877  南高尾山稜


期    日 2013年1月13(日) 晴れ
参加者 15名

  高尾山の南に連なる山稜は、高くは無いが小さなピークの続 くちょっと足応えのあるコースだ。相模湖駅から、朝はこれ1本というバスに乗り、大垂水峠で降りる。すぐに山道に入り、落ち葉道を行く。小ピーク毎にベ ンチがおかれ、‘リュック掛け’なるものが細工されたりしていて愉しい。
 しかし、山の道は山の道。歩きはじめて1時間ほどの金毘羅山をすぎて下 降を始めた時、新入会員のW氏が、木の根に足を取られて転び、右足首をひねってしまう。坂の途中なので、2,3人の仲間が肩を貸し、すぐ下の中山峠までお りるが、顔色も悪く吐き気もあるというので、骨折が疑われる。峠から国道まで2、30分の下降だが体格のいいW氏を支えての自力下山は無理、との判断で、 リーダーが119番通報をする。
 15,6分でヘリが飛来し、メンバーが金毘羅山方面にのぼり、赤いヤッケなどを振り、位置をしらせる。ヘリからは2名が木立の斜面に降り、同時に下から も救急車でのレスキュー隊員が10余名、駈 け登ってきた。リーダーのY氏が状況報告する間応急処置を受けたW氏は、ヘリでの搬送が決まったらしく、ホバリングして待つヘリの方向へ隊員に背負われて 登って行く。高い樹木が邪魔するわずかな隙間から、へりに収容されるW氏を皆でハラハラしながら見送った。
 その後は、エスケープルートをいっても予定のルートを歩くのと時間の差もないということで、リーダーに従い、残りのコースを注意して下山した。4時過ぎには高尾山口駅に到着。
 今回は、不測の事故により、関係機関に大変お世話になりました。この場を借りて、迅速な救助に感謝するとともに、この様な事態を招いたことを、心よりお詫び申し上げます。 T. 記


泰光山 475Mで。 大垂水峠から少し登ったあたりで、顔合わせ。
植林帯の間からは、きれいな富士が顔を覗かせてくれる。 奇特な方がいるらしく、このようなユーモアある細工がされていて、さっそくザックを掛けてみる。
大洞山からの下降。このあと、W氏の事故が。 草戸山をすぎ、もうひと頑張りのころ。「魔の3時だよ~」と声をかけあう。
(T記

Copyright(C)新ハイキングクラブ浦和支部. All Rights Reserved.