NO 818 西沢渓谷(奥秩父)


  
期 日2012年6月3日(日)
参加者20名
天 気曇時々晴
費 用3620円
コース大宮発6:50=桶川北本IC=談合坂IC=道の駅みとみ9:40-
道の駅10:00~渓谷入口~ナレイの滝~三重の滝~母胎淵~方丈の橋~
七ツ釜五段の滝~西沢渓谷終点12:00~13:00森林軌道跡を下山
道の駅みとみ15:00=19:00大宮着

 何かと気のもめる山行であった。いや天気がである。ずっと80%近い雨予報で参加者の大半は降られることを覚悟でバスにのったと思う。実際中央道ではどんどんガスが濃くなり途中ザッときてあ~ぁ、と諦めたが、なんと、長いトンネルを抜けると道路は乾いていた! 明るい気分で歩きはじめた遊歩道はしっかりと鎖が設えられ、初夏の緑を装おう木々と渓谷からは涼やかな風が吹き渡る。ヌク沢からは、木賊山、甲武信ヶ岳への登山口があり鶏冠山がそそり立って見える。我々は「早く歩く人はおことわり!」の野澤リーダーの気配りで(リーダーではなく‘道案内人’とのことだが)ゆっくり、景色を楽しみながら歩くことができる。三重の滝あたりからエメラルドグリーンの釜があらわれ、ナメのような岩を豪快に走る滝、恋糸のように細く落ちる滝、母胎淵のような深い釜などに目を奪われて歩くうち、ハイライトの七ツ釜五段の滝に到達する。今年は水量が多いのか、ことのほか豊かな落水と深い色合いに感動!お愉しみのお弁当は、中腹の森林鉄道跡のベンチでゆったり。あいにくシャクナゲはもう終わっていたが、黒金山の登山口などを見に行ったり、トロッコの軌道跡をたどる下山もフラットな道で‘膝’にやさしい…。道は常に片側が切れ落ちていて、トロッコのない時代は馬で木材をを運搬したと云う。‘ひこいっちゃんころばし’などと名づけられた難所をみると、昔の人の難儀が胸にせまる。この山行の‘道案内人’は参加者全員に役目を考えてくれていて、‘山行盛り上げ人’ ‘新人’など、ユニークな役目があったりで愉快だった。参加者も気合で、ときどき薄日も差す天候に予報をねじふせて、全員で盛り上げた山行であった。

(T記



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