1856 北アルプス・薬師岳(2926m)

期  日:2022年7月1日(金)〜3日(日) 2泊3日
天  候:晴〜曇〜雨〜晴〜曇
参加者;9名
費  用:約47,000円
コース:7/1 大宮14:49=富山16:56  東横イン富山駅新幹線口Ⅱ(泊)
     7/2 地鉄富山駅6:00= 有峰口駅7:00/7:10(ジャンボタクシー)=折立7:50/8:00(スタート)
         -三角点9:55/10:00-五光岩ベンチ11:45/12:00-太郎平小屋13:10/13:40
         -薬師峠13:55/14:10-薬師岳山荘16:10    
     7/3 薬師岳山荘3:30-避難小屋4:07/4:12-薬師岳山頂4:25/5:00-薬師岳山荘5;35/6:50
         -薬師峠8:24/8:40太郎平小屋8:55/9:10三角点11:05/11:10折立13:00
         =有峰口13:50/14:16=地鉄富山駅15:10 解散
     
 7/1 第1日
 大宮駅新幹線ホーム9名中8名が集合。1名は翌日合流。北陸新幹線はくたか567号金沢行富山駅下車。午後の発であってもかなりの乗車率である。 富山も変わらず暑い。駅近くの東横イン富山駅新幹線口Ⅱチェックイン。その後近くの居酒屋にて夕食、明日からの決起集会となった。

 7/2 第2日
 東横インホテルロビー(5:45)全員集合。脇にある地鉄富山駅乗車。地方鉄道の為か現金購入、人手にてチェック。一時間で有峰口駅降車。 予約済のジャンボタクシー乗車、途中有峰湖展望台で下車し写真パチリ。天気上々、暑くなりそう。
 歩き出しから急登が始まる。樹林帯が幸いするも汗だくで悪路を進むがウツギ、ササユリ、ギンリョウソウ、等、和ませてくれる花々が現れはじめた。 三角点手前の日影にて休息。そこからは日陰のない人出に施された長い登山道を太郎平小屋迄行かねばならない。水もかなり消費、五光岩ベンチにて昼食。
 山々は良く見渡せるが空が怪しくなってきた。ほどなく大粒の雨が。太郎平小屋手前に残雪あり。さらに雨脚が強くなり、太郎平小屋にて雨宿りを余儀なくされた。 小やみになった所で出発する。青のツガザクラ、イワカガミ、チングルマ,キンバイソウ、センブリ、イワウチワ、知らない花がいっぱいのお花畑。
 薬師峠まで下り、その後今回の難関雪渓登り数回。残雪とはいえかなりの勾配。アイゼン着装で突破。付けなかった方は素晴らしい。雨は止まず、遠くで雷音。 もう少しで小屋かなと思われる頃山荘の方が手を振ってくれていた。雷が鳴っていたので心配したと。雨は止んでいた。山荘に入ると、なにおいてもお茶をと迎えてくれた。 ありがたい熱いお茶だった。

 7/2 第3日
 薬師岳山頂で日の出を見る為3時起床。誰に起こされる事もなくそれぞれ支度し3時半出発。他の宿泊者もすでに出発していて山頂へ向かうヘッドランプの明かりが揺れていた。 星も数多く見る事が出来、富山の町の明かりも美しい。風も無くダウンの上着、レインパンツ着用で丁度良い。 ちょっとした避難小屋まではかなりの勾配で登る事になる。そこを過ぎると緩やかな勾配で薬師岳山頂まで登り詰める。空がオレンジ色に変わり始め、 一瞬山頂での日の出には無理かと思われたが全員山頂で日の出を見る事が出来た。オレンジ色に染まる雲の下から更に燃えるオレンジ色の太陽が昇った。 ほどなく雲の中に入り辺り一面日差しに照らされ夜は明けた。
 山荘に戻り朝食。(日の入り19:12、日の出4:35カウンターに掲載あり)ゆったり朝食を済ませ昨日のコースを戻る事になる。 あんなに晴れていた空は今にも泣きだしそう…。レインパンツを履いての出発となった。薬師峠手前の数回の雪渓ではアイゼンの脱着を繰り返し無事に通過出来た。 又、昨日見た花々をゆっくり見直す事が出来た。薬師峠の水場の水は豊富で美味しかった。小屋で買ったペットボトル500cc¥500より美味しいと笑えるような、笑えない話が飛び出した。
 太郎平小屋迄の登り返しは最初きついが、ある程度登ってしまえば昨日雨で余裕がなかった木道の左右はお花畑、 見渡す山々は残雪を残し北アルプスの雄大な眺めを惜しみなく堪能出来た。太郎平小屋で小休止をとり、長い折立迄のほぼ下りの道を下る。 五光岩ベンチ、三角点で小休憩等しながら折立に到着。長い道のりでした。 事前に予約しておいたジャンボタクシーで有峰口駅。地鉄に乗り地鉄富山駅にて解散となりました。 解散後新幹線乗車迄時間があったので、富山名物「黒ラーメン」を食することになったが、これは関東人にはしょっぱ過ぎてお勧めは出来ないことが分かった。
 今回の薬師岳は初めての人、記念登山の人、何回目かの人それぞれの思いで登ったけれど2日目の日の出を皆で揃って見られたことは日の出そのものも綺麗だったが、 そこに至った努力が本当に素晴らしかった。リーダーさんはじめ皆さんお疲れ様でした。そして有り難う御座いました。 リーダーさんが薬師岳山荘で見つけた素晴らしい言葉を同行者だけでなく、会の皆で味わいましょう。 「そんなに苦しい思いまでしてなぜ山に登るの?苦しさに勝る楽しさがあるから」

(N  記)





富山地方鉄道有峰口駅に到着


折立に行く途中、ジャンボタクシー運転手さんの計らいで
有峰湖展望台に停車し  パチリ

折立から薬師岳登山口より登山開始


愛知大十三重の慰霊塔を見ながら安全登山を祈願する

この先は急登の連続と暑さとの闘い

大木の木陰で小休止、水分補給で生き返る

北アルプスの素晴らしい光景を見ながら
五光岩ベンチで昼食(私にはそんな余裕は…)

あたり一面可愛らしいチングルマの群生に癒される

やっと太郎平小屋に着いて一休み、あと少し頑張ろう

太郎平の標識前で集合写真

アイゼンを履いて急斜面の雪渓で記念撮影(私以外は皆元気)

やっと薬師岳山荘が間近に見えてきました。

早朝3時半に山頂を目指して待望のご来光を拝むことができた。

薬師岳山頂にて9人全員で記念撮影
(山の神様のプレゼント太陽が眩しい)


薬師如来や銅剣が祀られている祠を拝む

朝食が待っている薬師岳山荘に向かって下山

数々の高山植物が咲き誇るお花畑を見ながら木道を下る

チングルマの小道を下山する。

さすが花の百名山(イワウチワ、リュウキンカ、チングルマ、イワカガミ、水芭蕉
ハクサンイチゲ等々)


無事に有峰口駅に到着 お疲れ様でした