期 日:2023年10月6日(金)~9日(月) 参 加 者;7名 費 用:62,000円 コース :1日目:大宮駅6:57 盛岡駅8:44/9:20川原坊総合休憩所10:30./11:00道の駅早池峰11:30./11:40 早池峰吉田屋12:20(昼食)13:20エーデルワイスシャトー大迫13:40/14:20早池峰 と賢治の展示館14:40/16:00東横イン17:00 2日目:東横イン盛岡5:00酸ヶ湯公共駐車場7:53地獄湯の沢9:21仙人岱9:44鏡沼10:25 八甲田大岳10:35 3日目:東横イン弘前駅前4·00=白神岳登山口6:20-二股分岐7:10-マテ山分岐8:30-避難小屋10:28 -白神岳頂上10:30/11:15(昼食)-二股分岐14:15-白神岳登山口14:59/15:15 =東横イン弘前駅前17:30 4日目:東横イン弘前駅前7:15=一本杉登山口9:50-五合目10:30-八合目11:05-岩場11:28 -姫神山頂上11:44/12:10(昼食)-八合目13:00-五合目13:20-一本杉登山口13:40/13:55 =盛岡駅15:10(解散) 1日目 天気は小雨。川原坊総合休憩所に予定通り到着。身支度を整えたところで、、本日、強風の為、5合目以上は入山禁止との事。急遽日程変更となる。 11時、河原防休憩所出発。途中、山苞土産は道の端のかわいい山栗。昼食は「道の駅早池峰」にて情報収集した蕎麦処「早池峰吉田屋」。 おいしい蕎麦を戴いた後は、ワイン工場へ。自然豊かな山林と農村の自然景観の中、岩手ブドウに拘った「エーデルワインシャトー大迫」へ立ち寄り。 ちょっと見学、ちょっと試飲、沢山購入。価格はどれもリーズナブル。 その後、「早池峰と賢治の展示館」へ。旧稗貫群役所を移築した2階建ての小さな展示館は.大迫商店街の中心部にある。浅沼館長さんが優しく出迎えてくれる。 一階には、猫の事務長がお仕事中。 モリブデン鉱山の鉱石か木箱に沢山入って置かれていたり「風の又三郎。」の小学校の教室を思わせる部屋は小さなちいさな木製の机と椅子が並べてあり、我が山の仲間は小さな椅子に座ったりして懐かしむ。 館内2階には、賢治が利用していた石川旅館の宴会風景は当時の備品そのままに再現されていた。また、初版本の展示があったり細々と賢治関連資料があり説明も丁寧にある。 宮沢賢治生誕100年。日本の自然との共生と科学的進歩との融合した姿が垣間見えたが、本来、理想社会に生まれるべき人間が、あまりにも早い時代に誕生した気がする。 「風は、どうどうと吹いてきて、草はざわざわと、……。 」 ここに吹く風は、今だって同じ風が吹いている 早池峰山に3000回以上登頂し、賢治が大好きな浅沼館長さんと記念撮影後、盛岡にむけ出発。17:00東横イン盛岡到着。 2日目 八甲田山 東横イン盛岡から八甲田に向かう空は、虹が見えたり雲の切れ間がみえたりしたが到着した登山口は雨。登山道は泥濘み水も流れて沢の様相。 山は紅葉には少し早いと思えたが標高が上がるにつれヤマモミジの黄色い葉が見られた。ツァー登山のグループと抜きつ抜かれつで歩く。 途中雨も一時的に止んだが、地獄湯の沢を通過する辺りから雨に加え風も吹き出す。暫くは樹林が遮ってくれたが、八甲田大岳頂上直下の急登辺りから強風が吹き付ける。 山頂は強い風と雨で展望なく、停滞していると寒い。天気が良ければ、太平洋、津軽半島、陸奥湾等と360度の展望らしいが何も見えず。 集合写真を撮り、直ぐに歩き始め標高を下げ風の無い所まで移動し昼食。気温0度、霰も降る中.温かい食事を摂りフリースを重ね着する。 直ぐに行動開始するも登山道は石がゴロゴロ、水溜りや流れる水で小石の間を飛んであるく。大岳鞍部避難小屋でトイレ休憩。避難小屋は人で大混雑していた。 その後、アオモリトドマツの樹林を下る。小雨はあるが風はおさまり、ガスの切れ間から見える上毛無岱は、広々と草紅葉した湿原の中を木堂が延びる。 木道は冠水して滑るが、時折見られるウルシの見事な紅葉は、秘めたる情熱をあらわにするかのごとく美しい。 上下毛無岱間の急な長い階段から見る広大な下毛無岱の湿原の拡がりが一瞬にせよ俯瞰できた。圧巻の眺めであった。 その後、緩やかな下り基調の登山道を、コースタイムを1時間縮める歩きでゴール。待っていたのは、大スケールの混浴ヒバ千人風呂。 濁り湯で湯気立つ中でのひと風呂は、お湯も建物も雰囲気もすばらしい酸ヶ湯温泉であった。 冷えた身体はすっかり温まり今夜の宿泊先目指して出発。安全運転で東横イン黒石16:40到着。 (H 記) 3日目 晴れ10/8 午前4時 まだ夜の明けない弘前駅前を出発。 車は海岸線を走り、空も白々と明けてきた。 深浦海岸には大小、様々な岩が散在し穏やかな日本海の景色が広がる。 標高240mの白神岳登山口に到着、登山開始となる。 アキノキリンソウがお出迎え、なだらかな登山道を進んていくと赤や白、茶色と沢山の種類のキノコがいっぱいで秋を感じさせてくれる。 辺りはブナの原生林で陽に照らされて美しく光っている。 登山道は段々と傾斜もきつくなり根っこや岩の急登を登っていく。マテ山分岐を過ぎ、やがて展望が開けてくる。 車で通ってきた深浦海岸の海岸線、左手には八郎潟と日本海の大パノラマが広がっていた。 やがて稜線に出て山頂近くの白神大権現の小さな祠に登山の無事を祈り、更に進む。ログハウスのような小屋が見えてきた。 