天 候: | 晴 |
参加者: | 18名 |
費 用: | 125000円 |
1日目 東京から時差1時間の香港国際空港はよく晴れていた。宿泊先のホテル・キンバリーへの移動のバスの車窓からは、高層ビルの建ち並ぶ活気あふれる街中の向こうにゆるく連なる山々の峰が見渡せる。香港にも山はあるのだ!と、納得。 初日の晩餐は、リーダーお薦めの「北京楼」でのペキンダックがお目当て。夕刻、こざっぱりと着替えてホテルをでると、さすがメイン通り、すごい人混みだ。仲間の背を見失わないよう歩いていたが、ペニンシュラホテルのあたりで写真を撮りながら振り向くと、後ろ半分の仲間の姿がない!この雑踏では探しまわっても、と、いったん「北京楼」へ行くが、待っても後続隊はあらわれない。先着9人で鳩首検討の末、「ホテルに戻ろう」。迷った9人も同じ考えだったようで、ホテルで再会。よかった、よかった。 あ~、空腹と安心の後のビールとペキンダックの美味しかったこと。‘シンフォニー・オブ・ライツ’を見損なったのは、返す返すも口惜しいが...。潭 |
2日目 さあ、今日は「ライオンロック」登山だ。尖沙咀(チムサアチョイ)から地下鉄を乗り継ぎ黄大仙(ワンタイシン)へ。暑い。残暑の中の里山歩きの気分だ。初っ端から階段がつづき、汗が吹き出る。途中獅子ならぬ猿の親子連れが現れたり、サザンカに似た白い花をめでたり。中間地点の東屋から先は、岩っぽい山道になり、獅子の顔を過ぎて、495Mの山頂にでる。眼下に九龍、香港島の高層ビル群が、スモッグの中に浮かぶ。こうしてみると香港がぐるりと山に囲まれているのがよくわかる。 下山した地下鉄入口の広場からは、ライオンが端正な横顔を見せていて、皆、にわかカメラマンとなる。その夜は自由行動だったので、ワインフェスティバルに行く仲間、今が旬の上海蟹を食べに行く仲間、ひたすら夕食にありつける店を探す仲間(自分もその一人)と三々五々に、香港の夜を愉しんだ...。 |
3日目 この日は、「ドラゴンズ・バック」コース。つまり、龍の背中のハイキングコース。その名のとおり、ゆるやかにピークが続き、そのつど展望が開けて、右に左に青い大浪湾(タイロンワン)、大潭湾(タイタンワン)の別荘地やヨットハーバーが見下ろせ、海岸ぎりぎりまで建ち並ぶ高層ビル群に、ただただ、感心するばかり。ススキが海風に揺れて、照葉樹の繁る登山道は、ハイカーも多く、なんとなく伊豆のあたりの山を歩いている気分にさせられる。 下山してシャワーを浴びた後のお出かけは、香港のハイライトを巡るお薦めツアーコース。ホテル前からバスで出発し、まずは、水上レストラン「ジンボキングダム」での晩餐。ギンギンのネオンに輝く建物は、まるで、アニメ‘千と千尋の神隠し’の世界のようだった。充分満足、満腹?して、次はビクトリアピークでの百万ドルの夜景見物。スモッグで鮮やかさがかげり、「これでは百万ドルは高過ぎ!」と誰かの言葉に納得....。ピークからの下りは、超斜めっている登山電車「ピークトラム」を愉しむ。左右の建物がすべて、30度くらい傾いて見えるのは圧巻だった。最後を〆るのは、港から「スターフェリー」に乗って眺めた海上からの夜景。仲間たちは、実に、実に、元気であった! |
4日目 早くも今日は帰りの日。朝は揃って、ちょっとハイクラスなレストラン「唐朝」で朝ごはん。いや、朝おかゆ? 九龍公園の腹ごなし散歩のあとは、午後1時の出発まで思い思いに過ごす。自分は数人の仲間と街のスーパーへ。おみやげの物色もでき、日常の様子も垣間見られるのが面白い。あとの時間は、初日によく見られなかった‘ホテル・ペニンシュラ’で、ザック、ウオーキングシューズ姿で、優雅!に、お茶。気さくなウエ―タ―が、日本に行ったことがある、などと話してくれて、愉しい。ちょっとした、お上りさん気分を味わう。短いようで長かった4日間。いろいろハプニングもあって、リーダーさんには大いに負担をおかけしたが、愉しく過ごさせていただき、18名無事に羽田に到着できたことに 心から感謝! お世話様でした。 |
Script by T. and Photo by R. |
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