1796 千葉・印西を歩く

期   日:2021年12月19日(日)
天    候:快晴
参 加 者 :男子6名、女子12名 計18名
費   用:2,400円 (南浦和起点)

コース  南浦和7:36⇒東松戸8:11/8:18⇒千葉ニュータウン中央8:31千葉ニュータウン中央駅広場出発8:45
     ・・小倉鳥見神社・・泉倉寺・・宝珠院観音堂・・清光山歓喜院・・月影の井・・永治プラザ
     ・・大六天神社11:00(昼食)/11:30・・日照山観音寺・・浦部鳥見神社・・石尊阿夫利神社
     ・・津幡新田公園・・千葉ニュータウン中央駅14:00 (解散)

 千葉ニュータウン中央駅前広場はかなり冷え込んでいたが、幸いにも風はなく快晴の下、8時45分出発。駅周辺は広い道路が整然と整備され、 多くの商業施設やホテル、マンションなどの高層ビルが立ち並び、大都市になっている。しかし、20分も歩くと、昔ながらの田舎の風景が広がる。
  最初は小倉鳥見神社。どれが本殿かも分からない小さな神社。鳥見神社は印西にのみ存在する神社で、後で訪れる浦部鳥見神社も含めて18社ある。
  天竜山泉倉寺は大同2年(807年)飢餓民救済のため平城天皇の命で、空海の弟子である慈観上人によって建立されたとされる天台宗の古刹。 彦根の井伊家から寄贈された木造延命地蔵菩薩坐像が安置されている。千葉県指定有形文化財である。毘沙門天も祀られており、いんざい七福神めぐりの札所でもある。 本堂は青磁色で重層銅板葺きの阿弥陀堂形式。美しく映える。本堂前で集合写真を撮る。
 宝珠院観音堂、通称「光堂」は859年~877年開基と伝えられる古刹で、国の指定重要文化財。正面側面ともに三間の堂で、屋根は寄棟造茅葺きで簡素な外見。 内部は極彩色に美しく装飾されているらしい。森に囲まれて幻想的な雰囲気に包まれている。
  清光山歓喜院へ向かう途中に竹林の道が続く。木漏れ日を浴びながら気持ちよく歩いた。
 清光山歓喜院は寛永年間(1624年~1643年)に当時の旗本上杉氏の別当寺院として僧智円によって開かれた天台宗の寺院。 本尊は阿弥陀如来。境内にある薬師堂は、通常東か南向きに建てられるのに対し、珍しく北向きなので、北向き薬師とも呼ばれている。
  近くには月影の井がある。200m西に戦国時代の龍崖城跡がある。城主大菅豊後守正氏がうぶ湯や行水に使用していたと伝えられる。 鎌倉市の星の井/星月夜の井、福島二本松市の日影の井と並んで日本三名井の一つとされ、印西市の史跡に指定されている。
  永治プラザはこの地区のコミュニティセンターで、ここでトイレ休憩。プラザの人はみんな明るく親切でした。永治は平安時代1141年~42年の年号が由来とのこと。
  大六天神社は前方後円墳の上に造られた神社で、第六天魔王を祀る。数十本の木に囲まれた中に鎮座する石祠だけの簡単な神社。 この高台からは、手賀沼の干拓地が眼下に一望でき、遠くに筑波山などの山並みが眺められる。ここで、早めの昼食をとる。
  日照山観音寺は、奈良時代初期に慈覚大師によって創建されたといわれる古刹。仁王門の左右には、運慶作とされる乳なし仁王尊が屹立している。 また、いんざい七福神の弁財天を祀り、印西大師八十八所16番でもある。本堂へは長い石段を登って拝謁する。阿弥陀如来が祀られている。
  浦部鳥見神社には神楽殿がある。毎年10月に奉納される神楽は、12の舞が演ぜられるので浦部12座神楽とよばれている。千葉県指定無形民俗文化財である。
  石尊阿夫利神社へは農耕用の車道や山裾に沿って40分程歩く。江戸時代(1764年)に銚子の海底から二つの青い石が引き揚げられた。 この二つの青い石は人々の願いを叶える不思議な力を持った神秘の石であり、「世直し石尊」と名付けられた。やがて相模国の石尊社(大山阿夫利神社)へ奉納する途中、 ご信託があり、この地に祀ったことが由来とされる。 また、毎年7月末の例大祭では、境内で「神輿の梯子立て」が行われる。担ぎ棒の先を地面につけて神輿を梯子のように立て、地面に勢いよく倒す。何度も神輿を叩きつけ悪霊を祓う祭りです。 神楽殿・神輿蔵・拝殿をバックに集合写真を撮る。
  最後の目的地は津幡新田公園。調整池を中心に整備された自然豊富な公園で、公園内にある大きな日時計の中でしばしくつろぐ。 池のまわりの遊歩道を歩いて、千葉ニュータウン中央駅へ戻る。千葉ニュータウン中央駅には14時に到着。駅構内で解散した。
  千葉・印西には、長い歴史を物語る神社、お寺、遺跡が多く点在する。今回は小倉から浦部、浦幡へと歩いた。 印西の歴史と文化の一端に触れ、また印西の静かな冬の自然を楽しむことが出来ました。

(S   記)




千葉ニュータウン中央駅広場にてNリーダーよりコース説明


最初の訪問、小倉鳥見神社


泉倉寺本堂前で集合写真


宝珠院観音堂境内に鎮座する茅葺き屋根の端正な光堂


こもれびを浴びながら竹林の道を和やかに歩く


第六天魔王を祀る第六天神社

高台から手賀沼干拓地を眼下に眺め早めのランチタイム

阿夫利神社の境内にて善男善女の集合写真

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