期 日:2019年12月10日(火) 天 候:曇りのち晴れ 参 加 者 :11名 費 用:約2,900円 =浜石野外センター(550m) 10:30/10:40-浜石岳(707.1m)昼食11:15/11:45 -但沼分岐12:25/12:35-立花池分岐13:20/13:30-送電線鉄塔下14:15/14:25 -薩埵峠(93m)15:25/15:35-由比駅(14m)16:25/16:50=熱海17:43/17:51=浦和20:06 天気の良い日に訪れ、富士山そして海も一緒に見たいと思っていた浜石岳~薩埵峠の山行。朝、埼玉を出発時は生憎の雨であった。でも現地の天気予報は晴れ時々曇りと期待が持てる。東海道線を熱海で乗り換え由比駅まで約3時間半。徐々に晴れ間が見えてきた。 青春切符シリーズは時間との闘いだ。たった2,410円で駿河を往復する事ができ、何と途中の車道は標高差約500m上るとあってカーブが連続する、すれ違いも難しい細い道であった。 浜石野外センターは標高550mあるので、707mの浜石岳頂上までは何と35分!それだけ登れば富士山が見られる。12月とは思えぬとても暖かな陽気であったので、軽く汗ばみながら登る。途中、木々の途切れたところで伊豆半島の山々や駿河湾が見えた。普段の登山では見られない景色に遥々、駿河の山に来たことを実感する。 あと少しで頂上らしい。果たして富士山は拝めるのだろうか?先頭の方から歓声がする。すると積雪の富士山山頂がはっきり見えてきた。雲も掛からず、私達を迎えてくれていた。天候に恵まれたことを皆で喜び、頂上で各々満足いくまで写真を撮る。雲が掛からぬうちに集合写真も無事撮影。暖かい陽気の中、積雪の富士山が見える展望の良い、広々とした山頂にはテーブルとベンチも置かれ、ランチタイムにはうってつけであった。 しかし今回の山行は下山時間が長いので、そうそうゆっくりはしていられない。南へ尾根上を緩やかに下って行く。浜石岳頂上より薩埵峠まで約3時間。杉などが鬱蒼と茂った薄暗い道を下る。途中、至る所で倒木があったものの、跨げば通れる程度で良かった。昨日の降雨もあり、日陰のところは滑り易いが皆、注意を払い下る。 但沼分岐そして立花池分岐を過ぎ、下るのも飽きた頃、道端に冬イチゴが生っていた。味見したら案外、瑞々しくて美味しかった。そして500.2mの三角点を巻いた後、少し横道に入った送電線の鉄塔の下にて休憩をとる。ようやく視界が開け、だいぶ薩埵峠にも近づいているようだ。 その後、今度は鬱蒼とし隆々と育った竹林の間を通る。昔はこの辺りもみかん畑だったそうで、もう使用しなくなり錆び付いたトロッコの軌道が放置されていた。開けたところからは富士山や駿河湾が見えてきた。みかんや伊予柑の畑が多くなってきた。美味しそうなみかんが沢山生っているが、何個か道に落ちていた。好奇心旺盛な私達も私有地ではなく、道に落ちているのなら・・・と、皆で分け合い味見となった。少しだったので、より美味しく感じた。残念ながら平日だったので、みかんの販売は殆ど行われておらず、折角の商機を逃していると思う。 薩埵峠にようやく到着すると、富士山・東海道線・国道一号線・東名高速道路・駿河湾の全てを一緒に撮影し易い、手摺のついた近代的な絶景スポットになっていた。浜石岳頂上と薩埵峠の両方で神々しい富士山を仰ぎ、今回の山行の目的を叶えられた。 山行を企画し、色々なご手配をして頂いたリーダー。浜石岳・薩埵峠での豊富な経験に基づき、案内を頂いたサブリーダー。及び皆様のお陰で和やかな雰囲気のなか、楽しい山行となりました。これからも青春切符シリーズの山行を楽しみにしております。ありがとうございました。 (K 記) |
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