1905 奥武蔵:ゆず山行
  
期  日:2022年12月4日(日)
天  候:晴
参 加 者;計23名
費  用:約1,400円
コース :JR大宮駅8:11―8:35川越8:41→8:54坂戸9:06→9:20東武鉄道東毛呂駅
      東毛呂駅9:40→10:20ゆずの散歩道入口→10:50タブノキ林入口→11:20桂木峠
      ~桂木観音登り口 →11:50ゆず集荷作業所→12:10桂木観音(大休止)→13:40帰途へ
      →14:15森林ボランティア活動拠点施設→14:25虚空蔵尊→15:10越生駅

 “奈良時代に中国から渡来したゆずの日本最古産地のひとつ”“香りが他県産の4倍”“糖度が高く濃い味”などを謳う『桂木ゆず』を求めて毛呂山の里山を歩く企画に参加した。
 東毛呂駅前にて、リーダーから「途中に幾つかゆず販売所があります。好きな所で買ってください。一行に遅れても迷うことはないので大丈夫」の説明があり、歩き出す。
 桂木川沿いの『ゆずの散歩道』へ。右側は大小の黄色い実が鈴なりのゆず林。小川は、小滝と滝つぼ有り、クレソンの自生有り。日本庭園を感じさせる石組も有って風情もあり楽しい。
 ミニミニ河童橋を渡って桂木川を後にすると、今度は左の草原で“もう、いいかい”のフレーズが書かれた少女とリスの彫像が迎えてくれた。その先の左に開けた道が桂木峠~桂木観音への登り口だ。樹林の切れ間で見上げると、行く手の斜面一帯が黄金色のゆずの点々で染まっている。途中の道端に置かれた箱には“1袋(大ゆず5個):100円”と。安さにびっくり! 収穫中の方が「一つずつ持って行っていいよ」と言ってくださったり、集荷作業所で販売しているゆずジュースを飲んだりして、心身がゆずで満たされる。
 目的地の桂木観音は、作業所の少し先の石段を登りつめた所にあった。鐘撞堂裏をさらにひと登りした所に広がる草原が、例年の大休止場所。3鍋で23人分の豚汁作りが始まった。みんなで分担した材料は下茹で済みとはいえ、調理担当は大変そうだ。出来上がった豚汁はこの上なく美味しかった。10年ものの梅酒や美味しいワインも頂き、A氏のハーモニカ演奏を聴く。『故郷はいつも変わらず』他にSさんのソプラノが加わり、役者揃いに感心する。
 帰途は虚空蔵尊に参ってから越生駅を目指した。長く高い階段の奥にある虚空像尊の御堂は元は立派だったらしい。数年前に放火で焼失したとかで、今は再建された小ぶりの社が建っていた。回り込んで見下ろした斜面に大きな冬桜の木が望める。回れ右をして戻れば、傍らのモミジが黄と紅色に燃えていて、そこだけが鮮やかなのは寂しくもあった。
 町中に入り、個人の庭にも冬桜を見る。皇帝ダリア・コスモス・菊・バラなどが咲き芝桜まで咲きこぼれているので、誰かが「季節感が無くなったね」とぼやくのを聞きながら越生駅に着いた。

(M  記)




① 東武東上線東毛呂駅に23名集合する


② 4班に分かれて桂木観音に向かって東毛呂駅を出発

③ 桂木観音に続くゆずの散歩道を進む


④ 途中立ち止まって、ゆず農家と会話、ゆずを1個づついただく


⑤ ゆず直販所に立ち寄り、買い求める

⑥ 由緒ある桂木観音に到着


⑦ 今日のメーン観音様の裏山で、豚汁を作って食べる


⑧ 食事の後、ハーモニカの懐かしい演奏を聴く

⑨ 全員大満足の笑顔をパチリと集合写真

⑩ 越生駅に向かって、杉林の道を下る

⑪ 途中、虚空蔵尊に立ち寄る