天 候:快晴 |
参加者:14名 |
費 用:4,400円 |
今にも降り出しそうな曇天の空の下 6:30 上尾駅前出発。圏央道から中央道へ、笹子トンネルを抜けると一転、真っ青な空が広がり、小さな歓声があがる。登山口の深田公園駐車場着
9:00。 【万緑に分け入り目指す茅ヶ岳 不詳】 【さみどりに埋もれギンラン低く咲き 不詳】 Kさんの音頭で軽い体操後、新緑の森に分け入る。幅広のゆるやかな上り坂、足取りも口も軽やか、路端にはギンランがつつましやかに咲いている。女岩辺りから急登、しばらくして尾根に出る。Oさんが「浦和レッズの応援歌」と叫ぶ。「???」、Oさんは歌いだす「オネー、オネオネオネー・・・」。ドッとあがる笑い声。疲れを忘れさせてくれる。 余りの急登に鈍った身体が悲鳴を上げる。Aさん、Kさんのサポートを受け最後尾をゆっくりと行くことにする。しばらくして深田久弥終焉地にたどり着く。私は15年ほど前、BSで放映された《日本百名山》に魅せられ山歩きをはじめた典型的ミーハー・ハイカー。山歩の楽しさを教えてくれた深田氏に感謝の意を込め終焉地碑に頭を垂れる。 喘ぎ喘ぎ登りついた茅ヶ岳山頂。仲間が待っていてくれたがそれ以上に大勢のハイカーが休んでいる。田舎のお祭りよりもすごい人出だ。集合写真を撮ってそそくさと山頂を後にする。遅れてついた我々は景色を見る暇もない。 しばし下った休憩適地で昼食とする。「山頂よりここで食べる方がずっといいですね」と通り過ぎるハイカーが声を掛けてくれる。昼食後、さらに下って鞍部より金ヶ岳の登り。 【急登に喘ぐ足元岩鏡 不詳】 【仰ぎ見る若葉の向こう青き空 不詳】 嫌になるほど下った後、茅ヶ岳より60mも高い金ヶ岳への再急登。辛い登り、路傍に咲き乱れるイワカガミを愛でるゆとりさえない。いくつかの偽ピークを過ぎ、頂はまだかと、ふと見上げる先に忘れていた青空が広がっている。何か元気を貰えたようだ。 【頂に山の黄の花キンポウゲ 不詳】 ようやくたどり着いた金ヶ岳山頂、真っ先に花びらを黄色く輝かせたミヤマキンポウゲが目に入る。集合写真を撮って下山。 【緑さす険路下りに息抜けず 不詳】 目の覚めるような若葉の緑に覆われてはいるが痩せ尾根の険路、息の抜けない急降下が続く。これをこなすとあとはルンルン。尾根を吹き抜ける風の香にも気を配る。 【新緑の尾根吹き抜ける風清か 不詳】 【風受けて休む木陰に日の斑 不詳】 緊張感から解放され、心地よいさわやかな5月の風に吹かれてのひと休み、まさに至福の時だ。ふと目をやると真っ青な空から注ぐ木漏れ日が斑模様を映し出し、ゆったりとした時が流れゆく。15:30 全員無事に待機するバスに到着する。 H.記 |
深田公園駐車場で軽い体操 |
足取りも口も軽やか |
女岩50m手前でひと休み |
女岩の上のきつい登り |
深田久弥終焉地碑 |
茅ヶ岳山頂 |
茅ヶ岳山頂より南アルプス(左から鳳凰三山と白根三山が重なり、仙丈、甲斐駒) |
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茅ヶ岳山頂より金ヶ岳、その左奥雲の下に八ヶ岳 |
茅ヶ岳をしばらく下った辺りで昼食 |
鞍部から金ヶ岳に向かう途中の石門 |
金ヶ岳山頂 |
緊張から解放されルンルンの下り |
帰りのバスの後方で下山講 |