1540 HC浦和25周年記念事業 函館ハイキング

期   日:2019年10月5日(土)〜7日(月)
天   候:3日間とも晴れときどき曇り
参 加 者 :14名
費   用:約36,000円(宿泊代、レンタカー代、居酒屋代、各施設入場料)

コース  一日目 大宮発6:58はやぶさ1号=新函館北斗駅10:53=函館駅11:25〜ホテルルートイン
           グランティァ(荷物を預ける)〜昼食・函館駅前〜市電=末広町〜旧イギリス領事館13:30
           〜ハリストス正教会14:00〜ここから2グループに分かれて、港周辺の散策
           〜ホテルチェックイン〜夕食<居酒屋「大漁旗」17:00〜19:00)バス=函館山夜景観賞
           20:00バス=ホテル着20:30 
     二日目 ホテルで朝食
          @A班 駒ヶ岳登山8名 レンタカーで8:30出発=登山口9:40〜下山12:00=
           昼食<道の駅>12:30/13:30=トラピスチヌ修道院14:40〜15:10=湯の川温泉
           「湯元啄木亭」16:00
          AB班 観光バスで市内見学6名8:00出発
           函館駅前8:20=トラピスト修道院=木古内=松前城・藩屋敷=昼食=上ノ国
           =江刺(いにしえの道散策・嘆きの松・追分会館実演見学)==中山峠
           =湯の川温泉・啄木亭17:30
          B両班合流後、啄木亭で19:00から夕食懇親会
     三日目 啄木亭で朝食後8:30出発〜市電=五稜郭公園前〜五稜郭タワー、散策10:30バス
          =函館駅11:00解散 この後8名は別行動。本隊6名は函館=新函館北斗=はやぶさ28号
          =大宮駅17:35着

 HC浦和25周年記念事業の記念山行第三弾としての函館ハイキング。新幹線で終着の函館まで行くというので、青函トンネルを突っ走る「はやぶさ」を体験すべく参加する!
 (なあんだ、ただのトンネルじゃん…。不純な動機は、あっという間に砕かれた)でも 北海道まで4時間を切るなんて、やっぱり、ワクワクだ。何時も眺めるだけの大沼駒ヶ岳にも登れるというので、函館観光と併せて、楽しみは大きい。
 一日目
 は、そんなこんなで函館駅到着後、駅前の「函館朝市」でそれぞれ好みの海鮮丼でお昼ご飯。午後は可愛い市電に乗って、元町散歩へ。旧イギリス領事館やハリストス正教会などを眺めながら、開国の歴史の中で函館の果たした役割に思いを馳せる。港を見下ろす八幡坂や大三坂など有名な坂を下りながらの我々の感想はといえば、「こんな急坂、雪のときはどうするの、高齢者には向かないよ」…。N氏は、啄木が僅かに幸せな刻をすごした函館時代の短歌をスラスラと口にしていたが。
 港に戻り煉瓦の倉庫群を見るGと北島三郎記念館に寄るGに分かれて散策を愉しむ。夕食は居酒屋「大漁旗」で次々と供される料理と飲み放題のアルコールで、山行初日の夜は早々と盛上がり、キッチリ2時間愉しんで、函館山の夜景を見に繰り出す。今は 山頂展望台まで直通バスが有り便利だ。
 圧倒された。涼やかな澄んだ空気の中、函館の町の灯りがくっきりと華麗に、湾のくびれた形を浮かび上がらせて酔った頭もたちまちスッキリ!
 まだまだ、クラフトビールを味わいたいという諸氏はバスを途中下車し、健全な我々はホテルで快適な1日を終えた。
 二日目A班
 この日は大沼駒ヶ岳登山のGと松前、江差までの観光を愉しむGに分かれての行動。わたしは登山Gだったので、その報告を。
 Sリーダー運転のレンタカーで、秋色間近の唐松の多い明るい原生林の道を行くと、澄んだ秋空に駒ヶ岳のあの鋭角な山頂が眼に飛び込んでくる。真っ白な雲が山頂を往き、願ってもない登山日和。登るにつれて山形が変わる景色を愉しみながらゆっくりと行く。日曜日とあって若い登山者も多い。この山は火山なので山頂までは登れないが、道は一本登りで、足をとられやすいガラガラした歩きにくい登山道だ。八合目の標識が出てきたときには、ちょっとホッとする。
 九合目近く900Mの、右手に火口が大きく広がる馬の背あたりが現在のピーク。ここまで来るとあの秀麗な山頂はごつごつと冷えた溶岩の塊の形で聳えていて、迫力がある。眼下には大沼が広がり、その向こうは函館湾、津軽海峡、太平洋へとつづく遙かな眺望だ。昨晩感激した函館山も特徴のある形で存在感を示す。記念写真のシャッターを頼んだ好もしい青年は中国からのようだった。12時には下山。駒ヶ岳を大きく回り込み、今度は海岸沿いの快適ドライブとなる。間歇泉のある道の駅で、タップリとしたアイナメの煮付け御膳の昼食。しばらくは藍色に真っ白な波しぶきの海の景色を愉しむ。う〜ん、ここは渡島半島の突端なのだ。
 今夜の宿、湯の川温泉の啄木亭までの道すがら、トラピスチヌ修道院に寄る。学生時代の貧乏旅行のときに訪ねた以来で、ずいぶん立派になった印象だ。そだね〜。
 観光を愉しんだGと啄木亭で合流。ゆったりと温泉で汗を流し、今夜の宴会に備えた!
 二日目B班
 8時20分函館駅前から定期観光バス「江差.松前名所周遊号」に乗る、すばらし青空の澄みきった秋晴れ。まずトラピスト修道院へ行った、男性の修道院で真っ直ぐ登る坂道は長い並木道が続いている正面に鉄の大きな門がしっかり閉じられ、小高い丘の一面はシーンと静寂さが伝わっていた。
 次に木古内町へ行く、ここは北島三郎さんの故郷で道端の交通安全の旗はサブチャンの似顔絵で一杯でした。松前町へ向かい藩屋敷内を散策、桜満開の時期はさぞ素晴らしいだろう思った。昼飯はあわび御膳で美味しかった。次に江差町の追分会館で第21代優勝者の江差追分3曲聞きながらハイハイと手拍子をいれて聞き惚れま した。
 これまでは海岸沿いの道ばかりだったがバスは山の中へ入り中山峠は少 し紅葉しかかって美しい自然でした。観光バスは啄木亭まで乗せてくれました。
 朝の青空から夕ぐれまで楽しい一日でした。このコ−スを選んで下った会長さんに参加者一同感謝して居ました。

