期 日:2021年8月22日(日)〜23日(月) 天 候:晴れ〜曇り 参加者;計11名 費 用:約28,000円 コース: 1日目(8月22日)晴れ〜薄曇り 大宮8:17=長野9:30/53=長野電鉄特急=湯田中10:37/45=バス=志賀高原山の駅 11:16/46=発哺温泉11:55―東館山ゴンドラリフト山頂駅―展望台12:30―高山植物園 ―高天ヶ原サマーリフト14:30―一の瀬ダイヤモンド湿原15:00−ホテル銀嶺15:30 雨天を覚悟しての山行であったが、電車が長野に近づくにつれ晴れ間が広がり電車とバ スを更に乗り継いできた標高1485mの志賀高原山の駅はすがすがしい晴天だった。バスの乗り継ぎ時間を利用して蓮池ほとりで早めの昼食を頂く。蓮池からのバスは貸し切り状態で高度をぐいぐい上げて発哺温泉に到着。少し山を下り、東館山ゴンドラリフトの山麓駅から4人乗りゴンドラに分乗し6〜7分で標高差400mの山頂駅まで到着し展望台に向かった。標高2000mの展望台は夏とは思えぬ涼しさで、霧の合間に現れるゴンドラや志賀高原の山並みを眺めた。 展望台レストランにて暫し休み、展望台と隣接する高山植物園“おすすめコース花編”に向かった。植物園内は咲く花の時期を考慮して区分けされており、コースの番号札を頼りに歩くと容易に目的の花を鑑賞できた。8月〜9月に咲く花“マツムシソウ、ワレモコウ、タカネナデシコ・・・”等多くの花が咲き花の名板もあり有難い。時間に余裕があるため植物園の外に広がるトレッキングエリアに足を延ばした。植物園の略式地図を頼りに最後には元の地点に戻るだろと歩いていたが、ヤナギラン群生地から先への道がない。近くのリフト乗り場等から現在地点を確認し、植物園に戻るには今来た道を引き返す判断を下した先輩たちは流石だ。 高天ヶ原サマーリフト山頂駅に向かう途中のクロサンショウ魚の池では、オタマジャクシが泳ぎ、夏に羽化した大型トンボ(ホシヤンマ)が旋回しており、暫し足を止め見入った。リフトを利用してホテル近くに下山し、一の瀬ダイヤモンド湿原の散策へと向かった。木道には大きなお猿さん2頭がいたが近づくと道を空けてくれた。終点からホテルに向かう車道では、10頭以上の親子連れのお猿さん達と共に歩く不思議な体験が出来た。人慣れした穏やかな猿さん達だった。ホテルの宿泊客は私達の他に1人との事で蜜を気にせず過ごし、入浴後揃って夕食を頂き、コロナ禍で忘れかけていた仲間達との触れ合いの楽しさを再確認した。 2日目(8月23日)晴れ〜薄曇り ホテル銀嶺9:00=ホテル送迎車=木戸池9:30―田ノ原湿原10:10―長池―下の広場 11:30(昼食)12:00―信州大学自然教育園散策―下の広場13:00―下の小池 ―志賀高原山の駅14:00/14:41=バス=湯田中15:11/34=長野電鉄特急=長野 16:19/17:04=新幹線=大宮18:03 昨夜から降り続いていた雨も朝食時には小雨になっていた。当初予定していた大沼池に至る“池めぐりコース”は急登もあり危険と判断されたリーダーは木戸池から蓮池に至る 距離が短く安全な“自然探勝コース+信州大学自然教育園散策”に変更された。 朝食後空は明るさを増し、ラッキーな事に晴れてきた。スタート地点の標高1620mの木戸池まではホテルのご主人の車で送って頂く。多くの魚が泳ぐ木戸池前で記念撮影後、初秋を感じつつ赤紫色のススキの花やアザミの花咲く小道を歩き、田ノ原湿原に向かう。群生しているワタスゲやニッコウキスゲの花の時期は終わり、田ノ原湿原の木道下にはモウセンゴケ等のコケ類が覆っていた。少し上り下りの有る遊歩道を歩いて行くと三角池、上の小池が現れるが酸性度の高い水質(pH 4〜5)で水中生物は少ないとの事。また樹木に覆われた苔むす小道では巨大な岩の上から根本が垂れ下がる“根上りの木”や根本がむき出しの巨木等があり、楽しませてくれた。木立の中に見え隠れする長池を通過すると信州大学自然教育園本館の有る下の広場に到着した。木戸池から下の広場までの約2kmを2時間。草花をじっくり観察しまさに自然探索コースに相応しい山行だ。昼食にホテルから持参した弁当を頂く。 自然教育園内で過ごせる時間は帰路のバスの制約から2時間以内との事で標準1時間の散策コースを選択。ブナ等の広葉樹で覆われ木の根が張り出す標高差70m程の小道を一気に登って折り返し標準時間で下の広場に戻った。皆さんの足並みは流石だ。時間的に余裕があり、道端の草むらに潜むアサギマダラを見つけては喜び、今や絶滅危惧種になった野生の桔梗を見つけては観察しつつ探勝コース終点の志賀高原山の駅に着いた。 思いがけなく天候に恵まれた2日間の山行。晩夏の志賀高原の自然を満喫し、山の仲間達と久しぶりに交流出来た事に感謝です。企画、会計、案内・・あらゆる事を担当されたリーダーに更に感謝します。 (担当;本文 O、写真 T) |
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湯田中からバスで志賀高原山の駅に到着
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東館山高山植物園で集合写真
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咲き誇るヤナギラン群生の前で集合写真
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高天ヶ原サマーリフトで下山
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宿に向かう途中野生のサルがお出迎え
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今宵の宿「ホテル銀嶺」
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湿原の木道を散策
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田ノ原湿原ベンチで小休止
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信州大学自然教育園でランチタイム
(ホテル銀嶺のお弁当が美味かった)
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昼食後、信州大自然園を散策
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? 珍しいアサギマダラを発見
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下の小池から最終地点のバス停志賀高原山の駅に向かう