1890 鹿児島県:奄美大島・加計呂麻島
  
期   日:2022年10月27日(木)~31日(月) 4泊5日
参 加 者;16名
費  用:96.000円

コース概要
 何と素晴らしい山行だったろう!部分的に雨に降られたが、ほとんど傘を使うこともなく、レンタカーのトラブルで1ヶ所キャンセルした以外ほぼ計画通りに進んだ。リーダーの綿密なる計画と交渉のお陰で感謝するしかない。
  1日目、天気よく大浜海浜公園から美しいサンセット(日の入り)を見て感激、夜の会食では奄美のご馳走と黒糖焼酎、そしてここの女将と髙校2年生の女の子が弾き唄う奄美民謡のイベントで唄と踊り(我々も踊った)に酔いしれた。
 2日目は海・山の絶景を見ながら秘境の島・加計呂麻島へのフェリーが通う古仁屋に移動。透明でエメラルドグリーン色の海は南国の旅情を醸し出す。そんなサンゴ礁の海でダイビングする人たちが見える。
 3日目、加計呂麻島に渡りディゴの並木へ、今の季節花は咲いていないが蟬が鳴き叫び夏のよう、クロイワツクツク、オオシマゼミ、リュウキュウアブラゼミのどれからしい。 幹から分岐し地面に向けて垂れ下がった気根が自分の幹に複雑に絡みついたガジュマルの大木を見に行った時、地元の人から貰った小さなバナナが甘く美味しい。 午後は自由行動。男性は釣へ、大物に糸切れ続出、「逃げた魚は大きい!」。女性は宿の下で砂浜遊びで楽しんだ。
 4日目、奄美大島に戻るがレンタカーの一台エンジン掛からず、展望台をキャンセルしマングローブのカヌー体験へ。ほとんどの人はカヌーは初めて、思うように進まないがマングローブ原生林を楽しむ。北部の土盛海岸からあやまる岬までの約3km、美しいビーチ、遊歩道をウオーキング後宿へ。
 5日目、台風22号の影響だろうか?どんよりとした空、雨が時々落ちてくる。大島紬村で製造工程を見学、その複雑さ・緻密さに感銘、とても我々に手が出せるものでないとも理解。植物園で蝶・オオゴマダラの孵化の様子を見た後お土産を買い、空港近くの奄美パークで奄美の情報を再確認、田中一村の絵等を楽しんだ後空港へ、全てのスケジュールが終了した。東京は天気よく夕焼けの中に富士山が浮んでいた。最後まで素晴らしい旅だった。

(A  記)




一日目(10月27日)
  
天   気:晴
コ ー ス:羽田空港10:30/12:20=JAL=奄美空港14:40=浦上古民家=大浜海岸17:10/17:50
     =ホテル16:15/16:25―吟亭(料理と島唄ライブ)―ウエストコート奄美(宿泊)

 今朝は今年一番の冷え込みで秋晴れ、16名の参加者は羽田空港に早々と集合。バーコードで空港職員が介在せずにチックイン、手荷物預けができる。飛行機は満席だった。全国旅行支援で観光客が戻ってきているようだ。 2時間強で奄美空港へ、天気よく気温は26度C、半袖で十分だ。
 3台のレンタカーで浦上の大木邸へ、釣具を取りに寄ったのだがミキという飲物と黒糖ピーナツをご馳走になった。ミキは米粉・さつま芋・白糖・カルメラからなるドロつとした飲物で甘酒に似ているが本土にはない。
 今日のハイライト、名瀬の街を通り過ぎ大浜海浜公園に行く。美しい砂浜とサンセットを見るのが目的だ。多くのカップル、観光客が来ている。サンセット迄近くの海岸を散策。砂浜に白化したサンゴの残骸が打ち上げられている。 久し振りにサンセットを見た。水平線に雲が掛かっていて太陽が落ちるに従い、周りが赤く色付き輝きを失っていく。
 名瀬に戻り宿にチェクイン後、夕食の会場「吟亭」に行く。他に19名の団体と一緒で仲間の一部はカウンターと座敷に分れて会食、ビール・黒糖焼酎等で酔いが回った頃 ここの女将と学生服姿の女の子が三線と太鼓で奄美民謡が始った。お客に太鼓を渡しリズムを教えお客が交互に叩く、その内お客に踊るよう促す。手の返しから体全体に動きが広がる。高校2年生の女の子はドスの聞いた声が印象的で「おひねり」をその子に渡した。汗をかいて直ぐ就寝し1日目が終わった。

