2203 山梨:高畑山・倉岳山
  
期   日:2025年6月14日(土) 
天  候:曇
参 加 者;18人
費  用:3,000円
コース  :大宮6:43=鳥沢駅8:38→高畑山11:19/11:49(昼食)→穴路峠12:15/12:18→倉岳山12:41/13:18
      →立野峠13:41/13:49→梁川駅15:14
      
 中央線鳥沢駅から甲州街道鳥沢宿の面影を僅かに残す家並みの中を歩き始める。すぐに線路下をくぐり30分程で登山口の林道ゲート。振り返れば扇山や百蔵山も見え山が深い。ゲートを超えた所に小篠貯水池がある。周囲の広葉樹を映しこみ、僅かに揺れる水面はみどりの量感の豊かさをみせて東山魁夷の心象風景を見る思いである。
 高畑山への道は苔も美しい涼やかな沢沿いの道で、緩やかな歩き出しであるが、直ぐに勾配のきつい杉の植林地を歩く。そよとも吹かぬ樹林帯の中は蒸し暑く大量の汗が吹き出る。自然の手掛かり足掛かりとなる地表を這う木々の根にも助けられ大汗拭きふき登る。植林地を抜けると雨がポツポツとあったが広葉樹の葉は雨を受け止めて濡れること無く、葉表に当る雨音を聞きながらの歩きがあった。
 高畑山山頂は期待した山梨秀麗富嶽十二景の富士山は見えず昼食休憩後、倉岳山へ向け出発する。 高畑山と倉岳山の標高差は大差ないが、歩き出しから一気に高度を下げる。天神山通過し、穴路峠へ。この峠は大月と秋山道をつなぐ歴史ある重要な峠であったという。その後、いくつか登り下りを繰り返し倉岳山の山頂にでる。此処まではコースタイムを切る歩きであった。
 ここから下山開始で立野峠を過ぎると植林地の深い森は薄暗く長い激下りである。沢沿いの道にでると苔生した石や岩の間を流れる清冽な岩清水。倒木を苔が覆い美しい景色が広がる。その後、深い谷の桂川にかかる梁川大橋をわたり梁川駅に到着する。
 梁川駅は無人駅であるが、ガラス壁面に竹の意匠をあしらい、民家の様な駅敷地への導入部は殺風景な無人駅が多い中にあっては温かみのある駅舎イメージ。梁川駅前で解散となる。 L、SL、ご一緒された皆様にはお世話になり有り難うございました。低山の割に何だかとても達成感のある山歩きでした。

(H  記)




1 鳥沢駅出発前


2 道標

3 高畑山頂への急登

4 高畑山頂982m

5 倉岳山へ一旦きつい下り

6 倉岳山頂990m


7.簗川駅まで1時間10分


8 無事下山お疲れ様でした

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