期 日 | 2012年6月23日(土)~24日(日) |
参加者 | 7名 |
行 程 | |
1日目 | 信濃川上駅=新三国峠7:53-三国山8:18~26-新三国峠8:46~8:56-悪石9:42~45- 梓白岩10:50~11:02-弁慶岩11:37~12:00-十文字山13:25~35- 十文字峠13:48~15:10-四里観音避難小屋16:25(泊) |
2日目 | 四里観音避難小屋6:03-赤沢山9:20~27-のぞき岩10:45~11:05-白泰山11:50~55- 栃本関所前バス停15:05 |
小淵沢発一番の小海線で信濃川上駅に降り立ち、予約のジャンボタクシーで新三国峠に向かう。まずは空身で三国山へ。以前は登り口付近がかなり荒れていたが、今回は手入れされており格段に歩き易くなっている。姿の整った小川山とその右手に連なる八ヶ岳が印象的であった。
峠に戻って十文字峠方面への県境尾根に入る。周囲の緑が美しい。コースを進むと、大きな石灰岩の岩峰・梓白岩が現れる。規模は想像以上で、見事さに圧倒される。その先にチャートの岩峰・弁慶岩が現れるが、緑に覆われていて、迫力は梓白岩ほどではない。両岩峰とも、ルートは信州側に付いている。時折、谷から吹き上げる涼風が心地良い。十文字山に近づくと、鬱蒼とした樹林帯になり、俄然奥秩父らしくなる。盛りを過ぎたアズマシャクナゲの花も見られる。十文字山山頂は展望の無い、静かな森の中にあった。ここから一下りで、営業小屋の建つ十文字峠である。
遅れて合流した1人を加えて総勢7名となった我々の今宵の宿泊地は四里観音避難小屋である。小屋は貸切で、快適な一夜を過ごすことができた。
6時に出発。栃本までかなり長い行程だ。天気は昨日と同様に雲が多く、歩くには快適な気温である。今回、山頂を踏む予定の赤沢山と白泰山はいずれも縦走路から外れた所に位置しており、中でもわざわざ赤沢山の山頂に立つ登山者は稀だ。
赤沢山頂直下は大きな石灰岩の岩場となる。一瞬どこから取り付いて良いのか判らずウロウロしたが、左手から岩場の裏側に回ることができて、無事山頂に到達できた。奥秩父で唯一、この山にのみ咲くらしいハクロバイは、花は見当たらなかったが、その存在を山頂で確認できた。
次の白泰山に向かう。山頂への分岐にはしっかりした道標がある。この山も樹林で展望は望めず、静寂な頂であった。
白泰山から栃本のバス停までは標高差で1,000㍍も下らねばならない。気を引き締め直して下山にかかる。幸いなことにこれまでとは打って変わった緩傾斜で歩き易い道が続き、
バス発車の30分ほど前にバス停に到着できた。
梅雨のさなか、両日とも天気に恵まれ、変化の多いロングコースを怪我も無く、全員が無事に歩き通せたことに感謝の山行であった。
三国山への山道に咲く ツマトリソウ | |
山名標識も真新しい三国山山頂 | |
静かな県境尾根を十文字峠に向かって | |
久々の重荷を背負っての前進 | |
悪石三角点に立つ道標 | |
想像を超えた規模の石灰岩峰・梓白岩 | |
まだ残って咲いていた アズマシャクナゲ | |
足元に点々と咲く シロバナノヘビイチゴ | |
樹林に囲まれた 十文字山山頂 | |
水場・トイロ完備の四里観音避難小屋 | |
目を引く姿の キイロスッポンタケ | |
寄る人も稀?な赤沢山山頂 | |
ここも静寂に包まれた 白泰山山頂 |