(A  記)



※写真をクリックすると拡大写真が見れます。
一日目 (10月27日)  
1.はるばる着いた奄美空港は、
くっきりと夏空。さっそく3台の
「わ」ナンバーに分乗。
2.リーダーO氏の生家へお邪魔して、
お茶の時間。
3.奄美特産の発酵飲料「ミキ」を
いただく。甘酒のような滑らかな
口当たり。
4.車窓から奄美の町を眺め、
大浜海岸散策へ。もう、陽が傾く。
5.散策中の女性にシャッターを依頼。
皆の視線は彼女の美しいウエストに!
6.いよいよ落日。
7.水平線上に雲があり、ちょっと残念
だっだが、心洗われる残照。
8.夜。「吟亭」での会食後、
若い歌い手さんに、感謝の辞!


二日目(10月28日)
  
天   気:晴
コ ー ス:ウエストコート奄美8:00=宮古崎8:40/10:10=野生生物保護センター10:20/10:40
       =徳浜の断崖11:20=湯湾岳展望公園12:10/昼食/13:10=アランガチの滝
       13:30/13:50=マネン崎14:50=ホノホシ海岸=サンフラワーシティホテル16:30(泊)

 バナナの木、花、実も見られ、強風で飛ばされそうになりましたが、南国情緒たっぷりの宮古崎ハイキング。野生生物保護センターでビデオを見たり、壮大な景観の徳浜の断崖、奄美で最も高い湯湾岳の展望公園、アランガチの滝、嘉鉄湾と加計呂麻島の二種類の異なる風景が見られるマネン崎展望所、波に長く洗われた丸い石がゴロゴロのホノホシ海岸。その後、車窓から見えたのは海の中に電柱が何本も林立しており、何かと思い、地元の方に聞いたところ、海老の養殖のために絶えず水を攪拌しているとのこと。その後、ヤドリ浜を散策して、2日目の行程を目いっぱい楽しみました。

(S  記)




二日目(10月28日)
1.宮古崎ハイキング。リュウキュウチク
を分け入る。強風とスコールで
奄美を実感。
2.突端で「行政視察」のお役人に、
シャッターをお願いする。
3.スタート地点に戻ると、大和村の
若い職員さんから「スモモ」の
ジュースが振るま われる。
美味しかった。
4.徳浜の断崖。奄美列島の成り立ちを
彷彿とさせる景観。
5.奄美の最高峰「湯湾岳」694.4M
登頂。ハイキングクラブ、ですらかね~。
6.豪快に落花する「アランガチの滝」。
周辺は柑橘類の畑だ。
7.濃紺の海から真っ白な波が岩礁に
砕ける「ホノホシ海岸」。雄大だ。
8.ここまで来たよ、はるばると。 9.宿へのドライブ中、ハートに見える
湾を通る。ちょっと、ハートブレイク?
   
10.夜。「丸屋レストラン」で宴たけなわ
でのサプライズ! Oさんの
ハッピィバース デイ!
   


三日目(10月29日)
 天   気:晴
 コ ー ス: ホテル7:40=古仁屋港8:10=(フェリー)=加計呂麻島・生間港8:30
        =諸鈍デイゴ並木散策8:50/9:40=於斉ガジュマル=瀬相・いっちゃむん市場
        10:50~11:10=島尾敏夫文学碑公園11:20/昼食/12:20=渡連民宿“ココナツハウス”
        チエックイン13:20/16:30・・・自由行動(渡連海岸:砂浜散策・磯遊び・釣等)

