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984 丹沢・大山

2014年1月26日(日)

天 候:
参加者:10名
費 用:1800円(新宿起点)
行 程:新宿7:31=8:30伊勢原8:40=大山ケーブル駅バス停9:10-追分9:25
-女坂経由阿夫利神社下社10:25-16丁目11:20-12:15大山山頂12:55
-ヤビツ峠-15:40蓑毛16:05=秦野=新宿

江戸時代、大山講が組織され多くの庶民が参詣した関東の霊山、丹沢・大山、バスの終点大山ケーブル駅から両側に名物の豆腐やこんにゃく、大山ゴマなどを扱う土産店が並ぶ坂道を登ると15分ほどでケーブル駅、追分に着く。ここまでは豆腐や山くらげを使った料理など女性陣のうんちく話がにぎやかだった。往復850円也のケーブルをやり過ごし愈々下社に向けて左手の女坂に取りつく。急坂の男坂と違ってこちらは「女坂を使って下社まで楽々登山」と看板にある。登り始めるとすぐ階段の連続、瞬くうちに汗だくになり全員ほとんどが肌着一枚になる。それでも汗が帽子のつばの先から水滴になって滴り落ちる。女性がバンダナを絞ると汗がザッと落ちた。全くなにが女坂なのかという感じ。登り切った正面が下社御拝殿、ここからが本格的な登山道、まず傾斜60度の階段に取りつく。リーダー「煩悩を取り除くので108段じゃないかな?」「110段でしたよ、55段、55段だったから」「本当に数えたんですね!」ここまではみんな元気だった。しかし次々と現れる階段、不規則に並べられた石畳、急坂とどこまでも続く登りの連続に次第に口数も少なくなる。リーダー「あー、もう6丁目ですよ」歓声が上がるが「頂上は28丁目らしいよ」に「えっそれじゃまだ6丁目じゃない」下社を1丁目として大山頂上が28丁目、16丁目でようやく蓑毛からの道と合流、ここには石尊大権現の石柱がありここから尾根を歩く。このころより空は雲に覆われ「夕方より寒気強まる」という天気予報を実感する。足元は雪が解けどろどろの田んぼ状態と凍って滑りそうなのが交互にあらわれ靴からズボンの裾までを汚す。北風が吹き上着を羽織って歩いても暖まらない。頂上は雪でも降りそうな天気で寒く震えが止まらない。そんな天気にもかかわらずしかし頂上は人で一杯、さらに次々と登ってくる。女、子どもはもとより3歳くらいの幼児や2歳の柴犬、おなかをドロドロにしたミニチュアダックスまでやってきた。我々は休憩を10分繰上げ寒気に追い立てられるように下山にかかった。下山のイタツミ尾根は又かかとを超える田んぼのような泥で全員これまで経験したことのないまでに足元を汚して蓑毛へと降りて行った。冬枯れの丹沢・大山ではミツマタの白い花だけが映えていた。

K.記