期日 2021年6月24日〜28日(木〜月) 4泊5日 概要 2018年の北海道・道東の山行に次いで今回は道央と道北の旅。 旭川からレンタカーに て美瑛、富良野、増毛、豊富、宗谷岬、浜頓別、稚内へと780q移動し、随所で散策 した。日々の天気は良く、 名高い山々の雄姿や広々と開墾された農地・牧場を眺め、 原生公園等の散策では北海道特有の花や鳥の鳴き声に癒され、開墾時の趣が残る酒蔵 や鰊番屋を訪れ、 初夏の道央・道北を満喫した4泊5日の山行であった。 (O 記) |
天 候 晴 旭川空港からレンタカーにて、美瑛・パッチワークの丘に向かう。
広大な起伏のある丘に 麦、アスパラ、ビート等の色とりどりの畑が十勝連峰を背景に広がり、畑の規模の大きさと我々以外に人影がない事にただただ驚く。
丘の至る所にCMで有名になった“ケンとメリーの木”、“マイルドセブンの木”等多くの観光名所があり訪れた。
暑くもなく寒くもなくそよ風の吹く中、どの道を歩いても飽きる事はない雄大な風景だ。 |
※写真をクリックすると拡大写真が見れます。
美瑛・パッチワークの丘の“ケンと メリーの木”をまず訪問 |
数年前までこんもりとしていた “マイルドセブンの木” |
本物そっくりの羊や子猫のオブジェ の有る農場直営店で一休み |
美瑛軟石を生かして作った趣ある 石作りの美瑛駅舎です。 |
遠方に十勝連峰を望む広大な “色彩の丘”のサルビア花畑前にて |
夕食前のひと時を夕茜舎のお庭にて 富良野岳を仰ぎ寛ぐ |
天 候 晴 宿を早々と出発し、
10kmフットパス歩きの出発地である富良野“千望峠駐車公園”に向か
う。案内板もなく出発したが、幸運にも大型農機を運転する方に出会い道を確認し進む。遠
方に十勝連峰を見つつ、広大な麦畑の中から飛び立つひばりの声を聴くのも心が弾む。途中
の農家の空き地に展示されている古い農耕機や発動機を見学しつつ谷間の森へ進む。ブナ林
の木々の彼方に鴨達が泳ぐ江幌貯水池に沿う谷間の小道を歩くのも快適だ。黄色のブタナの
花咲く広場で休息後、アップダウンの有る麦畑の道を進み出発地点の公園に着いた。公園内
で偶然に見つけたサクランボは実に美味そうに色づいていた。 |
富良野岳や十勝連峰の見晴らしが 抜群の“夕茜舎”から出発です。 |
千望峠フットパス歩きで出会った 農機のサイズは半端なく大きい。 |
麦畑の小鳥の声や見知らぬ花の 観察で隊列は自然と長くなります。 |
千望峠駐車公園内の熟した サクランボ。鳥さん達が頂くのかな。 |
国稀酒造の酒蔵内部を見学。 一升、益々繁盛の縁起話等伺う。 |
夕食後の増毛海岸。宵の明星、 茜色の雲、波の音・・最高だった。 |
天 候 晴れ / 曇 早朝の増毛町海岸の散歩では、雪を抱く朝日に映えた暑寒別岳がくっきり見えた。
増毛館での朝食後に日本海沿岸に沿うR232「オロロンライン」にて北上。小平町では明治〜
大正にかけて最大200名が暮らして鰊魚を営んだ“花田屋番屋”を訪れ当時を偲んだ。 |
朝日に映える暑寒別岳 | みさき台公園の景色は素晴らしく、 多くのテントが設営されていた。 |
サロベツ原野のオトンルイ風力 発電所。28基の大型風車は圧巻だ。 |
サロベツ原生花園の遊歩道にて シマアオジの飛来を待つ愛鳥家達。 |
日本一広い“大規模草地牧場”。 至る所に乳牛や馬達の姿が。 |
小鳥が鳴き、花の咲く“あしたの 城”のお庭での会食は最高でした。 |
天 候 晴 宿を出た車は沿岸のオロロンラインで一路ノシャップ岬に向かう。
道端の草原には“はまなす”や“エゾスカシユリ”が咲き、キタキツネが顔を覗かせ、岬近くの市街地で野生の鹿さん達が草を食む光景を見ると、これぞ北海道だと思った。
ノシャップ岬から海に浮かぶように見える利尻富士。残念ながら雲に覆われその姿は見られない。日本最北端の地“宗谷
岬”に向かうとコロナ禍でも多くのライダーや観光客がおり、さすが人気の観光地だ。 |
ノシャップ岬。波静かな日本海に 江尻富士は望めません。 |
やって来ました日本最北端の 宗谷岬です。 |
宗谷丘陵フットパス。歩き始めは 草原の鹿さん達とのにらめっこ。 |
牧場内で後をつけてくれた宗谷黒牛。 人懐こい牛さんともお別れ。 |
フットパス最後の白い道。ようやく 利尻富士のお出ましです。 |
高台の稚内公園にはアルメリアの 花が咲き、見晴らしは最高です。 |
天 候 曇⇒晴 稚内の宿から
宗谷ヒストリーロード(R238)にて宗谷岬を経由し猿払公園に向かう。道の左側の海は寒流のオホーツク海。
冷たく湿った空気が漂うのか霧(ガス)が発生しており、他の車は殆どなく原生林から鹿が飛び出してくる。
これが最果ての風景なのか。猿払公園を経由し雄大な牧草帯に囲まれたモケウニ沼に向かう。モケウニ沼では熊が目撃されたとの情報があり、
沼までの木立の細道では鈴を鳴らし、大声を出しつつ進み、沼近くの草地では咲き始めた可憐な花々を見つけ楽しんだ。車は浜頓別町のベニヤ原生花園に向かった。
ベニヤ原生花園は海に近い場所に整備された原生の花園で1周90分コースの一部を歩き、はまなす、エゾニュウが咲き、名残りを残すスズランも見つけ自然を満喫できた。
車は更に10月にはコハクチョウが飛来するクッチャロ湖に向かいウグイスの囀るダテカンバの遊歩道を歩き、
浅茅野団地の牧草地の一直線の道路“エサヌカ線”(2ケのクランク部を含む16qの直線道路)で逃げ水等見つけ感動した。
稚内空港の近くにて地元の方にメヌマ自然公園まで道案内して頂き、飛行機の時間の許す範囲で公園の遊歩道を散策し空港に向かった。 |
オホーツク海沿岸の猿払公園 は曇りで肌寒い。 |
熊目撃情報有りのモケウニ沼も 鈴を鳴らしての散策です。 |
はまなす等多くの花が咲いていた 広大なベニヤ原生花園 |
白鳥が飛来するクッチャロ湖の “文芸の道”を散策しました。 |
牧草地の中の数kmの直線道路。 やはり北海道は広い。 |
飛行機の出発時間とにらめっこして メヌマ自然公園の散策です。 |