2205 秩父札所巡り⑪破風山から結願の寺34番水潜寺
※最後の難所・札立峠を越えて結願の寺へ

  
期   日:2025年6月29日(日)
天  候:晴
参 加 者;12人
費  用:約3,500円(南浦和起点)
コース  :南浦和6:47=新秋津7:07―秋津7:18(西武池袋線小手指行き8両)= 小手指7:32(西武池袋線急行)
      飯能7:51/7:54(西武池袋線西武秩父行 4両)=西武秩父8:44/西武バス吉田元気村行き9:00
      =龍勢会館9:45
      龍勢会館バス停―道の駅龍勢会館(Tタイム)(20分)白砂公園入口―(8分) 平石馬頭尊堂(15分)
      ―百万遍供養塔―(40分)札立峠登り口―(30分) 札立峠←→破風山山頂(昼食30分)―(40分)三十四番水潜寺
      ―(10分) 皆野町営バス札所前14:04=皆野駅前14:25/14:42皆野駅=熊谷駅15:43 (解散)
      
 西武秩父駅からバスに乗ること約50分。当初の予定を変更し、龍勢会館のひとつ手前の馬頭尊前バス停で下車。気持ちの良い夏空が広がる。いよいよ最後、結願の寺34番水潜寺へ向けて出発である。昨年10月より始まり、全11回、一度も悪天候に見舞われた事が無い。奇跡だ!自己紹介と軽い準備体操を済ませ歩き出す。
 先ずは、626.5mの破風山を目指し、舗装された林道を登る。途中、土と藁とで造られた小さな地蔵堂を発見。約1時間程登り、やっと札立峠登り口の山道に入る。眺望も無く、花も無く、ただひたすら森林帯の中を登ってゆく。あまり人が入らないのか道も荒れ、ただただ暑い。やっとの末、札立峠へ到着。ザックを降ろし、身軽になって破風山頂上へ。小砂利の多い急坂を15分程登り切ると、眼下に景色が大きく広がった。正面の武甲山がまるで両腕を広げ、秩父盆地を抱きかかえ、見守っているかのように見える。あの中で大勢の人々がくらしているのだと思うと、何やら感慨深い。札立峠へ戻り、昼食を摂る。Iさん手作りのスイーツの差し入れ、大感激。
 食後は江戸川巡礼古道コースへと分岐し、シダと苔むした岩の風情のある山道を今度はひたすらに下ってゆくこと30分、寺の大屋根が見えてきた所で、「おつかれさま 水潜寺はすぐそこ」と書かれた石仏が出迎えてくれる。13時20分、結願の寺、水潜寺に到着。34ヶ所を回りきれた礼を本堂に申べ、最後のページに御朱印を戴く。リーダーも自ずと書いた般若心経を納めた。感無量である。三十三観音の石仏が並ぶ参道を抜け、札所前バス停から町営バスに乗り、皆野駅へ到着。全て無事に終え、熊谷駅にて解散となる。  
 何度も電車に乗り、皆で秩父の街や山道を笑い合いながら歩いた。何度か蕎麦を食べ、山菜の天ぷらに舌鼓を打ち、道端に実る桑の実を食べ、見知らぬ老婆から柚子を貰い、そして雪の武甲山を眺め、沢山の花々を見、リーダーが是非にと薦めた美しく優雅に揺れる満開の枝垂れ桜に酔った。9ヵ月間かかって戴いた各寺の御朱印は誠に宝ではあるが、本当は、書かれていないページとページの間を繋いでいる物事の方が尊いのだと思う。最後まで音頭を取り切ったリーダーと長い間、共にしたメンバーに“ありがとう”と心から感謝!メンバーのひとりが云った「この札所巡りで秩父に来る事はもう無いのか…。」 そう…、なんだか淋しい…のである。

(F  記)




1 いつものとおり、リーダーのブリーフィングからスタート。
今日も天気が良い!


2 はじめは舗装路。道の端に秩父らしい信仰の風景が続く

3 だんだんと「山」になってきました

4 秩父シリーズでは珍しく急登が!

5 600mあまりの破風山。眺望が良く、秩父を一望できる

6 山頂から少し下がったところで、お昼ごはん。
こもれびが気持ち良い


7 お昼にムースの差し入れ!抹茶ムースとあずき、フルーツ。
マジでプロ級!美味しかった!

8 結願の寺「水潜寺」の、堂々とした本堂


9 秩父シリーズを率いたリーダーに、感謝状を贈る。
お疲れさまでした!


10 水潜寺で結願の記念写真。みなさん良い笑顔でしょ! 
お疲れさまでしたぁ!

  €