期 日:2020年11月15日(日)~18日(水) 3泊4日 参 加 者 :計14名 費 用:約40,000円(浦和起点ジパング、GOTOトラベル利用) 概 要:昨年の琵琶湖巡り①に続き今年は奥琵琶湖周辺の観音の里や仏閣、古戦場を訪れ て古い歴史に思いを巡らし、小春日和の中をゆったりとした時間が流れる里山や遊歩道を歩き、 湖北の秋の風情を堪能した3泊4日の山行であった。 1日目 (11月15日)・・・・天気:快晴 東京7:33=ひかり633号=米原9:44/10:05=木ノ本10:40-賤ヶ岳隧道11: 50 ―奥琵琶湖畔の道―塩津神社13:50―道の駅・あじかまの里14:20/50(バス) 近江塩津14:54/15:07=米原15:42-東横イン米原駅新幹線西口15:50=清滝バス停 17:10/17:42~阪急嵐山駅17:57/18:08―四条烏丸(東横インホテル)18:48 快晴の下、東京駅を貸し切り状態で出発した新幹線。熱海駅近くのトンネル走行時に突然停電し暫く停車。米原での乗り継ぎを心配したがどうにか間に合った。木ノ本駅でリーダーご挨拶後いざ出発。 目の前に迫る賤ヶ岳の紅葉を楽しみつつ歩み、賤ヶ岳隧道を通り抜けると波静かな奥琵琶湖の湖面が雄大に広がっていた。湖面に釣り糸を垂れている人達の仕草を気にしつつ、 湖畔のサイクリング道路を歩み続けると塩津浜の集落に到着。塩津浜は平安の頃から北陸・越後の海産物の中継地として栄えた琵琶湖最北端の集落。 塩津神社の祭神は海産物の塩“塩土老翁”であり、集落を通る塩津海道には江戸時代の帆船“丸小船”の基地として繁えていた面影が残っていた。 道の駅“あじかまの里”に立ち寄り近江塩津駅から米原の宿に向かった。 2日目(11月16日)・・・・・・・天気:快晴 ホテル8:30-米原9:00=高月9:20-渡岸寺観音堂9:50/10:20-雨森芳洲庵 11:00/12:30-石道寺13:30―鶏足寺13:30-遊歩道古橋歴史の小径 ―北国街道木ノ本あるきー木之本地蔵尊14:00-木ノ本16:15=米原16:42 -東横イン米原 駅新幹線西口(宿泊) 琵琶湖北東部に位置する北陸線高月駅に移動し出発。向かうは渡岸寺観音堂。まずは国宝の中で最も美しいと称される腰をひねった躍動的なお姿の十一面観音立像に魅了される。 庭のもみじはすっかり紅葉しており、河川沿いの数本の桜は満開で季節感を忘れて雨森芳洲庵に向かった。従来は月曜休館の雨森芳洲庵。リーダーの依頼にて雨森芳洲の朝鮮通信使等を講和して頂いた。 素晴らしい庭園を囲む縁側をお借りしての昼食後に石道寺に向かう。 琵琶湖・湖北一体は地域住民が多くの無住の寺院を守っている“観音の里”である。コロナ感染防止の為石道寺に向かう街角には警備員が立ち、石道寺や鶏足寺は地域要請からか閉鎖されていた。しかし石道寺から鶏足寺に至る山道や寺院境内のもみじは今が旬で赤く染まり、特に鶏足寺大門跡の紅葉はまるで絵葉書そのものであった。鶏足寺遊歩道沿いの亀山の茶畑を通り抜け、木之本地蔵尊を拝観。電車の時間まで旧北国街道を歩き、本陣跡、造り酒屋の杉玉等昔の面影を残す町並みを見物し米原の宿に向かった。 3日目(11月17日)・・・・・・・天気:快晴 ホテル8:40-米原9:00=木ノ本9:24-黒田家御廟所10:00/10:15―伊香具神 社 ―リフト乗り場11:10―賤ヶ岳山頂(421m)11:30―中川清秀の墓12:40―江 上登山口 13:15―余呉湖畔散策&昼食―余呉14:29=近江今津15:00―琵琶湖周航 の歌資料館 ―ホテル可以登16:00 木ノ本駅まで電車で移動し向かうはご先祖様達の御廟所。係から黒田家・家系図等の説明を受け合掌。田園風景の広がる道を暫く行くと養蚕業が盛んで琴や三味線を作っていた大音地区に到着。 地元の小学校1,2年生が田んぼの広い道でかけっこの授業をする程の長閑さだ。賤ヶ岳の中腹(258m)までリフトで上がると南の方向に奥琵琶湖の湖面と比良山系がくっきりと見えた。 山道を更に300m程登って行くと、見晴らしの良い山頂広場に到着。東側には滋賀県最高峰の伊吹山を望み、北側には余呉湖が見え集合写真を撮る。 この一帯は羽柴秀吉が柴田勝家を破り、天下人への道を歩み出した賤ヶ岳の戦いが行われた場所で、NHK大河ドラマ“麒麟が来る”の続編を見る思いであった。 尾根道を江上登山口に向けて下りていくと奇襲で討ち死にした秀吉側武将“中川清秀”の墓や激しい戦いを連想させる名前の池等があった。 本来は休館日であるが係の方のお願いで開いてくれた余呉湖観光館。朝に体調を崩されていた1人の方が合流し全員揃って余呉湖観光館で昼食を頂く。 