避難小屋だと思ったが実はこれはトイレですぐ先に避難小屋があった。ここ、白神岳は世界遺産、そして核心部にあるとのことだ。 登頂した喜びで皆でハイタッチ! 山頂で記念写真を撮る。 頂上からは世界遺産、白神山地や周囲の山々が美しい。避難小屋そばのベンチでランチタイム。風もなく穏やかなで皆、ホッコリ。 山頂で会った山形県の若者が世界遺産、核心部にあるという話や白神岳の近くの樹齢1000年以上の銀杏の巨木の話を教えてくれた。 下山後、帰り道に銀杏の巨木にも寄ってみたが必見の価値ある見事な巨木だった。 帰りはまた海岸線を走ったがこの辺は夕日海岸と言って夕日が素晴らしい所とのことだ。私達も夕方に通ったので夕暮れ時の美しい夕日を見ることが出来た。 4日目 晴れ〜曇り 最終日は石川啄木の故郷、渋民村の東に位置する姫神山へ。朝は東横インで美味しい朝食を頂き出発する。 一本杉登山口から登り始めると程なく一本杉の巨木が現れる。登山道はなだらかではあるが、ぬかるんでおり滑りやすく慎重に歩を進める。 ザンゲ坂という急な階段が延々と続き、ようやく終わると五合目に到着した。更に進むと大きな一枚岩の巨岩が所々に現れ、両手でつかまりながら登っていく。 八合目に着くと展望が開け、所々で岩手山が見え始めた。 頂上近くなると姫神山の名に相応しからぬ露岩帯となり、巨岩の間を必死で岩につかまりながら頂上を目指し、ようやく一等三角点のある姫神山頂上に登頂することが出来た。 陽も指したが天候は段々と曇り、残念ながら展望は望めなかった。 私の脳裏をよぎったのは「下山が心配!」風も出てきて風を避けながらランチタイムを取り、いよいよ下山開始。 またまた巨岩の岩に必死でつかまりながら何とか無事に露岩帯を下ることが出来た。下山途中、一本杉登山口に着く頃には小雨も降り始めたが登山中には降られなかったのはラッキーだった。 無事に下山し盛岡駅にて解散となった。 4日間、連日、早朝からの長時間の運転、登山中のサポート、宿泊や食事などの手配などでリーダーのご苦労は大変だったと思いますが、いつも笑顔で明るく私達に元気を下さったリーダーには本当に感謝です。 そしてサポートして下さったサブリーダー、楽しい時間を共有出来たメンバー達にも感謝です。ありがとうございました。 (W 記) |
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1 早池峰山登山が中止になったため宮沢賢治資料館を見学
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2 早池峰山に3300回登ったと言う館長と共に記念撮影
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3 八甲田山の登山口を出発。
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4 大きな石がある川を何度も渡りながら頂上をめざす
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5 眼下に広がる見事な紅葉。
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6 小雨ふる八甲田山頂上にて
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7 八甲田山の下りでも美しい黄葉が見られた。
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8 白神山の登山道から深浦港を望む
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9 深浦港を背にして笹の生い茂った中を歩く。
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10 山頂近くにある避難小屋
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11 白神山山頂、後方には岩手山が望める
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12 姫神山登山口を出発
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13 姫神山五合目に到着
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14 奇岩のかずかず。
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15 大きな岩に圧倒されながら必死になって登る
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16 姫神山山頂
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17 姫神山頂上付近、危険な岩場下りを前にしてホッと一息
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18 帰り道海岸線に沈む夕日が4日間の疲れを癒してくれました