No.1492 奥武蔵・藤棚山東尾根

期   日:2019年4月14日(日)
天   候:曇り
参 加 者 :男性3名 女性2名 計5名
費   用:3,000円

コース   飯能7:41/8:00=小殿BS8:44〜藤棚山東尾根取付9:20〜西名栗林道出会10:40〜西平山11:00
      〜大遠見山11:30〜藤棚山12:20〜蕨山展望13:30〜名郷分岐(蕨山最高点往復)13:40
      〜林道終点15:10〜名栗BS15:30

 前日までの天気予報は「曇り・午後から雨」。しっとり濡れそぼる一日を覚悟して暗い気持ちで家を出て空を見上げると、そこは綺麗な青空、あとはなんとか一日持ってほしいと祈りながらの山行となった。
 それでも飯能からバスで小殿バス停に着くころには、今にも雨が降り出しそうな空模様。バス停で第一回目のコンパスの使い方講座を終えて9時に出発、橋を渡りしばらく車道を進むとリーダーが「ここなんだよな」と申し訳なさそうに言いながら左折する。これが藤棚山東尾根への道であった(道標なし)。
 しばらく人家の間を登っていくと、右側の杉林の中に入る幅2Mほどの赤土の道を発見、そこが東尾根登山道である(ここにも道標なし)。
 暗いスギ林の中、道の両側の可憐なスミレをひとつずつ確認しながら結構な急坂を登っていく。 しばらく行くと左に金毘羅尾根、その向こうには棒の折山、行く手の上のほうには林道のガードレール、振り返るとはるか下に鳥居観音が見えてくる。アカヤシオのピンクを楽しみながら更に登っていくと10時40分西名栗林道に突き当たる。林道を数メートル下がり、「ほんとにここ?」としか思えないやぶの中に分け入って登っていくと再び西平山に通じる登山道に戻ることができる。(尾根伝いの登山道が林道によって分断されている。)
 ここから西平山まではほんの10分程度。名前の通り平らな山頂ではあるが大小合わせて3つの道標も確認出来てまずは満足。
 11時30分大遠見山に到着、伊豆ケ岳、武川岳、武甲山の景観を目の前に楽しみながら、最後の「急な急な急な!」坂を15分程度ひいひいいいながら登ると12時10分蕨山からの道に合流、ここでバリエーションルートを終わり蕨山登山道に入る。ここからは他の登山客の姿も見ることができる。
 12時20分藤棚山に到着、写真撮影の後昼食。13時に出発、13時半には蕨山展望台到着、そこにリュックをおいて10分ほど歩くと道のわきに小さな朽ちかけた標識を発見、ここが蕨山最高地点とのリーダーの解説。標識の見すぼらしさに挫けることもなく、全員で記念撮影。
 あとはひたすら急坂を転ばないように気を付けながら下山、なんとか天気も持って15時20分には名郷バス停に到着してここで解散。
 今回の藤棚山東尾根山行は、一部の地図にはルート記載がなく、実際にも道路標識もないか、あっても細いビニールテープの上に小さく書いてあるだけの頼りないもの。リーダーの案内、GPS、地図等総動員しながらの登山となったが無事、道に迷うこともなく下山できた。心配された雨にも会わずに済んで、振り返ってみれば充実の山行であった。

(H   記)




金毘羅尾根 奥に棒の折山


急登を登る


藤棚山で記念撮影


つつじも鮮やか 

蕨山山頂 本当に山頂?

アカヤシオに癒されました