期 日:2019年12月19日(木) 天 候:曇り 参 加 者 :12名 費 用:2410円 ~大丸山11:20~巣雲山12:10(昼食)12:35~生仏の墓~行者の滝~林道13:20~花岳院 ~宇佐美駅14:30(解散) 青春18切符シリーズの2回目の山行。 宇佐美駅からなだらかな舗装道路を登っていく。阿原田コースは標識に「みかんの花咲く丘コース」という名前がついていた。ここ、巣雲山は「みかんの花咲く丘」の詩の故郷だそうだ。その名の通りに道路の横はたわわに実ったみかん畑が広がっていた。 途中、相模湾を一望出来る景色が広がり歓声が上がる。近くには地元のみかん農家の女性が大きな籠を背負ってみかんの収穫をされていた。私達が「今日は! 美味しそうなみかんですね」と声をかけると何とその方から素敵なお返事があった「皆さんどうぞ」と収穫したみかんを私達に下さった。そのみかんの美味しかったことは言うに及ばず、地元の方の温かさに触れ、気分うきうきと歩を進める。 曇っていた空にも青空が臨むようになってきて皆のテンションも上がり会話も弾む。宇佐美駅から1時間、やっと山道に入った。 落ち葉を踏みしめながらのなだらかな登りである。周りには白、ピンク、赤紫の色とりどりのさざんかの花が目を楽しませる。途中、宇佐美の街と相模湾が一望出来るどっこい処展望台で休憩。しばし温暖な伊豆半島の街や海に想いを馳せる。 しばらく行くと富士見展望台とある。残念ながらこの日の富士山は雲の向こうのようだ。大丸山に到着。三角点にタッチして次の巣雲山を目指す。 約40分緩やかな登りの後、樹木が低くなり広々とした巣雲山山頂に到着した。巣雲とは稲のもみ殻のことで昔、山の西側に住む富農がたくさんのもみ殻を捨てたのが積もって山になったのが巣雲山だとか、そういえば確かに登山道はクッションのようなふわふわ感、これってもみ殻? 山頂では周囲の山々の展望はあったが、空はまた雲に覆われていた。季節を感じさせる冷たい風も吹き始め、風を避けながら山頂に立つ展望台の下でのランチタイムとなった。 なだらかな登山道に慣れてリラックスモードの私達だったが、下りは鬱蒼とした山中に根っこの急下りが待っていた。慎重に下った先には何と「生仏の墓」があると云う 「生きたまま埋めちゃったの?」と半信半疑の私達の前 にその墓が現れ、平家の落武者の悲しい歴史が書かれていた。こんな深い山の中で落武者達の無念の想いに思わず皆、合掌した。 さらに登山道を進み、行者の滝に出た。水はなかったが、水が流れていたら高さもあり立派な滝だったろう。さらに進み別荘地に出た。ここからはまた舗装された道で予定より早めに無事、宇佐美駅に到着した。熱海からの始発電車は他の乗客はおらず、さながら浦和HCの貸し切り列車となった 宇佐美駅でリーダー達が調達してくれたビール、A氏が持ってきてくれた梅酒でカンパ〜イ! 車内下山講の宴たけなわとなり、楽しい一日の締めくくりとなった。 リーダー、皆様、楽しい一日をありがとう! そしてご馳走様でした。 (W 記) |
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宇佐美駅を出発
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大丸山山頂にて
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巣雲山展望台で昼食
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強風の巣雲山山頂
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見事な竹林
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竹林の中を下山