NO.1416 歴史の道ハイク⑱ 旧東海道 島田宿~日坂宿を歩く
期   日:2018年5月24日(木)~25日(金)
天   候:晴れ(両日)
参 加 者 :10名
費   用:約18000円(宿泊代込)

コース: 
1日目:東京(8:03)=(新幹線)=静岡=(在来線)=JR島田(9:48)=(タクシー)=蓬莱橋(10:10)-(散策)
    -蓬莱橋(11:00)-昼食@市内食堂(12:10)-島田宿―大井川―大井川公園前(14:42)=(バス)
    =金谷駅(15:14)=(在来線)=JR掛川(15:28)―(ホテル)・掛川城―ホテル  
2日目:JR掛川(7:51)=(在来線)=JR金谷(8:06)ー 金谷坂(8:40)-小夜の中山(9:50)-久延寺(10:20)
    -一里塚―日坂宿(11:20)-(昼食)-事任八幡宮(12:22)=(掛川バス)=JR掛川(13:00)=(新幹線)
    =東京(14:47)
      
 今回は旧東海道の島田宿(23次)から金谷宿を経て日坂宿に至る約11kmの街道散策と関連建築物を見学する2日間の歴史の道ハイクであった。徳川幕府は江戸防衛の為大井川に架橋や渡船を許さず、流れが急な大井川を渡るには川越人足の助けが必要であった。大雨にて川が1.4m以上の深さに増水すると川越は禁止(川留め)となり、大井川の両対面に存在する両宿場(島田、金谷)は川明を待つ 人々で賑わったとの事。蓬莱橋を往復し大井川の広大さを実感し、島田宿の街並みや当時の制度(問屋場、枓形、御陣屋・・・)川越人足の様子の案内版、展示品等を通して当時を知る貴重な体験をした。大井川河口に広がる広大な面積を有する牧の原台地。明治初期には旧幕臣、川越人足等による茶畑の開墾が進み日本一の製茶地帯となっている。金谷宿から日坂宿に至る牧の原台地の茶畑を歩き、開墾された茶畑の広大さを実感すると共に、茶畑農家の方のお話からここでも後継者に悩んでおられる事を知る。当時の歴史に詳しいリーダーの説明にて知識の点が線となり、旧東海道を更に歩きたくなる。
 (1日目の旅)
 東京駅に集合した10人はこだま号自由席に乗り込み静岡経由島田駅まで話を弾ませる。JR島田駅から蓬莱橋へはタクシーに分乗し移動。世界一長い木造歩道橋としてギネス登録されている蓬莱橋は通行するには有料で島田市の観光名所との事。大井川の増水時に橋が流されないかと心配しつつ往復する。市内食堂で早々に昼食を頂き、島田宿を大井川の川越え箇所に向かう。整然とした街並みに多く 存在する旧東海道の案内版、展示品をリーダーから説明して頂く。金谷駅に向かうバス便も1本/時間と少なく、予想以上の暑さを避けコンビニにて時を過ごす。掛川のホテルに荷物を預け、掛川城に向かう。山内一豊が建造した真っ白な外容の天守閣や書院造りの広々とした御殿の展示品を見学し、当時の生活を偲んだ。ホテルにてチエックイン後夕食は新鮮な駿河湾の海の幸の料理を全員で頂き、お酒や会話も弾んだ。ホテルへの帰路ライトアップされた掛川城は黒闇の中白く美しく輝いていた。
 (2日目の旅)
 予定より早い電車にて金谷駅に向かう。金谷宿からの登り坂は大井川の石を村人が引きつめた石畳の路を登る。所々に存在する案内板の説明がリーダーからあり、暫しの休憩タイムとなる。薄曇りの為か昨日の暑さはなく、きつい登り坂も苦にならず眼下にはお茶畑が広がる。小夜の中山近傍にて集合写真を1枚。久延寺に参拝後、難所と言われた急な坂道を一気に日坂宿に下る。バス待ちの間に美味しいと有名なパン屋さんのパンを昼食に頂く。予定より3時間早く東京に着き有志にて下山講で楽しく盛り上る。今回の歴史の道ハイクを企画されたリーダー並びに感動を共にされたメンバーに感謝致します。

(O  記)



蓬莱橋(897m):世界一長い木造歩道橋(ギネス認定)


蓬莱橋を歩き大井川の雄大さを実感する。


島田宿案内板にて宿構成、当時の営みを伺う


大井川の川越人足(人形)との背比べ@人足番宿にて

川越箇所:中央中洲の後方にも大井川は広がる。


桜並木の木陰を大井川公園前バス停に向かう

掛川城御殿にて (後方にうっすらと掛川城が・・・)

夕日に映える掛川城天守閣(山内一豊 建造)

金谷坂の石畳の上りは続く

小夜の中山の茶畑を背景にポーズ

牧の原台地の広大な茶畑を眼下に歩く(一里塚近傍)

小夜の中山峠の急な坂道を下り日坂宿に到着

ライトアップに浮かぶ掛川城天守閣

 番小屋で客待ちの川越人足

日坂宿本陣跡