 三日目
 もうこの日は帰る日だ。二泊三日は短いよ。朝はバイキングなのでついつい食べ過ぎる。また可愛い市電で五稜郭の散策。(しっかり歩いてカロリー消費を、ね)
 まずは高さ107Mの五稜郭タワーから、五角形の星形の稜を実感してから、いまは公園として整備されている城郭を歩く。安政5年から7年がかりで築城され、箱館戦争の舞台ともなったこの場所を語れば尽きないのだろうが、やっぱり、ミーハーとしては土方歳三の顔がうかぶ。歳三さんの像の前で、またまたイケメンの中国青年にシャッターをお願いして、身も心も満足の函館の旅は終了。
 まだ北海道に居残る面々と、まっすぐ大宮へ帰るGと函館駅でお別れ。北の大地と食とおいしいお酒で、充実の3日間。リーダーとお世話の係さんに感謝感謝で帰路につく。
   
 ※
蛇足 四日目、樽前山登山を計画して居残った5人からの情報。
 登山基地として泊まった「休暇村支笏湖」のホテルがとても居心地が良かったこと、サービスに嫌みが無く、それでいてしっかりと眼が行き届いていたこと。温泉のお風呂がナトリウム泉でしっとりしており、なによりお風呂の命名が「こもれび温泉」!
 (これから樽前山や風不死岳を計画される方の参考までに。)
 肝心の樽前山は、何の因果か、嵐のような風雨で登山は断念。しかし、雨にも負けず風にも負けず支笏湖周辺をウオーキングしたとのこと。

(T&O   記)




一日目

函館駅到着。目の前にHOTELルートイン。


荷物を置いて、さあ「函館朝市」で昼ご飯だ。何をたべよっかな。


今日の散策ルートの元町へは、この可愛い市電に乗っていく。


坂をあがって、旧イギリス領事館で。このあたりは魅力的な坂と建物が有名だ。


ベイエリアの煉瓦倉庫を散策。この明治館も歴史ある建物。


夜は、HC浦和の大漁旗も真っ青の”大漁旗”の前で乾杯!


このあと食べきれないほどのお料理が並ぶ。


ご覧あれ、この見事な夜景!この写真はO氏に提供していただく。


二日目A班

六合目の駐車場脇が駒ヶ岳の登山口だ。好天に心もウキウキ。


これこれ。このスマートな山頂が憧れ。(実際は登れないが)


ゆっくりと景色を愉しみながら行く。


う〜ん、高度感あるな〜。


900Mの馬の背で、良い笑顔。(あの山頂、登山禁止で良かった〜?!)


しばし眺望を愉しむ。


トラピスチヌ修道院のマリア像の前で、みな敬虔に(なったかな?)


ホテルでの25周年を祈念しての宴会は、和気藹々と過ぎていった。(二次会まで も...。)



二日目B班

トラピスト修道院


松前藩屋敷


松前城


江刺 豪商 中村家住宅


開陽丸 座礁・沈没 榎本武揚・土方歳三 「嘆きの松」


江刺追分会館


民謡・江刺追分実演見学


三日目

107Mの五稜郭タワー。2006年に造られたという。


タワーから見下ろすと、尖った星形の城郭が見渡せる。


地上に降りて?城郭を散歩。立派に復元された”箱館奉行所”


五角形の土塁には桜の巨木が連なり、春にはいいだろうなあ。


箱館戦争の悲劇の英雄、土方歳三の像と一緒にパチリ。函館、ありがとう!