| 今年2016年は４年に１回の閏年、2月29日が閏日です。１年の長さと１日の長さには何の関係（整数倍や整数の比など）もありません。１年（太陽年）の長さは約365.24219日（太陽日）です。暦では端数を扱いませんからこれを何とかしないと暦と季節がずれてしまいます。そこで、暦では１年が365日の平年と366日の閏年を組み合わせて季節を調整します。現在最も一般的に使用されているグレゴリオ暦では閏年は400年に97回あります。これで1暦年の平均の長さは365.24250日となり、1太陽年との差は0.00031日（=26秒）になるので、季節のずれは1年に26秒または3200年に1日になります。 4年に1回閏年を置くと多すぎるので100年に1回例外として間引きます、すると少なすぎるので400年に1回例外中の例外として閏年とします。これで400年に97回の閏年となります。 西暦2000年は400年に１回ある例外中の例外の閏年でした。今年は普通の閏年、2100、2200、2300年が例外の平年、2400年が例外中の例外の閏年です。そして西暦3200年ごろ例外中の例外中の例外の平年があります。皆様頑張ってこの記事の真偽のほどを確かめてみませんか。
太陽年：通常使用している「年」のことです。地球がその軌道上の春分点から春分点まで太陽の周りを回る時間、角度にして約359.9860°（359度59分9.6秒）です。よく地球は1年で太陽を1周するといわれますが正確にはこの値です。１周する時間は「恒星年」と言い、約365.2564「太陽日」です。 天文学とは何の関係もないけど閏年にはオリンピックが開催されます。 閏年とはまったく別の事象として閏秒がありますがまた機会があったら書きます。
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