1839 茨城 千代田アルプス

期  日:2022年4月30日(土)
天  候:晴
参加者;9名
費  用:約4,000円
コース:上野7:25=石岡8:55=タクシー=中志筑・バス停「神社前」(千代田郵便局の近く)9:30
     ―長興寺 志筑城址―師付の田井―御野立所・権現山10:30―閑居山227m
     ―浅間山334m12:00~昼食12:30  ―青木葉峠―パラグライダー跡―雪入山345m13:30
     ― 剣ケ峰―パラボラ山―いやしの里14:45― 中央青年の家手前―雪入公民館15:30
     ― 太子堂―上佐谷バス停16:00/16:39=土浦17:15/17:28=上野18:41
     
 リーダーを悩ませていた天気は、本日は爽やかな快晴。風格のある門構え・重厚な屋根を持つ家が城下の名残を感じさせる田舎を出発。表情豊かな石仏達がお迎えしてくれる長興寺。志筑城址では、関ヶ原の戦いや幕末へ思いを馳せる。万葉集にも登場する師付の田井は、清らかな水が湧き、しめ飾りをして土地の人びとが守ってきたそうだ。新緑の里山と水をひいた水田の美しいこと。今日は歴史男子と歴女の集まりで、ああだこうだと歴史談義に花が咲く。
 やっと千代田アルプスの入口へ、急登を一気に登り権現山に到着。眼下に千代田の大地を見晴らす。ここから閑居山・浅間山・青木葉山・雪入山・剣ヶ峰の順に連なる筑波連山南東部の稜線を縦走する。樹林帯の気持ちの良い稜線をアップダウンを繰り返す。筑波山の美しく大きな山容を望み、霞ヶ浦を眺め、歓声を上げる。明日のご飯(?)にわらび採りに興じ、山躑躅の下、見返り美人の構図で写真撮影。稜線も終わり下山。歴女の言葉を借りれば、鵯越えさながらの急坂。昨日の雨で滑りやすく、こんなに登ってきたっけと思うほど長い距離を慎重に下る。
 下りきって緊張も解け、13㎞の行程に疲れを覚えたせいか、気が緩んで駄洒落は出るし、おしゃべりは弾むし、童心に帰ったようにのんびり里歩き。このペースで最終バスに乗り遅れては大変だ!と気がつく。振り仰いで眺めると、歩いた山並みは穏やかで美しく、日本の原風景そのもの。小さい山に一つ一つ名前をつけ、万葉の昔から開けた水田地帯を風光明媚に守り続けた人々の歴史を感じる。リーダーの熱い思いに共感、綿密に計画準備をしていただき感謝いたします。 和気あいあい、笑い続けたような、素晴らしい一日にしてくれた参加の皆様、ありがとうございました。

(S 記: 写真 T)





1 多数の石仏が、お迎えする長興寺(誰かにそっくりな石仏もいるよ)


2 志築城跡の史跡を勉強する

3 「師付の田井」から筑波山を望む


4 浅間山(334m)山頂で集合写真

5 あきば峠はややきつい登り

6 遠方に筑波山の勇姿を拝む


7 あちらこちらでヤマツツジが咲く登山路を行く


8 霞ヶ浦を見渡す剣ヶ峰広場で集合写真


9 慎重に直登コースを下る


10 帰りのバス停に向かう途中、歩いてきた千代田アルプスを振り返る