1661 上信越・雨飾山(1963m)

期   日:2020年10月24日(土)〜25日(日)
天   候:24日(土)雨、山頂は雪。
       25日(日)小雨のち晴れ、山頂は強風
参 加 者 :男性2名、女性4名 計6名
費   用:29,480円(電車11,600円、バス800円、タクシー3,380円、宿泊・飲み物13,700円)
コース 24日(土)南浦和7:28−立川8:05/8:24(あずさ5号)−松本10:37−南小谷11:56/(村営バス)12:05
          −山田旅館12:39/(チェックイン・部屋へザックデポ)13:32⇒鎌池14:30⇒山田旅館15:00(泊)
     25日(日)山田旅館6:00(ジャンボタクシー)―雨飾山登山口6:22/6:25⇒荒菅沢8:17⇒笹平10;00
           ⇒雨飾山山頂10:37/10:40⇒笹平11:30⇒荒菅沢13:40⇒雨飾山登山口15:30/15:45
           (ジャンボタクシー)−南小谷16:12/16:19−信濃大町17:13/17:19−松本18:12/18:40
           (あずさ54号)−立川20:40/47−西国分寺20:53/31:01−南浦和 21:30(解散)
               

 24日(土)
 今回ほど天気の変化に悩まされたことはありません。木曜日の夕方に“てんきとくらす”で確認しても25日(日)の予報は、相変わらず“C”だ。中止にするには、旅館のキャンセルと参加者に今連絡しないとまずいので、参加予定者の一人と相談。“てんくら”は、半日ごとに変わることも多いし、温泉もあるので、とりあえず、行けるとこま
で行こう。となって実施を決める。
 時間通り、大糸線南小谷駅へ降り立つ。小さな駅。 駅前に1軒だけ土産物店。村営バスで山田旅館へ。ザックを置いて”鎌池“へ。すると雨が降り出す。紅葉はバッチリだが、雨に結構濡れ体が冷える。宿の温泉で温まる。5時半夕食。やまめ、刺身、てんぷら、鍋、和え物、酢の物、お吸い物など12品の超豪華。食べきれない。お酒は、安曇野の地酒“大雪渓”雨飾山への英気を養う。
 25日(日)
 “てんくら”の予報は前日“C”から”B”に変わっていたが、昨夜はずっと どしゃぶり。後で聞いたのですが、同じ時間帯に雨飾山ではずっと雪が降り続いていたとのことです。
 6時にジャンボタクシーの迎え来る。小雨降りやまず。登山口到着。紅葉登山者で、駐車場満杯。路駐多く、車通りにくい。合羽を着て出発。雨は30分位で止む。少し登ると、紅葉と黄葉と雪景色。何とも言えない素晴らしい取りあわせ。そして樹氷の出現。こんな景観はめったにお目にかかれない。ただ大変なのは、人の多さ。登山道は、ヒト、ヒト、ヒトでごった返す。荒菅沢に来ても名物“布団菱”も今日は雪景色。この後、笹平までは、 急登の連続。笹平からは、雨飾山の山頂は見える。山頂への登山道には、ヒトがいっぱい。 登りと下りの両方。そして危険なのは、ここから先は、登山道が昨夜一晩で降り積もった雪が踏み固まってしまい、つるつるすべる。特に、山頂直下の500mの上り下り は、急斜面で、アイゼン履いても安心できないのに、我々6名は、果敢にもアイゼンなしで、何とか山頂へ到達。
 山頂は、強風、激寒で、眺望の余裕なく下山。下山途中、係りの自分が登りでかいた汗が山頂の寒さで凍り、手は氷のようになり、低体温に陥る。皆に、ほっかろんを貼ってもらったり、手を温めてもらったりして20分位休み、やっと少し回復してきたので、何とか、荒菅沢まで戻る。
 ここからコースタイムでは、1時間40分位で登山口まで、戻れるので、タクシーに到着時間を連絡しようとしたが、電波状況悪く、結局 登山口に着いてからやっと連絡がつく羽目になった。でも結果的に、当初の予定の南小谷駅 16:19発の電車には、間に合った。全員が無事に下山できたことに感謝したい。
 今回の山行では、色々と考えさせられることが多かった。天気予報の変化の受け止め方。 少しでも危険が予測される場合の撤退の勇気。わずか半日で、降り積もるかもしれない積雪への装備の準備(アイゼン、ピッケルなど)。防寒装備の十分な用意(防寒着、防寒手袋、お湯、ほっかろんなど)など安全への万全の備えの大切さが身に染みているところです。

(K   記)





24日・山田旅館から登り1時間の鎌池の紅葉を散策。あいにくの雨。


宿泊の小谷温泉“山田旅館”の夕食。


雨も小降り、紅葉の雨飾山へスタンバイ!


歩きはじめから紅葉のお出迎え。感激!


先ず、ブナ平へ。一晩でこんなに雪が積もるの?


登山道からの眺めは、樹氷、紅葉、黄葉、雪景色・・すごい!


雪の荒菅沢。ここで休憩する登山者多い。


荒菅沢で朝食。旅館手製の特大おにぎりをいただく。


荒菅沢から見る有名な“布団菱”も雪化粧。


荒菅沢から笹平の尾根に出るまでは、鎖。梯子など急登が続く。


笹平での道標。一晩でこれほどまでの積雪になるとは!


笹平から冠雪の雨飾山を望む。

雨飾山山頂直下より山頂を望む。大勢の登山者でごった返す。

危険な思いをして何とか山頂へ。激寒だけに、感激もひとしお!

下山途中で出合った“上半身裸同然”のマッチョなヤング!