期 日:2022年8月5日(金)~7日(日) 天 候:3日間とも快晴 参 加 者;4名 費 用:約56,000円(浦和←→富山往復電車代、タクシー、バス、宿泊代、下山後の入浴代すべて含む) コース :8月5日(金) 大宮6:41(かがやき501号)~富山8:25/(地鉄富山)8:37~ 上市9:05/(タクシー)9:10 ~馬場島登山口9:47/50⇒早月小屋15:46(泊) 8月6日(土) 早月小屋4:51⇒劔岳山頂8:58/9:57⇒前劔11:18/ 12:12⇒剣山荘13:48/13:52 ⇒剣沢小屋14:21(泊) 8月7日(日) 剣沢小屋5:55⇒劔御前小屋6:53/7:06⇒雷鳥沢テント場 8:11/8:23⇒雷鳥荘 8:43/8:48⇒みくりが池温泉9:04⇒室堂登山口 9:16/(バス)10:00~立山駅 11:00/11:50~地鉄富山駅12:57~満天の湯~JR富山駅14:45/(ゆっくり昼食) 16:16(かがやき510号)~ 大宮18:03(解散) 1日目 石川福井の集中豪雨の報道に心配されたが、幸い富山県は晴れるとのことで決行される。初日は標高差1500m近い早月小屋までの頑張りだ。 登山口の「剱岳は岩と雪の殿堂である。人身とも鍛錬された人々よ来たれ。力と勇気を持って苦難に挑め」などの5項目から成る剱岳の論の石碑をカメラと胸に収め登り始める。 始めこそやや緩やかだったが、さすがに北アルプス三大急登、次第に傾斜が厳しくなる。200mごとに標識版がありそれを頼りに頑張る。 途中屋久杉にも劣らない大木があり目を見張る。特に最後の標高50~60mは梯子や段差の大きい登りだったが、 初日なので体力もあり、何度かの休憩と昼食時間を取りながら概ねコースタイムで登る。 翌日の朝弁は珍しく助六寿司でしかも美味しかった。 2日目 今日は山頂までまだ標高差800m、更に剱沢小屋まで歩く稜線コース。天候は良好。 登るにつれ富山湾、能登半島など馬場島からの特有の景色が望める。 周囲の山々の眺めも素晴らしい。しかし山頂までの後半はいよいよ岩の殿堂にふさわしく鎖場の連続、左側がすっぱり切れ落ちたカニのハサミを通過、 祠の有る剱岳山頂へ予定通りに到着。点の記の四等三角点を確認しばし余韻に浸りながら長めの休憩を取る。だが生憎ガスに包まれ展望が望めない。 下山は別山尾根コースへ。先頭はサブリーダーに交代し、長いクサリ場の連続、カニのヨコバイ、高度感のある梯子などを慎重に下る。 そして平蔵のコル、前剱の登り返しはきつかったが(私だけ)、山頂が顔を出してくれカメラにおさめる。一服剱からは一気に剱沢小屋へ向かう。 小屋のシャワーでさっぱりするが温暖化が影響しているのか、結構暑かった。 3日目 剱沢小屋の周りはまだ雪渓が残りチングルマをはじめ花畑が広がっている。ゆっくり花の写真を撮りながら剱御前小屋へと登る。小屋前からは奥大日岳や薬師岳へ続く龍王岳などが望め、また雷鳥沢の色とりどりテント群が俯瞰できる。そこまで長い下りだが、昔のようにすたすた下りることができなくなっているのがもどかしい。雷鳥沢から室堂のバスターミナル、そして一路富山駅へ。温泉に入り富山湾の魚に舌鼓を打ち帰路に着く。 平均年齢75歳過ぎのメンバーのアグレッシブなチャレンジが、大満足で終了した。 (S 記) |
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早月尾根登山口に「試練と憧れ」の碑。
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準備して、さあ~「劔岳」に向かって早月尾根登山口を出発。
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早月尾根に屋久島の縄文杉に匹敵する巨木。
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梯子を上ると本日の宿泊は劔岳早月小屋です。頑張ろう!。
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劔岳早月小屋前で
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劔岳早月小屋の夕食(ポーク)。
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険しい岩壁を慎重に3点法で上る。
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劔岳頂上で集合写真。(ガスが掛って遠望できず残念)
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「剣岳山頂に設置されている3等三角点(新田次郎作の映画「点の記」舞台になる)
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劔岳早月尾根の核心部「獅子岩」のカニのはさみ。
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剣岳山頂から下山、直ぐに最初の難所、有名な「カニのヨコバイ」を緊張して下山。
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前劔山頂で後方剣岳でスナップ写真(ここでも、ガスで遠望出来ず残念)
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垂直に掛る長い梯子を慎重に下りる。
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早月尾根~別山尾根コース上に比高差200mごとに設置されている標識(助かりました)。
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剣澤小屋前にて集合写真。
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別山尾根上に咲く高山植物の代表的な「チングるま」群生。
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残雪が残る「みくりが池」。
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ゴール地の室堂平で、お疲れ様でした。