1504 奥秩父山塊・甲武信岳

期   日:2019年5月18日(土)〜19日(日)
天   候:晴れ
参 加 者 :7名
費   用:20,000円
第一日目

コース   大宮7:18=佐久平8:18/8:31=信濃川上9:44(ジャンボタクシー)=毛木平10:40
      −ナメ滝12:35ー水源地標14:30−甲武信岳山頂15:50−甲武信小屋16:30 

 新緑の美しい毛木平から登山開始。千曲川に沿った登山道はよく整備されていて歩きやすい。ダケカンバ、カラマツなどの原生林の中を順調に進むとナメ滝が現れる。滝を見ながら 、ランチタイム。
 一息ついたあとの登りは所どころ残雪があり、安全のため早めにアイゼンを装着する。長い長い登りは雪が多くなるごとに足の運びが重くなり、ようやく「千曲川、信濃川源流水源地標」の場所に到着。またここからの登りがきつかったが、尾根道に出ると雪は少なくなり展望がひらけ、最後の急登をがんばったら甲武信岳山頂だ。
 大きなケルンが積まれた山頂からは遠くアルプスを望むことができたが、ガスが上がってきたので明朝に期待して山小屋へ急ぐ。夕食は小屋定番のカレーライス。宿泊客はそれほど多くなくゆっくり横になることができた。

第二日目

コース   甲武信小屋6:00−三宝山7:30−大山10:25−十文字峠11:20−毛木平13:00
      (ジャンボタクシー)=信濃川上14:21=佐久平15:35/15:46=大宮16:46

 6:00 アイゼンを装着して小屋出発。心なしか足が重い。山頂に登り返すと雲海に富士山、遠くはアルプス、目の前に金峰山と素晴らしい眺望に元気が出てきた。
 三宝山を目指していったん下りにはいるが、雪が深く一歩一歩が大変だ。三宝山は標高2483mで埼玉県最高峰。この先は大きな岩がいくつも現れ極めつけは尻岩。ギザギザのとんがりの武信白岩山は登山禁止になっており、内心ほっとして大山を目指す。
 大きな岩をよじ登った山頂は360度の展望。時間がおしていたのでゆっくりする間もなく先を急ぐ。すぐに鎖場が三ヶ所続くが落ちついて慎重に下ると、後は十文字峠を目指してひたすら下り。
 十文字峠から毛木平までの道はなだらかで歩きやすく、かなり下ったところに初めて赤く色付いたシャクナゲをみつけることができた。予定を少しオーバーし毛木平に到着。ジャンボタクシーで駅に向かう途中、運転手さんにお願いしてお店に寄ってもらいビールとおつまみを調達。小海線の電車まで時間があり他にお客さんはいなかったので待合室で お疲れ様の乾杯!  
 1日目の雪道の長い登りと2日目のさらに深い雪道、鎖場と比較的ハードだったのでレベル5に近い山行ということでした。天候に恵まれ素晴らしい眺望を堪能し、目いっぱい頑張った2日間だと思います。
 リーダー始め同行の皆様ありがとうございました。

(S   記)




白岩山


山小屋の管理人さんと


千曲川の源流


尻岩


滑滝付近で


甲武信岳山頂からの眺め


甲武信岳山頂にて、


千曲川・信濃川水源地標前


三宝山 山頂にて