経て南木曽へ。国の重要文化財にも指定された桃介橋(国内最大級の木製吊り橋)を渡り、対岸の公園で休憩。木曽駒ケ岳、木曽川の絶景をバックに記念撮影。南木曽駅へ向かう途中、熊が付近で目撃されたとの警報アナウンスあり。少し身構える。その後、南木曽駅より奈良井へ。 約1kmにわたる良き中山道の宿場町を散策。趣のある越後屋さんで山菜、天ぷら、そばの昼食。満喫の締めくくりとなりました。 新緑が美しい季節、天候にも恵まれた本当に楽しく充実した2日間の旅となりました。 リーダーの周到な準備と入念な下見のおかげで、ゆったりと快適な街道歩きハイキングとなりました。あらためて感謝申し上げます。リーダー、参加の皆様、ありがとうございました。

(S  記)





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馬籠宿
”すべて山の中にある”木曽路最南端の
「馬籠宿」。 これから歩くぞ!
乗り込み出発する
馬籠宿は明治23年の大火で焼けたが、
良く復元されていて、趣がある。
旅人の心をくすぐるお店が並ぶ。 教養人の我々は「藤村記念館」は、
はずせない!
藤村も若き日、水を汲んだのかも? 高札場を過ぎて、すっきりとした
恵那山を背にパチリ。
日本語のうまい台湾からのグループが
シャッターを押してくれる。
快晴の馬籠峠、790M。
これも外国の人が写してくれる。
山道の多い中山道には、
所々にお休み処があり、ホットできる。
 
お茶をいただき、次の一歩に備える。 道中にある男滝、女滝。
これは男滝だが、吉川英治「宮本武蔵」
の舞台にも。
今日のお宿、大妻籠の「波奈屋」
に到着。まだ、陽は高い。
妻籠宿
宿に荷を置いて、妻籠宿の
散策に出かける。
この郵便局の「黒いポスト」は現役。
黒色は国中でここだけ!!
連休明けのせいか、観光客は少なく、
のんびりとした雰囲気の街並み。
宿での夕飯のあと、夜の旅籠へ
出かけてみる。う~ん、良いなあ~。
昼とは一変した風情があり、
いつまでも眺めていたい.....。
窓越しに旅人のシルエットが。
海外からの客人か。
朝! 今日も快晴。早くから
開けてくれたお店で、名物の
「くりきんとん」を ゲット。
今日のウオーキングに備えて、
それぞれ好みの”おやき”も購入。
 
「桝形の跡」のあたりは、ちょうど
宿場の真ん中くらいかな。
宿場の端にあるお休み処では
(もちろん、無料)しっかり休む。
宿場を外れ、山中の中山道添い
にある「妻籠城跡」から、
歩いてきた宿場道を俯 瞰。
昨日、超えてきた馬籠峠は
あのあたりか.....。
帰路へ。
 
奈良井宿
 
奈良井宿へ行く前に南木曾駅で降り、
国指定重要文化財の  「桃介橋」
(ももすけばし)をわたる。
この橋は大同電力社長、福沢桃介が
読売発電所建設の資材運搬路として
建設した木造の橋。今も町道
として使われている。
公園に遊びに来ていた若者が、
気さくにシャッターを押してくれた。
はい、お待たせ、奈良井宿。
ここは、えっ、江戸時代?
 
細い路地の向こうは? 
思わず引き込まれそう。
奈良井宿は「美しい日本の風景百選」
「日本遺産」にも認定されている。
(住んでいる方たちの、
これまでの努力で....)
宿場端れの高札場を過ぎると
道はゆっくり、鳥居峠へ向かう。
1470M余の峠は、
中山道の難所だった。
さすが週末、観光の人波が
絶えない。
 
合羽からげた三度笠の旅人と
すれ違っても、おかしくない......。
このバスに乗ると、タイムスリップ
出来るかも?
はい、現代の「奈良井駅」で、
愉しかった街道歩きを締めくくろう。
 


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