1967 上越・谷川岳馬蹄形縦走
  
期   日:2023年6月17日(土)~18日(日)
天  候:二日間共 晴
参 加 者;計5名
費  用:約20,000円
コース  :17日(土)
      大宮7:01~上毛高原7:50/8:35~谷川岳ロープウェイ土合口駅9:20/9:25(ロープウェイ)
      ~天神平9:55~熊穴沢避難小屋10:25~トマの耳12:35~オキノ耳12:55~一ノ倉岳14:10
      ~茂倉岳14:36~武熊岳16:45~ 蓬ヒュッテ18:00(泊)
       ※実動時間 約8時間(休憩2時間含む)
      18日(日)
       蓬ヒュッテ4:05~七つ小屋岳5:02~清水峠6:25~ジャンクションピーク9:08~朝日岳9:33
       ~笠ヶ岳12:15/13:07~白毛門13:55~松ノ木沢ノ頭14:57~土合橋17:17/17:50(タクシー)
       ~上毛高原18:20(解散)
        ※実動時間13時間12分(休憩2時間含む)

 ≪1日目≫
 大宮駅新幹線ホームに集合。新幹線、バス、ロープウェイと乗り継いて天神平登山口へ。 天気は快晴、気合を入れて馬蹄形縦走へ登山開始。熊穴沢避難小屋までは、なだらかな登りが30分程度。快調に歩を進める。ここからが急な登りと岩場が続く。また、梅雨の晴れ間と休日の為、登山道も混雑が続く。トマの耳・オキノ耳共に沢山の登山者でにぎわっていた。
 予定より1時間ほど押していたので早々に、離れ次のピーク一ノ倉岳へと向かいます。以降は極端に静かな山道へと変わっていきます。奥の院を過ぎ尾根を登り上がると、かまぼこ型の避難小屋がある一ノ倉岳に到着。このあたりから虫の大群に悩まされる(虫よけネット持って来れば良かった)。コース上はどこで振り返ってもダイナミックな稜線を見ることが出来る。なんとも素晴らしい景色に疲れも癒されます。
 茂倉岳、武能岳を後にして標高を下げていきます。尾根伝いの稜線上に蓬ヒュッテが見えてきました。馬蹄形後半の朝日岳・笠ヶ岳・白毛門が見えて来る。明日も楽しみです。18:00蓬ヒュッテ到着。長い1日目終了。 (夕日・星空の素晴らしかった事は言うまでもありません)

 ≪2日目≫
 3時起床、朝食後4:00馬蹄形縦走踏破の為出発。あいにくご来光は山の陰に隠れ見ることが出来なかった。残念。とんがり頭の大源太山がみえてきた。サブリーダー曰く「東洋のマッターホルン」と呼ばれているそうです。いつか登ってみたい衝動に駆られる山です。七つ小屋山が見えてきた。頂上からは武能岳から谷川岳続く美しい稜線が素晴らしい。
 大源太山への分岐を過ぎ、緩やかなアップダウンを繰り返しながら清水峠へと向かいます。清水峠から朝日岳への登りが一番きつい区間だそうです。白崩れ避難小屋と送電線監視所のJR小屋を抜け、ジャンクションピークを目指します。コースも比較的緩やかで景色も抜群目の保養をしながら登る事ができる。ジャンクションピークはなんと道標があるのみ。少々期待はずれかも。登り上がると整備された木道になる。
 9:35朝日岳山頂に到着。先着の若者に頼んで集合写真ゲット。ここまで山行計画通りに進行。残るは大烏帽子・笠ヶ岳・白毛門です。大烏帽子を超えると笠ヶ岳が迫ってきます。この辺りでメンバーに異変が現れます。疲労から下りも足が動かない様子。意識も不安定になる。リーダーがメンバー2名を残し笠ヶ岳山頂へ。自身のザックを山頂にデポして再び2名のもとへ下山。疲労したメンバーのザックを担いで3名にて何とか登頂。リーダー及び自身の判断により警察へ救助要請。救助隊が到着するまでサポートメンバーと共に頂上で待機することにする(ヘリコプターには2名乗れる)。
 13:07残りの3名で下山開始。笠ヶ岳から急勾配なゴロ石道を下ってから白毛門まで登り返す。13:55白毛門ここから黙々と標高さげるだけ。松ノ木沢の頭に到着。本日最後の眺望を堪能した。しかし疲れて足が悲鳴をあげている。岩場の急勾配や鎖場を下がっていくと、樹林帯の根っ子が張り出した山道へ変わり傾斜もありひざが心配になる。転倒に細心注意をはらう。清流の音が聞こえてくるとやっとのことで下山。東黒沢の川岸で顔を洗い生き返ることが出来た。
 憧れの谷川岳馬蹄形縦走に連れて行ってくれたリーダーはじめメンバーの皆さんに感謝、感謝。また、体調及び山への向き合い方により、重大な危険が潜んでいることを体験した山行でもあった。 (救助されたメンバーは怪我もなく帰宅されたとのこと。また、サポートメンバーお疲れ様でした。ありがとうございました。)

(N  記)



6月17日(土)

1 天神平ロープウエイ山頂。
いよいよ馬蹄形縦走の始まり。


2 谷川岳の夏道。岩の登りが延々と続く。
」縦走なのでザックの重さが肩に食い込むがひたすら登る。


3 トマの耳。梅雨の晴れ間の土曜日とあって、
谷川岳をピストンで登山する人が物凄い人数でした。


4 武能岳山頂。ここへ辿り着くまで、メンバーも相当疲労する。


5 武能岳を過ぎてしばらくするとやっと本日の宿
蓬ヒュッテが見えてきた。



6月18日(日)

6 二日目の最初のピーク。七つ小屋山。陽射しがまぶしい。


7 ここは、清水峠にある「白崩れ避難小屋」
ここも17日(土)は、蓬ヒュッテ同様満員だったそうです。

8 ジャンクションピーク。
二日目は、ここまでがきつかった。

9 朝日岳山頂。ついにここまで来たか。とういう思いの笑顔。

10 笠ヶ岳山頂。ここまで何とか辿り着いたが
ここで緊急ヘリの要請をする。

11 白毛門山頂。ここからの下りは、
他に類を見ないほど厳しいものでした。


12 デッカイ岩が連続する白毛門からの下り。