 早朝雨、かなり降っている。天気予報は晴れだったのに… 朝食が終わる頃には、すっかり止み日差しも出てきて予報通り晴れに変わった。 各自コンビニで昼食を買いフェリーに乗り込む。奄美大島の古仁屋港から20分程で加計呂麻島の生間港に到着。
 「男はつらいよ」シリーズの寅さんとマドンナが同棲したリリーの家(現在宿泊施設)がある諸鈍のデイゴ並木散策。5月から6月に真っ赤な花が咲くそうです。(年々早くなり1週間程。行かれる方は要注意。)カンカン照りでセミの声がやたらにうるさい。まるで夏、長い日本列島を実感。
 於斉のガジュマルの大木を見、そばにあった移動カフェにて自由にお茶し移動。瀬相のいっちゃむん市場で特産品を見る。色々ある中で何とキャベツが一個450円もしていた。インゲン一袋100円、これは安い。食事の度に出るパパイヤの漬物の生パパイヤも100円と安い。パパイヤ畑があちこちで見られ多数実っていた。
 呑之浦へ移動し、昼食後散策しながら震洋艇、島尾敏雄文学碑を見学。PM1:30頃渡連にある今宵の宿ココナツハウス(来来夏ハウス)に到着。夕食迄の時間が自由行動となった。
 男性軍は釣り、女性軍は浜辺にて散策等。箱眼鏡で覗くも小魚1匹も見る事が出来なかった。夕食時、釣り軍団の話で大盛り上がり。宿で出されたおかず、グルクンの唐揚げ、ブダイの刺身。いずれもネットで見ると凄い顔をしている。締めは伊勢海老の味噌汁。加えて、釣り軍団の大漁(?)スズメダイ、カンモンハタの幼魚、ヒラアジ各1匹。合計3匹を唐揚げにしていただき有志で味わう。又、逃してしまった魚3匹、合わせると1mはあったと釣り軍団の主張を聞く。逃した魚は実に大きい様だ。美味しいお酒、肴、楽しい話で今日も終了した。

(N  記)



三日目(10月29日)
1.期待の加計呂麻島、生閒港へ、
古仁屋港からフェリーで
20分の航海だ。
2.さあ、諸鈍のディゴ並木の
お散歩へ。
3.ここが、あの「寅さんとリリー」
の住んだ家。あの時の寅さん、
幸せそうだったな ~。
4.見事なディゴの下をゆったりと
歩く。時間の流れもゆったり。
5.おっと、年季の入った
「ケンムン」かな?
6.こちらの大木は、於斉の
ガジュマル。南国だなあ。
7.小説「死の棘」で有名な島尾敏雄が、
特攻艇「震洋」の隊長として過ごした
呑ノ 浦。  この隧道の、
これが「震洋」。
8.でも、わたし達は、まず美味しい
お弁当をいただく。今に生きる幸せを
かみしめ て....。
9.今日の宿「ココナツハウス」の
午後は自由時間。男性陣は
さっそく釣りに出かけ る。
さて、釣果は?
 
10.女性達は、思い思いに海辺
で遊ぶ。加計呂麻ブルーの海。
11.宿での晩餐。カンパ~ィ。
(1番手前に、今日の釣果の
唐揚げが!)
 


四日目(10月30日)
  
天   気:晴れ時々小雨
コ ー ス:来来夏ハウス7:40=生間港8:20/8:40=(フェリー)=古仁屋港9:00/ (レンタカー・
       トラブル発生)/9:40=住用マングローブパーク10:30/11: 10(カヌー体験)12:30/
       (昼食)13:20=土盛海岸15:00・・あやまる岬= ばしゃ山村チエックイン16:30

 ココナツハウスにて朝食。予定通り生間港発のフエリーに乗り古仁屋港へ。港の駐車場にある3台の車に乗り込みさあ出発・・・。ところが1号車のエンジンが掛からない。レンタカー会社に電話をして、近くの修理屋さんに見てもらうとバッテリー上がりが原因との事。ブースターにて何とかエンジンが掛りましたが最初の油井岳はパスしてマングローブパークへ向けて出発!!
 マングローブパークではカヌー予約時間まで世界自然遺産センターの見学等を行い、カヌー漕ぎ方講習後に16名全員が1人乗りカヌーに乗り込んだ。 最初は自分の思うところには進まず他のカヌーにぶつかりながらも少しずつブレード(水かき)の扱いに慣れて戻るときはカヌーを操る事が出来ました。楽しかった!! 予期せぬ出来事に会いながらもカヌー体験は良かった。 カヌー体験後パーク内の食堂で鶏飯を昼食に頂き、車に戻った。バッテリー上がりの車は新品のバッテリーへの交換もなされており一安心し、次の目的地に向かった。
 午後は土盛海岸へ車で移動し「あやまる岬」へ3キロの遊歩道散策後 土盛海岸に駐車してあるレンタカーを回収して頂き宿の「ばしゃ山村」へ。 いろんな事を経験でき充実した一日を過ごす事が出来ました。

