1526 北アルプス・表銀座縦走

期   日:2019年8月7日(水)〜10日(土)
天   候:概ね快晴
参 加 者 :男性2名 女性5名 計7名
費   用:43,800円

コース  一日目 新宿7:00(スーパーあずさ1号)⇒松本9:38/9:54(大糸線)⇒穂高10:20(ジャンボタクシー)
           ⇒中房・登山口11:20=合戦小屋15:00=燕山荘16:30
     二日目 燕山荘4:30=燕岳5:10=燕山荘5:30=大天荘10:10=大天井岳10:40=大天荘11:10
           =ヒュッテ西岳15:40
     三日目 ヒュッテ西岳4:35=水俣乗越5:50=ヒュッテ大槍8:10=槍ヶ岳山荘9:30=槍穂先10:20
           =槍ヶ岳山荘11:50=水俣乗越分岐15:00=槍沢ロッヂ16:15
     四日目 槍沢ロッヂ6:00=上高地10:30/12:00(アルピコバス)⇒新島々駅13:27
           ⇒松本駅13:56(解散)/14:50(あずさ22号)⇒新宿17:26

 一日目
 いよいよあこがれの北アルプス・表銀座縦走の初日である。
 松本駅でメンバー7名が集合、大糸線に乗り継ぎ穂高駅で下車、そこからジャンボタクシーで中房温泉の登山口に向かった。
 下界は快晴なるも北アルプスの山々は雲に覆われている。11時20分、いよいよ登山開始、なにしおう北アルプス三大急登、いきなり胸突き八丁の急坂が始まる。
 30分ほど登ると第一ベンチに到着、そこで軽い昼食を取る。13時過ぎに第2ベンチに到着、このころから雨が降り出してくる。
 14時ごろ雨着を着る。雨の勢いはどんどん激しくなり、雹交じりとなって体に打ち付ける。アメダスで雨雲の状況をチェックしながら合戦小屋まで登る。
 雨は一旦小雨になったものの、次の雷雲が近づきつつある様子。スイカを食べながら、再びアメダスをチェック。
 尾根に出るころには雨は上がり、一部下界の景色が見えてきた。
 16時30分、燕山荘到着、このころには雨も上がり虹も出て、遠くに槍ヶ岳を望むことができた。
 二日目
 4時半に小屋を出て空身で燕岳山頂を目指す。途中でご来光を拝む。
 この日は快晴、山頂からは槍ヶ岳から穂高、遠くには富士山も望むことができた。
 道端一面に咲き乱れるコマクサを楽しみながら燕山荘まで下山、朝食の弁当を受け取った後、5時30分大天井岳に向かって出発した。
 蛙岩の手前で槍ヶ岳を見ながら朝食、おこわ飯にいろんなものが入っていてなかなかおいしい。近づいてくる槍ヶ岳の絶景を楽しみながら先を急ぐ。
 10時10分、大天荘に到着、少し休憩して空身で大天井岳山頂を目指す。
 10時40分大天井岳登頂、槍ヶ岳が眼前にせまり、はるか遠くには富士山も見える。大天荘に下山して昼食をとり11時10分ヒュッテ西岳に向かって出発した。
 1時間ほどで大天井ヒュッテに到着、そこから喜作新道をひたすら歩く。貧乏沢のコルを抜けて赤岩岳を目指す。
 15時40分、ヒュッテ西岳に到着した。小屋の前のベンチで夕日の常念岳を見ながらビールを飲む。
 三日目
 4時35分、山小屋出発後、すぐに急坂の下降が始まる。途中いくつかのはしごを経ながら下っていくと1時間20分ほどで最鞍部の水俣乗越に到着する。
 ここからいよいよ東鎌尾根の本格的な登りである。連続するはしごや鎖を登っていくと、槍の穂先が眼前に迫ってくる。
 北鎌尾根もその荒々しい姿を惜しみなく見せている。槍ヶ岳山荘もはるか遠くの尾根の上に見えてくる。
 8時10分ヒュッテ大槍に到着、ここで小休止、槍ヶ岳山荘を目指して最後の頑張りを続ける。標高は3000Mに近く、空気が薄くなっているのを実感できる。
 9時30分槍ヶ岳山荘に到着、休憩もそこそこに槍の穂先に向けて出発する。
 10時20分、槍の穂先に登頂、そこは言わずと知れた360度の絶景、全員でハイタッチで登頂を祝福した。
 11時20分、槍ヶ岳山荘まで下山、30分ほど休憩したのち、槍沢ロッヂに向けて槍沢を降り始める。
 15時に水俣乗越分岐を過ぎて、ひたすら槍沢ロッヂを目指す。
 16時15分、歩き疲れたところでようやく槍沢ロッヂに到着、長丁場を歩き切った達成感でいっぱいだった。
 小屋は連休前夜で満員、我々は廊下で寝ることとなったが、3日ぶりに風呂に入ることができた。
 四日目
 この日も快晴、ここから上高地までの道のりは比較的平坦で危険なところもない。
 3日間の山行で疲れていたが、全員快調に道程を消化、7時20分横尾山荘、8時30分徳澤園、9時30分明神分岐を経て10時半当初計画通り河童橋に到着した。
 バスターミナルのレストランでビールで乾杯して無事の下山を祝福した。
 初日以外は天候にも恵まれ、表銀座の看板ともいえる槍、穂高の絶景と高山植物を目に焼き付けることができ、本当に思い出に残る山行となった。

(H   記)




一日目

豪雨の中ようやくたどり着いた合戦小屋で、お約束のスイカ!


燕山荘のご主人の迷演奏

二日目

コマクサが至る所で見られました。


この稜線を歩いて来たんだ!


後ろの人が滑落。すぐにヘリで救助されました

三日目

槍ヶ岳の北鎌尾根と東鎌尾根。私たちは勿論東鎌尾根へ。


急峻な岩壁を降りる


槍ヶ岳登頂!この達成感がたまらない

四日目

最終日は気楽に歩いて河童橋へ。