昼食後は電車で近江今津に移動し、琵琶湖周航の資料館や浜辺に立ち寄り宿にむかった。 4日目(11月18日)・・・・・・・天気:快晴 ホテル8:30―近江中庄10:47=マキノ10:50―湖のテラスー海津大崎湖岸園地 12:20/13:00―マキノ14:40/51=米原15:42/57=東京18:42 奥琵琶湖巡り②の旅の最終日。近江今津から近江中庄までの1駅間約6kmを琵琶湖湖畔沿いの近江湖の辺の道を歩く。砂浜歩きを期待したが、所々に小川が流れ込み渡れない為、 湖面を見つつ松並木の車道を進む。集合写真は砂浜に降りてくつろいだ時の1コマ。 近江中庄駅からマキノ駅間は電車で移動し、マキノ駅から琵琶湖でも有数の景勝地として知られる海津大崎を目指した。江戸時代に作られた海津集落の石積み等 見つつ桜並木が始まるポイントにて昼食。昼食後は当初の予定を変更し、地元物産店等への立ち寄り等自由行動とし予定の電車で帰路に着いた。 大勢の仲間をリードされた係の皆さん、ご参加の皆さんに感謝です。 (O 記) |
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1日目 木ノ本駅から歩き出します。まずはリーダーのご挨拶から。
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賤ヶ岳隧道出口からは奥琵琶湖の静かな湖面が広がっています。
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湖畔のサイクリング道にて最初の集合写真。
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江戸時代の海産物中継基地の面影を残す塩津海道を進みます。
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2日目 雨森芳洲庵での講和後に庭園を囲みくつろぎます。
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観音の里には多くの寺院があり石道寺の紅葉は見事です。
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コロナで立ち入り禁止の鶏足寺。大門跡からの紅葉は絵になる風景です。
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小春日和の中、亀山の茶畑の遊歩道を歩みます。
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北国街道の造り酒屋には大きな杉玉が。昔の面影を残す街道です。
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3日目 ご先祖様達の御廟所にて合掌。
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田んぼの広い道では“かけっこ”の授業が。なんとも長閑な大音地区。
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賤ヶ岳リフトで登った中腹の南側には奥琵琶湖や比良山系の絶景が。
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賤ヶ岳山頂ではボランティアさんのお話を伺い、余呉湖をバックに1枚。
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資料館見学時に誰からともなく口ずさんでいた琵琶湖周航の歌。いい歌です。
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近江中庄駅まで“近江湖の辺の道”を歩きます。
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童心に戻り楽しんだ湖面水切り投石遊び。琵琶湖の砂浜にてくつろぎます。
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砂浜に沿う松並木道を駅へ。山行4日目。自然と長くなる隊列です。
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海津大崎へ続く桜並木街道。空にはトンビ、湖面にはカモ達が迎えてくれます。
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