(H  記)



四日目(10月30日)
1.「ココナツハウス」で、出発前の
ひとときを愉しむ。/td>
2.愉しかった加計呂麻の思い出に。 3.古仁屋港での車のトラブルを
乗り越えて、一路、「マングローブ
パーク」へ。
4.初心者とは思えぬゆとりの
笑顔で。(えっ、引きつってる?)
5.シャッターは、ガイドさんに
お願いして。
6.マングローブとは、メヒルギ、
オヒルギの森、の意味だとか。
7.1年越しの体験に、余は満足じゃ~。 8.カヌーのあとは、土盛海岸から
あやまる岬へ、ウオーキング。
9.背景は、あやまる岬。
 
 
 
10.「あやまる」とは、ごめんなさい、
ではなく、こども達のあや取りや
毬つき歌のこ と、だとか。
11.今宵の宿は、ホテル「はしゃ山村」。
今旅の1番の宿、だ。
 


五日目(10月31日)
  
天   気:曇/時々雨
コ ー ス:ばしゃ山村8:40=大島紬村9:00/10:00=ビッグツー(散策&特産品)10: 20/昼食
       /11:40=奄美パーク・田中美術館12:00/13:15=奄美空港14:00/ (解散)/15:00
       =JAL=羽田空港16:55着

 最終日はTさんから提供された、コロナの検査キットの説明から始まった。数分で出た結果は全員セーフ。安心して帰路に着くことが、できると安堵して、海の見えるレストランで朝食。
 9時に「夢おりの郷」大島紬村に着き、泥染めや伝統工芸士さん達の熟練の機織りを見学。一日に7㎝しか織れない柄もある、気の遠くなるような作業に感服。枯山水を模した庭園のある本場大島紬の工房でした。勿論、展示即売も沢山ありました。
 次の目的地の総合スーパーマーケット、ビッグツーへ。ここの庭園内に「金の蛹」で知られる蝶々オオゴマダラが飼育されている。南国の花々の中で、蝶々の飛び交う、夢のような世界がありました。 各自お土産を買い、店内の食堂で昼食。
 雨模様の中、最後の目的地「奄美パーク」に、向かいました。奄美の歴史、文化展示と、栃木県出身の日本画「田中一村記念美術館」が、あります。画家としては不遇な生涯でしたが晩年、奄美の自然の中で新境地を拓いた画家を、世に送り出した奄美のホスピタリティを感じる立派な美術館でした。
 奄美空港で手際よく会計報告があり,定刻通り羽田空港に無事到着。 一年余、綿密に計画をたて、しかも低予算で実行してくださった奄美大島出身のリーダーの心意気と郷土愛が伝わる山行でした。同行の老(老)男女の皆様、ありがとうございました。

(K  記)



五日目(10月31日)
1.出発前、宿のプライベートビーチで
奄美の海を心に刻む。
2.ホテルの前で。「ばしゃ」は馬車で
はなく、芭蕉に関係するとのこと。
3.奄美と言えば大島紬。その「大島紬村」を
じっくり見学。織上がるまでの行程の
複 雑さに、目まいがしそう。
4.今も受け継がれる絹糸の泥染作業。 5.かって、さまざまな物の貯蔵庫として
使われていた高蔵。美しい形だ。
6.紬にも負けない、オオゴマダラの
姿にはうっとり。立ち寄った植物園で
出会えた。
 
7.なんと蛹は黄金。食草の成分
なのか、自然は不思議に
満ちている。
8.我々の食草、いや、昼食は
巨大スーパー「ビッグⅡ」で、
簡素にすませる。
9.最終日の午後は「奄美パーク」で、
遊歩道散策、展示見学、田中一村
美術館と思い 思いに過ごす。
 亜熱帯奄美の豊かな自然と文化にドップリの5日間。
堪能した!!