期 日:2021年4月7日(木)~8日(金) 天 候:晴れ 参加者;12名 費 用:約24,000円(ジパング使用) コース:一日目 大宮7:49(新幹線)=佐久平8:51/9:02(小海線)=小諸9:17~小 諸城址<懐古園> ~北国街道~藤村プロムナード~小諸11:30/11:38(しなの鉄道)=上田11:59~ そば処 ~上田城址~芳泉寺~北国街道~上田15:30/15:50=屋代16:10 ~「ルートイン屋代更埴」 16:20着・ 住まいする地域の桜は散りはじめたが、こんどは信州の花巡りだ。ワクワ クと北陸新幹線で佐久平へ。小海線に乗り換える頃には真白な雪山が青空に映える。小諸駅前の広場では、こぶし が花盛り。ということは、桜はまだ早い?リーダーのレクチャーを受けて、まずは「懐古園」へ。 武田晴信が整備し、 その後の仙石秀久が大改造した小諸城。「懐古園」という名称は、のちの荒廃した城を旧藩士達が公園として整備し て名付けた、とパンフレットに書いてある!広い園内をノンビリ散策。やはり”小諸紅枝垂れ桜”は、堅い蕾だったが、 白い雲を眺めて、ちょっぴり、藤村の詩の気分を味わう。ここ、小諸が北国街道の宿として栄えたその名残を、そここ に感じながら、次の目的地、上田へ向かう。 上田ではまずお昼。名物女将の”そば処”で、美味しいおろし蕎麦をいた だき、切り火までして貰って満足して上田城址へ。場内の櫓門のあたりは枝垂れ桜が見頃で、なんと、真田信繁さま!が出迎え てくれて、一緒に記念撮影まで。ワイワイと真田神社もお詣りしたが、ついウッカリと真田井戸を確認しなかったのは残 念。 ゆっくりと城外の外堀添いを散策し、さまざなな処で目に入る”六文銭”に導かれて、ここ上田も通る北国街道を 愉しむ。どっしりとした白壁の商家が目立つ紺屋町と呼ばれる通りの一角には「保命水」という、湧水の井戸があり、み んなで有り難く、一口ずつ飲ませて貰う。冷たくて美味しかった。通りは昔風の造りを保存していて、とても良い雰囲 気だ。いつまでも歩いていたいが、我らは旅人、明日に備えて、ふたたび、可愛い”しなの鉄道”で、宿のある屋代へ向かっ た。 コース 二日目 ホテル発8:00=タクシー=あんず保育園前8:15~あんずの里うぐいす線~上平展望台8:45 ~観龍寺9:20~薬師山展望台~観光会館・タクシー=屋代<昼食>~屋代12:10/12:25 =篠ノ井12:31/12:46姨捨~長楽寺~四八枚田~姨捨棚田~姨捨14:30/15:19 =篠ノ井15:33/15:54=上田16:24/16:31(新幹線)17:37大宮・解散 朝、昨夜の愉しい晩餐の余韻を反芻しながら、タクシーで杏の里、森地区に向かう。車の通りもすべて杏の並木で、杏畑へ向かう足取りも軽い。プライドを感じる梅とも、華やかな桜や桃とも違う、素朴な杏。一目十万本と言われる満開にはあと三,四日かかりそうだが、十分に咲きそろい、果実を収穫するために幹が低く花が目線の高さなのも好ましい。写真のシャッターは切れ間がないほど、どの小道を歩いても絵になる風景が続く。古いお寺さんに寄ったり、展望台で休憩しながら名残を惜しむ。 お昼ごはんを食べに、屋代までタクシーで戻り、午後の棚田散策に備える!?しなの鉄道、篠ノ井線と乗り継いで、スイッチバックに興奮しながら姨捨の駅へ。ホームからは、善光寺平の真ん中をゆったりと蛇行する千曲川、駅舎付近の高みから細かく小さな田圃が、段々に耕されて下っているのが見下ろせる。 しばらく姨捨駅の特権を楽しんだあと、さあ、棚田へ。踏切を越えた途端の急下降。おもわず、帰りはここを登るの?と、顔が引きつる。まず、サンシュユ満開の長楽寺へ。文学碑がたくさん有ると言うが、休憩だけで精一杯。ゆっくりと「田毎の月」の描かれた四十八枚田へくだる。一枚一枚がとても小さい。そこから姨捨棚田とよばれる、丘の斜面全体が耕された農道をゆく。田起しもまだのこの時期、水の張られた田に月が輝くのは、想像の中で愉しみ、ゼイゼイと息を切らせて丘の上まで歩く。 見晴るかす善光寺平は、遠くアルプスの山々まで望め、素晴らしい景観だった。天候に恵まれ、詩心をくすぐられ、歴史の厚みをかいま見、花に酔い、美味しい食事と名物のお土産もと、卑近な満足までみたしてくれたこの山行、💮 (T 記) |
|
一日目
小諸城址のこの城壁は、復元したもの。それにしても立派だ。
|
園内の展望台から、千曲川を眺めたり,
|
三の門では、この城の歴史をにわか学習したり。
|
アビー・ロード? いえ、北国街道。
|
街道の曲がり角の光岳寺で、ひと休み。(階段を見ればすぐ座る?)
|
二両連結の可愛い”しなの鉄道”で、上田へ向かう。
|
おお、堺雅人、いや、真田信繁さま、だ。
|
東虎口櫓門の見事な枝垂れ桜。
|
かっての城下町の面影のある”歴史の小道”。あっという間に通り抜け
たが!
|
街道の一角に、大事に手入れされている「保生水」
|
北国街道紺屋町、は、趣のある通りだった。
|
二日目
杏の里歩きの、始まり~。
|
溜息が出るような美しさ。
|
花に負けない面々の、笑顔。
|
こちらはコッソリ、いや、堂々と6人で記念撮影!
|
例年なら人でいっぱいの、畑なのだろう。幟がちょっと寂しい。
|
桜と杏のコラボを期待した観龍寺だが、笑顔が咲いたので、良し!
|
薬師山展望台で、ゆっくり休憩。
|
歩けども、歩けども、飽きない花園。
|
姨捨駅なのだ! パチリ! 2~3人足りない。捨てられたか?
|
スイッチバックする場所を、渡る。
|
枝垂れ桜の古木。この花が咲く頃には棚田に水が入るのだろう。
|
長楽寺では、山茱萸が満開だった。
|
四十八枚田の下まで下る。
|
さあ、登り返して姨捨棚田へ。
|
この田、一枚一枚に水が張られ、一枚毎に月が映る?!
|
善光寺平を堪能して、姨捨駅へ戻ろう。
|